皆さんこんばんは、地図子です!
なかなかスカッと晴れる日がないうちに、もう梅雨入りするんでしょうか?
今年は天気の移ろいが早く、あっという間に夏も終わってしまいそうです。
さて、今回も多摩川を歩く、の続きです!
前回の府中四谷橋(E地点)から2本線路を越えて多摩川原橋(F地点)まで向かいます。
主に府中市、そしてちょろっと調布市をのんびりと歩きに、れっつごー!
南多摩水再生センターを横目に歩く
さて、地図子、多摩川を歩く -9 日野橋から府中四谷橋まで- では『ふと思い立って、プチ冒険』にも載っている謎のタワーを横目に歩いていました。
府中四谷橋を越えると見えなくなってしまうのですが、まずは対岸の京王線聖蹟桜ヶ丘駅近辺の街を眺めながら歩きます。
この辺りではちょうど今関戸橋旧橋を撤去中だったため、河原の中を少し迂回しながらどんどん進んでいきます。
何回も多摩川を歩いている地図子ですが、府中市で発見したものが・・・
多摩川の渡しの石碑(大量)です!
地図子が発見したのは4つなのですが、中河原渡しだけ説明はなし。
他については一の宮渡しが1937年の関戸橋開通まで、是政渡しが1941年の是政橋開通まで、押立渡しも是政橋や1935年の多摩川原橋開通までが華だったようです。
橋ではなく、舟での渡しが最盛期だった頃の多摩川、覗いてみたいですね。
聖蹟桜ヶ丘の街を過ぎると、右岸川は丘になります。
ここはまだ住宅を開発できるような丘ではなく、かなり自然豊か。
多摩ニュータウンの下水を処理する 南多摩水再生センター が唯一建っています。
是政橋を目指して歩く
南多摩水再生センターの正面では府中多摩川かぜのみちが直角に曲がっています。
その直角の隙間から、ちょうど次の目的の橋である是政橋がチラリ!
直角のところからは、府中市に数ある用水路の1つである新田川が放水されていました。
心の川崎市民としては胸熱スポットなJR南武線。
散々多摩川に並走してきたJR南武線が、南多摩駅と府中本町駅の間でついに渡ってしまいます。
ようやく是政橋に到着です。
是政橋のすぐ近くには西武多摩川線の是政駅があり、地図子はようやくランチ。
すぐ反対岸に南武線の南多摩駅があるので、もっと乗り換えが便利だといいのに・・・
この西武多摩川線ですが、当初は多摩川からの砂利を運搬するために造られました。
そもそも南武線自体も多摩川砂利採取のための路線で、先の中野島や宿河原では砂利採取場への引き込み線もあったそうです。
そしてなんと第二次世界大戦前まではJR南武線に「是政多摩川」駅があったとのこと!
これがまだ残っていたら南武線から中央線まで出やすかったのに!
砂利採取に注目すると、多摩川の違う繁栄と衰退が見えてきますね。
よみうりランドを横目に歩く
是政橋を過ぎるとやっと見えてくるのがよみうりランドのアトラクションです。
よみうりランドが開園したのが1964年のようなので、割と最近の風景の変化ですね。
左岸には多摩川緑地があり、子どもたちの楽しい遊び場になっています。
小柳町運動広場の下に、北多摩一号水再生センターが設置されています。
先ほどの南多摩水再生センターとも連絡管で繋がり、バックアップ体制が整っています。
処理水が北多摩一号水門が多摩川に注いでいます。
今回のゴールが近づいて、府中市とおさらばし調布市に入ってきました。
この辺りから川が浅く、水を浴びて遊んでいる家族連れが多かったです。
後ろには相変わらずよみうりランドの観覧車が見えます。
ようやくゴールの多摩川原橋(E地点)に到着です。
「たまがわ げんばし」かと思いきや、「たま がわらばし」と切り方が違いました。
そして6連アーチの橋かと思いきや、こちらもアーチなのは多摩川原水道橋で、橋は普通の橋です。
次ここを通るときは読み方とアーチについてドヤりながら説明してみてください。
今回の多摩川を歩く、はここまでになります!
今回は緑道・渡しなど様々な歴史を残している府中市が面白かったです。
もし是政多摩川駅を残してくれたら、地図子の多摩川散策はもっとダイナミックだったかも・・・!
そろそろ川崎市エリアにも入ってくるので、それも楽しみです♪
皆さんも緑道や渡しを歩いて、府中の多摩川の歴史を感じてみては?♡♡
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