みなさんこんばんは、地図子です!
2023年の後半は名古屋を冒険することになりましたが、まだまだ冒険シリーズです!
今回は最近まで歩いていた堀川を・・・クルーズしようという企画です。
今までも日本橋川・神田川・隅田川や、ボストンのチャールズ川をクルーズしました。
普段は川沿いを歩くことが多いですが、水からの景色はまた違って楽しい!
堀川クルーズでは案内も聞きながら新たな堀川を見つけたいと思います。
れっつごー!
堀川クルーズ
さて、堀川クルーズの発着場所に到着しました。
堀川クルーズは2023年分は終了してしまったのですが、主に土日に運行しています。
納屋橋からの片道、朝日橋からの片道、往復のコースがあります。
地図子は今回伏見駅近くの納屋橋から北上するコースに乗ってみました。
名古屋出身のガイドの方が堀川の水質や名古屋飯について話しながらのスタートです。
船着場から初めに見えるのは納屋橋です。
納屋橋には堀川の開削に携わった福島正則の家紋が入っています。
水面から見ると護岸が思ったより深くて、開削の大変さを感じます。
地下鉄東山線が地下を通る錦橋を越えると、工事用の通路が現れます。
堀川は今も綺麗な護岸になるように整備中とのこと。
整備中の今だからこそ見れる景色が広がっています。
伝馬橋と桜橋を越えます。
伝馬橋は東京の小伝馬町などにあるように馬の乗り継ぎスポットだったそう。
本来はこちらがメインルートだったみたいです。
一方で、今は地下に桜通線が通っている、桜橋の方が人や車が多いです。
桜橋には桜の木はなく、桜天神が近くにあったことが名称の由来だそうです。
その後も堀川の名所の橋を色々と潜っていきます。
大正6年に造られ、一番長い歴史を持って堀川の通行者を支える中橋。
徳川家康が清州越しのときに清洲から持ってきたと言われる五条橋。
近くに外堀に造られた名鉄瀬戸線堀川駅の痕跡が残る景雲橋。
今まで川沿いの風景がどんなふうに移ろっていったのか想像することができます。
小塩橋、巾下橋を経て、最後は朝日橋近くの船着場でゴールです。
観光する方はここから名古屋城を見学するのがオススメルートです。
名古屋城と堀川の近さを感じることができるのではないかと思います。
中川運河クルーズ
今回の地図子ブログはここで終わ・・・らず!
同じ日に船を乗ってきた堀川区間を逆走し、中川運河クルーズにも乗ってきました!
こちらはブラタモリの名古屋編でタモリさんも乗られたクルーズです。
中川運河は堀川が混雑したため、1932年に完成した運河です。
笈瀬川・中川という自然河川の地形を活用して造られています。
こちらはあおなみ線のささしまライブ駅近くから乗船することができます。
中川運河をクルーズすると感じるのは・・・とにかく倉庫や工場が多いことです。
堀川は江戸の生活を支えるために造られましたが、中川運河は工業の香りを感じます。
運河沿いには井戸ポンプを造る東邦工業さんの工場もあります。
ずっと低地を流れているため、この区間はとても穏やかです。
大量の鳥がリラックスしていたところを、船で邪魔してしまいました。
さてここからが中川運河クルーズの醍醐味です。
中川運河の松重閘門で、水位が異なるエリアを行き来する体験をします。
閘門の扉が閉まると、水が一気に流れ込んできます。
中川運河は0.4mほどでしたが、海の水位に合わせるため1.0m近くまで上がりました。
こうして堀川の下流にもあった名古屋港の近くに出てきます。
中川クルーズは一度このガーデンふ頭で乗り換えになります。
いよいよここから海へ出て行きます。
ガーデンふ頭駅から終点の金城ふ頭を目指します。
もう海なので、先ほどの運河よりは波がある感じです。
海では10号地灯台という、大波で壊れてしまった灯台を見たり・・・
伊勢湾自動車道が通る名港中央大橋の下を潜ったりします。
このまま西へ進むと愛知県唯一の村である飛鳥村、そして三重県に到着します。
船でも行けたら楽しそうです。
そしてついに金城ふ頭駅に到着しました!
東京でいうとお台場を思い出すような埋立地の雰囲気です。
金城ふ頭駅にあるものといえば・・・
リニア・鉄道館!
私は鉄子ではなく地図子ですが、見てきました。
子ども用のアクティビティが充実していて家族連れが多い印象でした。
新幹線の歴史やリニアの想定ルートなどを見るのが勉強になりました。
今回の堀川クルーズ&中川クルーズシリーズはここまでになります!
やはりクルーズに乗ると、地上で川沿いを歩くのとは違った楽しみがあります。
堀川は現在進行形で護岸や水質が発展している様子を見ることができました。
中川クルーズは穏やかな工場地帯とエキサイティングな港が同居していました。
名古屋の地形も歴史もどちらも体験することができますね!
みなさんも名古屋に来たらぜひクルーズに乗ってみては?♡♡
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