皆さんこんばんは、地図子です。
せっかく名古屋にいるので、ここから怒涛の名古屋近辺の川巡りが始まります。
天満緑道、堀川に続いて紹介するのはどこでしょう?
名古屋の街自体は高台の上にあり、大きな川を探すのは少し難しくなっています。
西の濃尾平野の方に木曽三川(揖斐川、長良川、木曽川)が集中していますもんね。
そんな高台の上から今回紹介するのは・・・
山崎川です!
山崎川は名古屋市千種区、昭和区、瑞穂区、南区、港区を流れる14kmほどの川です。名古屋市からも「ガイドマップ山崎川の水の環」で紹介されています。
今回は水源がある平和公園(A、B地点)から檀渓橋(F地点)までを紹介します。
春になると桜が綺麗とのことですが、この度冬に回ってしまいました。
春の桜をイメージしながら、れっつごー!
海のような猫洞ヶ池
最初に水源地帯として訪れたのは、平和公園です。
平和公園は名古屋の井戸ポンプ事情で井戸ポンプパラダイスとして紹介しました。
まさかここが水源地帯でもあったなんて・・・!
水源と思われる窪みは平和公園内に三つほどあります。
そのうち、一番長くて、人工的に造られたような窪みを追いました。
平和公園アクアタワーの近く(A地点)から側溝が見られるようになります。
側溝を追っていくと、まず小さな池が現れます。
今は水でなく葉っぱばかりが溜まっていますが、雨が降ったらここに流れそうです。
近くには井戸ポンプも置かれています。
小さい池からさらに水路を辿っていくと、猫洞ヶ池(B地点)に到着しました。
石碑にも山崎川の水源だと書かれていて、以前は上池と下池があったそうです。
最近雨が少ないからか、思ったより猫洞ヶ池の水不足が深刻でした。
せっかくなので猫洞ヶ池を反時計回りに一周します。
池の北側には森の中を通る道があり、ちょっとしたハイキング気分が味わえます。
森の中から見る猫洞ヶ池はまるで海のようでした。
暗渠は猫の通り道!?
猫洞ヶ池の西側から、徐々に池の外周を離れていきます。
西側を見やると、猫洞ヶ池がかなり高いところに位置していることが分かります。
ここから川の流れへ下っていきます。
この辺りは猫洞通りという名前はついています。
ただ今昔マップを見ながら川跡を辿っても、暗渠らしい痕跡は見つけられません・・・
さすが、すべてを建て替える名古屋です。
また、ここはキャットロード本山商店街という名前もついていました。
猫洞通りから猫を取っているだと思いますが、渋谷のキャットストリートのよう。
本山の五叉路手前にある洋食屋ふらいぱんで早めのお昼をいただきました。
開渠と暗渠のかくれんぼ
東山線本山駅がある五叉路(C地点)に出てきました。
ここでついに・・・
山崎川が開渠になって登場します。
コンクリートで整備されているため、水は深いところを流れています。
やっと川沿いを歩ける・・・と思いきや、また暗渠へ!
西に進み、田代通り3丁目の交差点で北に入ります。
そうすると90°曲がってきた山崎川の開渠に出会うことができます。
ここからは開渠の山崎川を歩いていきます。
鶴舞線の川名駅近くを通ります。
川名には川名公園があるのですが、名古屋では珍しく防災井戸が置いてあります。
「ガイドマップ山崎川の水の環」によると川名駅から湧水が出ているとのこと。
今回は見れなかったですが、今も水が豊富なんですね。
山崎川も日々変化しているようで、護岸とガードレールが整備されていました。
と思いきや、少しローカルな看板もあったりして、面白い川です。
山崎川を歩く前半は、檀渓橋(F地点)までです。
檀渓橋の辺りは尾張名所図絵に載るくらい、風情があった場所のようです。
今はかなり整備されてしまっているので、想像力を働かせるしかありません。
本山や川名など、名古屋の住宅街を流れる山崎川。
下流ではどんな姿を見せてくれるのでしょうか?
引き続き春の桜をイメージしながら歩いていきたいと思います。
みなさんも山崎川の暗渠と開渠を探検してみては?♡♡
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*おまけ*
ヒヤパさん(id:hiyapa)が散歩ビンゴマニアック編を作られたのですが・・・
影響を受けすぎて、常にビンゴのアイテムを探すことが日課になってしまいました。
今回もいくつかユニークなアイテムを見つけましたよ!
【お知らせ】
— 一般社団法人狂気ぶた保護協会 (@kyokibuta) 2023年9月20日
突然ですが散歩ビンゴを作りました! 1度のお散歩で揃わなくてもOK(1度歩いただけで全部揃うならそこは天国😍)、収集備忘録としてもOK、みなさまゆるりとビンゴを作ってみてくださいませ🐖
ちょっとばかし(?)偏りがあるのでタグは #散歩ビンゴマニアック編 にしてみます😇
(代表理事) pic.twitter.com/J2h7PH6GaX
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