ふと思い立って、プチ冒険

私は鉄子ではなく、地図子です

地図子、玉川上水を歩く -9 三鷹駅から暗渠化地点まで-

お散歩楽しんでいますか、地図子です。

地図子は東京西部の多摩地域が大好きなのですが、この辺りを散歩していると、

いったいどこまでが多摩地域なのか?

ということについてよく考えます。

 

多摩川沿いでも二子玉川駅多摩川駅近くは多摩地域と認識されていないので、

多摩川近くの23区外が多摩地域なのでは

というのが地図子仮説です。

 

そういう意味で、今回歩く三鷹・吉祥寺近辺はかなり際どいラインになります。

23区ではないけれど、あまり多摩川には近くないような・・・

でもご安心ください、玉川上水沿いは多摩川を思い出すような原風景ばかりでした。

 

遂に中流地域もラスト!

中流E地点の三鷹駅から、遂に玉川上水の水が地下に消えるF地点までれっつごー!

 

 

 

 

三鷹の森井の頭公園を歩く

 

今回は東西線JR中央線総武線が走る三鷹駅からスタートです。

南口はロータリーがあって、駅から真っ直ぐ道路が伸びていて新しい雰囲気です。

 

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駅の外からホームを覗くと、下に空洞があるところが見えます。

これが線路の下を通る玉川上水です。まさに江戸と近代の技術の交差点!


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そのまま後ろに振り返ると見える欄干は三鷹橋です。

三鷹近辺の玉川上水といえば、「走れメロス」や「人間失格」を書いた

太宰治が愛人と入水自殺したことです。 

近くにはポケモンGOをやっていないと見逃してしまう、

太宰の出身である青森県から持ち運ばれた玉鹿石があり、太宰を偲んでいます。

 

追い詰められた太宰の気持ちになって玉川上水を見下ろしますが、

現在では水がちょろちょろ浅すぎて死にたくても死ねません

どうやら太宰の頃は水の流れも多く速かったそうですね。


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三鷹といえばもう1つの名物が、この可愛い看板です。

ジブリ美術館といえば井の頭恩賜公園の中にあって吉祥寺から行くイメージですが、

公式サイト三鷹駅から玉川上水沿いを歩くことを推奨しています。

チケットは毎月10日に翌1ヶ月分が販売されますが、

観光客ですぐ売り切れになるので、行ってみたい方はご注意を⭐︎


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むらさき橋を越えて萬助橋に辿り着くと目の前に緑の塊が現れました。

ここが実は皆さんお馴染みの井の頭恩賜公園です。

地図子も 地図子、神田川を歩く -1/5 井の頭恩賜公園から中野区境まで-

ブラ地図子 -吉祥寺編- でお世話になっていますが、

吉祥寺駅とは逆方面から入ることはあまりないと思います。

 

「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」という大好きな漫画がありますが、

ここで言いたいのは、

池の周りだけが井の頭恩賜公園だと思ってませんか?

 

 


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「ここ本当に春にドンチャン騒ぎで混みまくる公園と同じ公園?」

と思ってしまうような静かな小道です。

ここだけ今までの玉川上水沿いの緑道の雰囲気をそのまま受け継いでいます。

 

この辺りには松本訓導殉難の碑があり、

1919年に玉川上水に落ちた遠足中の子どもを助けるために

亡くなった松本氏を偲んでいます。

太宰だけではなく、当時は玉川上水に落ちると命に関わったのですね。

 

玉川上水のすぐ横には落とし穴のように落ち葉に紛れている沼もあります。

「小鳥の森」という可愛い名前です。


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吉祥寺の原風景・牟礼地区を愉しむ

 

幸橋で井の頭恩賜公園に別れを告げると、

あまり来ることがない「三鷹市牟礼」に突入しました。

そもそも漢字が読めません。「むれ」と読むそうです。

 

牟礼には戦後三鷹市の人口急増のきっかけになった牟礼団地があったそうですが、

先ほどの「小鳥の森」付近に牟礼分水取水口があるなど、

駅から遠くても住みやすい条件が揃っていたのかもしれません。


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牟礼で注目すべきは玉川上水左岸です。

ちょうど左側が低くなっていて、玉川上水が尾根を流れているのを体感できます。


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井の頭恩賜公園からだいぶ離れましたが、

途中には水道局に管理されている井の頭水源もありました。

井の頭恩賜公園との関係は謎です・・・


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牟礼には調布の国分寺崖線付近に負けない、のどかな風景があったり・・・


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落ち葉が綺麗な公園が残っていたりして、自然豊かな地域でした。


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玉川上水、遂に暗渠化する

 

そんなのどかな景色は人見街道にぶつかる辺りで急に住宅街感が増します。

牟礼を最後に飾る牟礼橋は、新しく舗装されていてまぶしいくらいです。


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玉川上水緑道についての看板も今まで見た中で一番新品のものになり、

気付いたら残す橋は後3つになってしまいました。


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今回の区間の最後のカーブに差し掛かると、目の前には中央自動車道が・・・!


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そして遂に!玉川上水の水は地面の中へ消えていってしまいました!

小平監視所多摩川からの水が入れ替えられたり、

途中で暗渠やホーム下をすり抜けながらも水を流してきた玉川上水でしたが、

この先からは完全に暗渠化されてしまいます。

さらばお水・・・そして水がなくなっても地図子は玉川上水を追えるのか!?


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そんなミステリーとともに今回の玉川上水を歩くはここまでになります。

標高は48mになり、四谷に向けて着実に下がっております。

ラスト3回は遂に下流の暗渠編!

暗渠だからこそ 「ここを通るの!」と思うような場所がたくさんあるので、

次回以降も是非お楽しみに〜♪

 

皆さんも自然豊かな井の頭恩賜公園・牟礼地区を歩いてみては?♡♡

 

 

 

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今までの玉川上水を歩くの記事はこちら:

 

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