ふと思い立って、プチ冒険

私は鉄子ではなく、地図子です

地図子、玉川上水を歩く -5 玉川上水駅から小川用水との分岐まで-

お元気ですか、地図子です!

玉川上水を43km歩くうちに、東京の水を巡る旅として、

ここを一緒に歩いてくれる外国人観光客はいないかな〜と思い始めました。

もちろん43km全部は難しいので、場所はピックアップするのですが、

その中のオススメが1つ今回の記事の中にあるのです!

 

場所は中流のA地点玉川上水駅からB地点小川用水との分岐の間です。

今まで玉川上水を歩いたことがない方も、ここを起点とする散歩ルートを是非!

 

 

 

 

 

多摩川の水が消える!?

 

さて、国分寺崖線を歩くでもおなじみの、

西武拝島線多摩都市モノレール玉川上水駅からスタートです。

この辺りにはあまりお店もなく、住民の方が秋の緑を静かに楽しんでいる雰囲気です。

 

国分寺崖線を歩く

国分寺崖線を歩く

 

 

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玉川上水駅からほんの400m下ったところに何やら水が溜まっています。

かなり頑丈に囲われているので、柵越しに水の溜まり場を見てみると・・・


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ここは小平監視所で、なんと今まで多摩川から流れていた水は、

ここでゴミを取り除いた後、地下の導水路を通って東村山浄水場まで行くそうです。

玉川上水概略図を見ると、東京を支えるために水が色々な場所へ運ばれています。

せっかく羽村から追ってきた水とはここでお別れですが、

ここまでは現役の上水路として機能していると思うと、偉大な建築物です。

 

近くにはこの先で分岐して埼玉県新座市の平林寺を通り、

最終的に志木市新河岸川に合流する野火止用水についての看板も置かれていました。

 

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上水小橋での清流の復活

 

多摩川からの水が東村山浄水場に向かってしまった今、玉川上水空堀なの・・・?

そんなことはないはず!と進んでいくと、「清流の復活」との看板が!

よく読むと、ここからは昭島市多摩川上流処理場からの再生水が流れています。

 

この看板は 地図子、呑川を歩く -2/2 開渠地点から旧呑川河口まで- で

呑川の水が実は暗渠からの水ではなく、

神田川沿いの落合水再生センターから運ばれていたときと同じでした。

人間関係や社会構造だけではなく、水の流れも複雑な現代です。


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この大きな「清流の復活」の石碑の目の前に小さな階段があります。

そこを下っていくと・・・


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上水小橋という実際に多摩川上流処理場からの水が直に見れるスポットに出ます。

玉川上水の水を触ることができる数ヶ所の中で一番水量が多いのでとても貴重です。

何か嫌なことがあったら、ここで水に流すのが一番かも!

(ゴミは流さないでね!)

 

 

 

最高の休憩スポット

 

玉川上水を歩くのは楽しいですが、43km歩くのはとても疲れます。

ここまで約13km。やっと全行程の1/3といったところです。

そんなときに玉川上水の左岸を歩いていると現れるのがこの風景です。


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大きな白い煙突が目印!


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なんと玉川上水駅から1kmの距離に、「こもれびの足湯」があります!

足が疲れてきた身としてはそれだけでも嬉しいのですが、こちらなんと無料!

わくわくしながら靴下を脱いで、足を熱いお湯に入れます。


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おお〜気持ちいい〜!


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なぜここの足湯があるのかというのにもカラクリがありまして、

実は先ほどの白い煙突はごみ焼却場のものなのです。

焼却するときの余熱を使ってこの足湯を温めているそうです。

川歩き好きには本当にありがたいので、どの川にもほしい施設でした。

是非靴下を履いて、まくりあげられる服を着て、足湯に浸かってみてください!

 

 

 

小川用水との分岐

 

足湯パワーで足がポカポカしてきたところで進むと、

左岸には別の用水が現れるようになりました。


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玉川上水に並行するように流れ始めたのが小川用水で、

この辺りから両岸が小平市となり、用水が増えてきました。

小川用水は小平市の幹線のようです。

 

www.city.kodaira.tokyo.jp


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緑道の緑が深まってきたところで今回の玉川上水を歩く、は終了です!

玉川上水駅近辺は上流としての多摩川の水が終わってしまいましたが、

上水小橋で水面を間近で見れたり、足湯に浸かれたりと楽しい場所でした。

ここでは標高95mとなり、少しずつ下がってきています。

次回は小平市を横断するので、お楽しみに〜!

 

皆さんもお散歩に疲れたら、足湯に浸かってみてはいかがですか?♡♡

 

 

 

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今までの玉川上水を歩くの記事はこちら:

 

chizuchizuko.hatenablog.com

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