皆さんこんばんは、地図子です!
6月に入ってからの方が、5月より天気が良いですね。
天気が良い日はもちろん、多摩川でリフレッシュしちゃいましょう〜!
今回の多摩川を歩く、は多摩水道橋(G地点)から二子橋(H地点)までです。
この区間で多摩川右岸が23区になるので、ここまでを中流域としています。
小田急線ー田園都市線ー東横線区間はそれぞれ5kmずつくらいあり、お散歩に打ってつけです。
それではれっつごー!
二ヶ領宿河原堰堤と狛江水辺の楽校
多摩水道橋を越えるとまず現れるのが小田急線です!
一番古くまで残っていた登戸の渡しの付近なので、まだボートがあります。
狛江市はここも工事中で、そろそろ堤防道路が完成するようです。
今度は二ヶ領宿河原堰に出てきました。
こちらも1927年に神奈川県が平瀬川や三沢川の改修事業と一緒にコンクリート化を計画しましたが、下流に六郷用水の取水や浄水場を持つ東京都と争っています。
また、コンクリート化したことで1974年の台風16号が狛江市側に甚大な洪水をもたらしました。
今回は工事中でしたが、東京側には多摩川決壊の碑が設置されています。
自然災害の教訓からか、この辺りは堤防がとても高いです。
そして狛江市側の川辺はまるで森のようで、カワセミも飛び回っていました。
現在は狛江水辺の楽校として子どもたちの自然学習に利用されているようです。
世田谷区の凸凹サイクリングロード
一部車と一緒に川沿いを並走し、いよいよ世田谷区のサイクリングロードに入ります。
府中市や調布市では自転車の人がたくさんいましたが、世田谷区は少ない!
みんな二子玉川のカフェなどでのんびりしているのでしょうか・・・(偏見)
この辺りは両側に宇奈根という地名が残り、昔は宇奈根の渡しがありました。
今は宇奈根渡し場道公園という名前と、本来の位置より下流に看板が残っています。
少し順番は前後しますが、世田谷区のサイクリングロードは凸凹です。
スピードを落とすためにこうなっているのかと思いきや、よく読むと「上水道のための取水」と書いてあります。
そうなのです、ここが荒玉水道のスタート地点になります。
ここから荒川に向けて歩いたのかと思うと、改めて気が遠くなりますね・・・
荒玉水道以外にも水道施設に繋がる水道管がいくつか埋まっているようです。
兵庫橋でまさかの・・・
だいぶ二子橋が近づいてきて、東京側はグラウンドが増えてきました。
その中でも地図子オススメなのは、せたがや水辺の楽校はらっぱ。
子どもたちが自然と触れ合える場ですが、なんと井戸ポンプとも触れ合える!
この日も泥団子ガチ勢の子どもたちが一生懸命遊んでいました。
そしてさらに二子橋に近づくと、どちらかというとまったりしている大人が増えます。
多摩川と野川の合流地点にヌッと現れるのが、兵庫島公園です。
兵庫島はどんな洪水でも流されずに残ったということで有名ですが、大雨のときはどっぷり水に浸かります。
大雨の兵庫島を観たい方は、ライブカメラを活用しましょう。
東急田園都市線二子玉川駅へは兵庫橋を渡ってすぐなのですが、なんと通行止め!
近年の台風などで兵庫橋も多大な被害を追っているので、修復が必要なのでしょう。
(台風前はこの辺りのグラウンドで出店などもありましたが、最近はなくなってしまいましたね・・・)
やっと帰れるかと思ったのに、コヤマドライビングスクールの方まで迂回しました。
せっせと迂回して多摩堤通りから帰ってきたことで、見れたもの。
多摩堤通りには多摩川の旧堤が残っているのが確認できます。
ただし、多くのマンションが建っているのはその奥なので、旧堤と多摩川の間です。
この区間は2019年の台風19号のときに浸水したことでも話題になりました。
旧堤の中には堤防はないので、まあ浸水するよね・・・
地図子も川は大好きですが、川と共存するのは本当に難しいものです。
今回の多摩川を歩く、はここまでになります!
23区に近づくにつれて、多摩川沿いの住宅街も多くなってきました。
そうするとやはり洪水の被害や対策とは切っても切り離せないものです。
川を眺めながら、癒しだけでなくどんな危険があるかについても考えるといいですね。
皆さんも多摩川と周辺の住民の様々な歴史に想いを馳せてみては?♡♡
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*ここまでの多摩川を歩く*