お元気ですか、地図子です。
先週の金曜日〜日曜日に地図だらにお立ち寄りいただき、
「国分寺崖線を歩く」をご購入いただいた皆さん、ありがとうございました!
初サインができて、とても嬉しかったです♪
やっぱり紙はいいですね〜!
地図だらでは地図だけでなく、リトルプレスを出版している方のお話もあり、
「60ページ何かマニアックに書けることがあれば何とかなる(する?)」
とのことでした!
来年は60ページの内容を書けるようビッグな挑戦をしていきたいです。
そして
「『国分寺崖線を歩く』を印刷版でほしいけど平井までは行けなかった!」
と思われた方向けにZINE用のBASEを立ち上げました!
現品限りとなりますので、散歩のお供に是非ご検討ください♪
さて、玉川上水を歩くも細々と書いていたら10回目になりましたが、
遂に前回玉川上水が地下に潜ったため、ここからは暗渠区間の下流を歩きます。
歩いて思ったのは、「ここ玉川上水だったんだ!」という道が
富士見ヶ丘駅から四谷三丁目駅にかけて多くあったということです。
今回は下流A地点の暗渠化地点からB地点の玉川上水公園まで歩きます。
見えない玉川上水を探る
玉川上水が見えなくなったあの日。
地図子はこの先どう生きていこうかと思案していました。
それもそのはず、消えた玉川上水の前にたちはだかったのは中央自動車道です。
玉川上水がこの辺りを流れている姿があまりにも想像できないため、
ここで登場、3Dカシミール!
有料版にしたため1961年の空中写真を使いながら進むと、
始めはどちらかというと右岸よりに流れていたようです。
右岸側を歩くと、玉川上水沿いの道を彷彿させる謎の荒地スペースがあります。
歩いているとどんどん右岸から離れていく気がしたので、
途中で歩道橋を渡って左岸を歩いてみます。
地図子が歩いたルートと1961年の空中写真を合わせるとこの通り。
歩道橋の幅(=中央自動車道)が玉川上水の幅より広いことが分かります。
昔はここに玉川上水の水がキラキラと流れていたのでしょう。
日の目を見ない状態の玉川上水らしきスペースがありました。
日本橋もそうですが、高速道路の下で日の目を見ないスペースに哀愁を感じます。
玉川上水で遊ぶ
上北沢駅交差点から玉川上水が玉川上水第二公園という形で復活します!
こんな水が流れていないところで玉川上水の石碑を確認できると安心します。
公園は玉川上水を埋め立てた部分が堤防のように盛り上がっています。
安定のアートな杉並区なので、置いてあるカメやアシカがとても可愛い。
泉から井戸への流れを表現したオブジェもありましたが、空堀でした。
あの川とあの大学・・・
玉川上水から左岸の方を見ていると、
やはり高いところを流れていることが確認できます。
そしてこの真っ直ぐな下り坂は荒玉水道だそうです。
多摩川の水を世田谷区砧から板橋区大谷口、ひいては荒川まで送水しようと
造られたようなのでいつかこちらも歩いてみたいです。
この辺りは玉川上水第三公園なのですが、空堀を上手く活かしていて、
小菊橋もレトロで可愛ければ、玉川上水らしい自然も楽しむことができます。
遊具も水道を意識したジャングルジムや船のオブジェなどがあります。
まだまだ高いところを通る玉川上水。
この道も下り坂なので少し寄り道してみると・・・
ほぼ2年ぶりの神田川!
下高井戸駅入口交差点辺りで両者が最も近付きます。
今回も43kmありますが、
地図子、神田川を歩く -1/5 井の頭恩賜公園から中野区境まで- のときも
25kmあったと思うと、毎度毎度何をしているんだろう・・・
玉川上水永泉寺緑地に差し掛かると玉川上水がまた中央自動車道と被ります。
この駐車場、そして緑のスペースが玉川上水跡にあたります。
高台の下には築地本願寺和田堀廟所のお墓が広がっています。
玉川上水が中央自動車道から外れるように蛇行するところに現れるのが、
明治大学です。
中央自動車道を越える歩道橋を渡りますが、
その直後に明大橋で玉川上水も越えていたとは・・・!
明治大学前の駐輪場が玉川上水の名残で、導水管も残っています。
と思いきや、その下を京王井の頭線の線路が通っているので、
昔水が流れていたと考えるとなんとも不思議な光景です。
公園には久左衛門橋と小さい水門があり、玉川上水であることを主張しています。
今回の玉川上水を歩くはここまでになります。
ずっと高いところを歩いていましたが、玉川上水公園で標高は46mになりました。
次回は玉川上水がどこか全然分からない場所もあれば、
流れが復活する場所もあるかも・・・?
皆さんも玉川上水の跡で楽しく遊具で遊んでみませんか?♡♡
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今までの玉川上水を歩くの記事はこちら: