皆さん春を楽しまれていますか、地図子です。
地図子のアメリカでの授業も今月で終わり!
残すは5月末の卒業式だけとなります。
アメリカ自体には夏までいるので、引き続き海外ネタを提供していきます!
本日はアメリカで起きた奇跡についてご紹介したいと思います。
その奇跡の舞台になったのは、普段いる東海岸のボストンではなく・・・
アメリカ大陸を超えた、西海岸のサンディエゴです!
サンディエゴに行く用事がありGoogle Mapを見ていたところ、気になる灯台を発見。
Old Point Loma Lighthouseという西海岸の果てにある灯台です。
しかもサイトを見ると登れそう・・・?でもまだ開いていないかもしれない?
気になったら行けるところまで行こう!の精神で行ってみよう!
はたしてサンディエゴ、交通の便はいいのだろうか?
探していたところ、ちょうど灯台付近の国立公園に行けるバスを発見!
空港の北西にあるローズビル・フリート・リッジあたりから出ています。
Prontoというバスのアプリを使うと支払いも簡単。
国立公園は車の入場料がかかるのですが、バスで行くとそれも免除になります。
国立公園は標高が高い場所にあり、バス停からサンディエゴの街を見下ろせます。
街中を歩いていると豪邸が多くて街のようにはなかなか感じづらいのですが・・・
展望台から見てみると、建物が多くて大きい街だなと感じます。
灯台に向かってもう少し歩きます。
ついに灯台のその姿が・・・!
『大きな森の小さな家』の頃のようなクラシックな趣を感じる建物です。
灯台の説明板も煉瓦造りでかわいく展示されています。
オールドポイントロマ灯台に到着しました!
よく見たら、なぜか中にも入れそう!?
急なトラブルも多いですが、それ以上に良いサプライズも多いのがアメリカの良さ。
灯台の中に入ると、まず低層階には当時の灯台守家族の部屋が残されていました。
クラシックで、古き良きアメリカという雰囲気です。
素敵ですが実際は街からは遠く離れていることを思い出すと、気が遠くなりそうです。
「行けるところまで行ってみる」がモットーなので、どんどん階段を登ります。
螺旋階段の最後に現れたのは・・・
モントーク灯台同様、展望台は封鎖されていて、ランプを下から除ける仕組みでした。
これでも登れる灯台ファンとしては全然ありがたいです…!
窓からサンディエゴの優しい青空が映り込んでいるのも最高です。
この登れる灯台がなぜ"Old"かというと・・・
高台から見下ろした先に"New" Loma Point Lighthouseがあるからです。
古い方は霧で光が届かないことが多く、36年間使った後にこちらを建てたそうです。
ここまで読んでいて、登れたのは素晴らしいけどいったい何が奇跡だったんだ・・・?
と覚えていたみなさん、お待たせしました。
「わあ〜灯台だ!」と興奮する地図子の目に飛び込んできたのはこの景色です。
なんと、灯台の目の前に井戸ポンプが置かれているではありませんか!!!
この1年間で気づいたのは、アメリカで井戸ポンプを見つけるのは至難の業。
普通の街中では全然見つからないのに、まさか登れる灯台の目の前にあるなんて!
実はこの井戸ポンプの周りの広いスペースは貯水地になっているとのことです。
灯台は海抜128mの高さにあり、水を確保する必要がありました。
しかしサンディエゴは雨があまり降らないため、貯水するのは困難だったようです。
灯台守の家族は1日1ガロンしか水を使えなかったと書かれていました。
水との闘いの歴史を、井戸ポンプという形で残してくださって感謝です。
登れる灯台と井戸ポンプの奇跡のコラボはここまでになります。
最後にサンディエゴのミッションビーチで日が海に沈むのを見てきました。
日本では当たり前に見ていた夕陽ですが、最近全然見ていなかった・・・
自分が大陸の東海岸に住んでいることを改めて思い知らされた光景でした。
こうやって夕陽を眺める心の余裕がある人生を送りたいものです。
皆さんもサンディエゴでぜひ登れる灯台と井戸ポンプのコラボを楽しんでみては?♡♡
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