ふと思い立って、プチ冒険

私は鉄子ではなく、地図子です

地図子、多摩川を歩く -18 川崎編:多摩水道橋から二子橋まで-

もう11月も終わってしまいますね、地図子です!
2021年、歩き足りていないところはありませんか??
12月のうちに歩き足りていないところに行っておきましょう♪

 

本日も川崎市での多摩川を歩く、です!
今回は多摩水道橋(B地点)から二子橋(C地点)の5km超を歩きます。
歴史が詰まった区間なので、楽しみにしながられっつごー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎市のシンボル、二ヶ領用水!

 

多摩水道橋を越えると、まずは小田急線の高架下に出ます。
この辺りは昔は古い建物があって猫がいたのですが、開発されて皆どこかへ・・・
川沿いにはFUGLEN COFFEE ROASTERSなどオシャレカフェができて、どんどん変わります。

 

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2015年頃は小屋の周りに猫ちゃんがたくさんいました。

 

この区間のポイントといえば、二ヶ領用水宿河原堰堤
ここから多摩川の水を取って、川崎市の中で大動脈のように水を運びます。
11月はちょうどゲート修繕のため水を減らしていて、いつもと違う風景が見られます。

 

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10月末の、水がたっぷりな二ヶ領用水宿河原堰堤付近。

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11月中旬のときは水は減らされ、周りの草もすっかり冬仕様に。


二ヶ領用水のこの辺りは春の桜もとてもオススメです。

 

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宿河原堰堤の隣には二ヶ領せせらぎ館があります。
中には多摩川流域の地図がたくさんあったり、川の生き物が飼われていたりします。
たまずんというなまずをマスコットにした缶バッジも置いています。

 

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お隣には船島稲荷大明神が鎮座しています。
川沿いの森のようになっていますが、説明を読むと水害で境内を移したこともあるようですね。
ここは堰堤と井戸ポンプを同時に眺めることができる夢のような場所でもあります。

 

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砂利運搬の引き込み線

 

地図子はそのまま川ギリギリの獣道を歩いていきます。
ススキがぼうぼうに生えていて、季節はすっかり秋。
そういえば堤防に戻りたいな、と思うと、誰かが道を切り拓いた跡が・・・

 

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堤防に戻って見たかったものというと・・・
地図で宿河原駅多摩川を見ると、間にカーブした道があります。

 

 

これは多摩川を歩くで度々話題になる、多摩川から砂利を運搬した線路跡です。
多摩川の砂利を鉄道で宿河原駅まで運び、そこから南武線に載せていました。
せっかくなので、砂利の気分を擬似体験してみます。

 

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荷馬車がゴトゴト 砂利を乗せて行く〜♪

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カーブが多すぎて、歩きだとあまり分かりません。

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不自然な場所に建てられたエレベーター。ここで南武線に合流します。


砂利の気分で南武線の線路に出てきました。
レールは見つかりませんでしたが、エレベーターは線路跡の位置に建っています。
たまには歴史を追うために寄り道するのも面白いですね。

 

 

 

二子の三業地へ

 

東名高速の下をくぐって、宇奈根の方に出てきました。
この辺りには宇奈根の渡しがあり、両岸に宇奈根の町名が残っています。
宇奈根の絆を示すように、脚がレンガ造りの電波塔川崎市側にも建っていました。


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生活圏が小田急線から東急線に移ってきました。
多摩川からだと二子玉川(右のビル)と用賀(左の建物)の距離も見渡せます。
久しぶりに平瀬川ともこんにちはです。

 

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昔の二子の渡し、今の東急田園都市線大井町線まで出てきました。
川崎市側の二子新地は過去に三業地で、未だに迷路のような町割りです。
時間がある方は二子神社や料亭「やよい」の建物を訪れることをオススメします。


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今回の多摩川を歩く、はここまでになります。
多摩川を切っても切り離せない二ヶ領用水、砂利運搬、双子地名など盛り沢山でした!
最近は川沿いのカフェも多いので、疲れたら是非一服してみてください。

 

皆さんも川崎市多摩川の歴史を体感してみては?♡♡

 

 

 

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*お知らせ*

2022年1月29日〜30日にgallery yururiで個展を開きます!
写真展示・ZINE販売・みんなの井戸ポンプ掲示板を行う予定です。
皆さんのご来場をお待ちしています♡

 

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