ふと思い立って、プチ冒険

私は鉄子ではなく、地図子です

地図子、玉川上水を歩く -12 山手通りから四谷大木戸跡まで-

水曜日ですね、地図子です。

いよいよ玉川上水を歩く、はクライマックス!

今回は新宿エリアの山手通りから新宿駅を通り過ぎ、

新宿御苑を横目に見ながらゴールの四谷大木戸跡まで歩きます。

43kmの旅、最後にはどんな景色が待ち受けているのでしょうか、れっつごー!

 

 

 

 

高層ビルの荒波を渡る

 

思い返せば玉川上水のスタートはこんなのどかな景色でしたが・・・

 

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40kmを歩き通す中で多摩川の水は消え、人工物はどんどん建ち並び、

最後にはこの高層ビルと欄干が混ざり合う独特な風景に変化しました。

高いビルに囲まれてなかなか日の目を見ない玉川上水を追います。

 

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たまに玉川上水跡が突然途切れて駐車場になったりしますが・・・


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また玉川上水旧水路代々木緑道になって上を歩けるようになります。

通気口からは下を通る京王線の音がゴーゴー聞こえてきます。

ここまで来るともうすぐ新宿エリアです。


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新宿西口〜南口エリアを横断する

 

遂に文化学園大学の前の広い歩道に出てきました。

ここまで来ると新宿駅が徒歩圏内になり、

何かの用事で歩いたことがある人も多いのでしょうか。

そんな人通りが多い中にもひっそりと橋についての石碑が残されています。


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もう1つ分かりやすいのが、この玉川上水の記です。

玉川上水の煉瓦造りの暗渠をモチーフとして造られています。

ここをくぐっていたカップルが数組いましたが、

東京の発展を支えた玉川上水の跡だとはゆめにも思っていないことでしょう・・・


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この辺りから玉川上水を追えるのか怪しくなってきますが、

代々木二丁目あおい公園の延長にある道路をうろうろしていたところ、

こんな石碑を発見しました・・・!

 

この延長道路はあおい通りという名前らしく、以前は橋が架かっていたようです。

新宿駅から近くにあるのに、この道路はほとんど歩いたことなく、

エアーポケットのような道路です。


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その道路も遂にはこの東京南新宿ビルディングで行き止まりになりました。

玉川上水はビルの下、ひいてはJRの線路のどこかに吸い込まれてしまうのです。


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地図子は一度諦めてJR新宿駅南口前を歩きます。

後日調べてみたところ、以前のすぎなみ「道草のススメ」で

玉川上水が取り上げられいた形跡を発見しました。

 

こちらのブログによるとJR線のホームから新宿駅南口に上がる際の

謎の地下空間を玉川上水が通っているのではないかとのこと。

確かに学生の頃から高島屋タイムズスクエア紀伊国屋書店に向かう際に、

南口からJR線はなぜこんなにも離れているのか?と気になっていましたが、

玉川上水が原因の可能性が高いですね!

 

kakuyodo.cocolog-nifty.com


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新宿御苑で緑道を愉しむ

 

新宿駅の東側に出てきて目指すのは・・・


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新宿御苑です!

ただし、新宿御苑玉川上水を追うためには有料エリアに入る必要はありません。

庭園の北側沿いの玉川上水・内藤新宿分水散歩道を歩きます。

(開いているのは新宿御苑営業時間と同じ時間なのでご注意ください)

夕暮れ時が似合う、なかなかシックな雰囲気です。

 

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540mを歩き切ると、ここで残されている玉川上水の水は最後になります。

この水はどこから来て、どこへ行くのか。

1日だけカエルとかになって、玉川上水の暗渠部分も開渠部分も

全部ひっくるめて眺めてみたいものです。


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最後の水を確認した後は、新宿御苑の東側にある大木戸門から出ます。

ここまで来たらゴールはもう間近!


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遂にクライマックス・・・!

 

大木戸門から170m、東京都水道局新宿営業所や四谷図書館、

四谷区民ホールなどが入るモダンなビルの横にひっそりと巨大な石があります。


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実は江戸時代の頃の内藤新宿新宿駅近辺ではなく、

ここ四谷水番所から新宿追分(新宿マルイ本館辺り)にかけて広がっており、

ここから江戸各所へ水を配布していました。


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その隣にもう1つ・・・

四谷大木戸跡の石碑が残っていて、これが関所の名残になります。

新宿の中心がこの辺りにあって、大勢に人が往来していた頃を想像すると、

玉川上水が当時の人々にとって重要な役割を果たしていたのだろうと思います。


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玉川上水が使われていた時代に想いを馳せたところで、

玉川上水を歩く43kmの旅、終了です!!

標高も水路の紆余曲折を経て、スタート地点の1/4の32mに下がりました。

さすが水が低きに流れるように計画的に設定されていました。

 

思い返すと水と緑道が美しい上流域、公園として共存している中流域、

都会の中の隠れ家のようでワクワクする下流域と、

江戸時代に造られたときの役割は果たし終わっていても、

東京に住む人々のオアシスとして残っていました。

これからも玉川上水と色々な思い出を残していきたいものです。

 

皆さんも玉川上水43kmを水が流れるように散歩してみては?♡♡

 

 

 

 

 

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今までの玉川上水を歩くの記事はこちら:

 

chizuchizuko.hatenablog.com

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