皆さんこんばんは、地図子です!
日本はすっかり暖かくなり、桜も3月中旬から咲き始めていると聞きました。
ボストンは極寒ではないですが、まだまだ桜は遠そうです・・・
今回からアメリカの外の国もいくつか紹介していきたいと思います。
その初回が、アメリカの北の隣人、カナダです!
カナダは20年近くずっと行ってみたく、今回訪れることができたのが・・・
オタワです!
トロントでもモントリオールでもバンクーバーでもなく、オタワ?
と思われがちですが、オタワに住んでいるお友達に会いに行ってきました。
そしてこのオタワ、実はカナダの首都なのです。
なぜオタワがカナダの首都なのか・・・?
そのことを考えているとオタワは交差点だということが見えてきました。
オタワで不思議に思ったことをお友達に聞いて見えたことを紹介していきます。
なぜオタワがカナダの首都なのか?
オタワに来て、一番気になること。
それは「なぜオタワがカナダの首都なのか?」ということです。
日本に住んでいると、人口が一番多い都市が首都なのはイメージがつきます。
けれども、カナダで一番人口が多い都市はトロント。
そして二番目に人口が多いモントリオールに挟まれた位置にオタワがあります。
実はカナダの首都は1841〜1843年はキングストンという町に設定されていました。
その後1849年まではモントリオールに移り、それ以降オタワが首都のようです。
キングストン然り、トロント然り、永久的にカナダの首都にならない理由。
それはアメリカが近すぎるという軍事的な理由とのことでした。
一方でアメリカに近いと経済的に発展するため、トロントの人口が一番多いようです。
友達もオタワに住んでいるカナダ人は、ほとんど政府関係者だと言っていました。
オタワ川は見えない境界線!?
オタワの中心街に来ると、地図子として一番テンションが上がるもの。
それは街のど真ん中を流れるオタワ川です。
内陸なのにも関わらず渓谷のように川幅が広く、大陸の広大さを感じます。
このオタワ川、オタワの街のど真ん中を突っ切っているのですが・・・
なんと、ここがオンタリオ州とケベック州の境界線でした。
オンタリオ州は主に英語を話しますが、ケベック州はフランス語。
オタワの家族は英語の学校に入れるか、フランス語の学校に入れるか選ぶそうです。
また、外での飲酒の法律も州によって違います。
船の中での飲酒は、オタワ川のケベック州サイドでしか認められないとのことでした。
「オタワ」は原住民アルゴンクィンの言葉で「交易する」という意味を持つそう。
川の近くにはバイワードマーケットがあり、多くの人で賑わっていました。
リドー運河とリドー川!?
もう1つオタワ川を眺めていて、気になるもの。
それはカナダ議会の東にある、ロック式ゲートの運河です。
これがオタワで有名なリドー運河!
冬に凍ると約8kmの間をスケートできるそうです。
今年は暖冬で、53年ぶりにスケートのために開くことができなかったそうです。
かなりややこしいのが、リドー運河のすぐ東にリドー川があるところ!
というのもオタワ川は渓谷のように低いところに流れています。
リドー川がオタワ川に流れ込むときは滝のようになっていて船を渡せない。
(リドーという言葉も「カーテン」という意味を持つそうです)
そこで1832年に完成したのが、ロック式のリドー運河です。
この運河ができたことで、前の首都のキングストンとの間の水路が完成しました。
キングストンーモントリオール間より物流がスムーズになったとのことでした。
今回のオタワでのブラ地図子はここまでになります。
国土が小さく、人口が一番多い都市が首都の日本。
日本から見ると不思議だったことが、カナダを実際に訪れてよく理解できました。
隣国との関係性や地形など色々な要素が組み合わさって街ができるんですね。
どんな質問にも丁寧に答えてくれたお友達とそのご家族にも感謝です。
この知識を持って、他のカナダの街も訪れてみたいなぁと思いました。
皆さんもぜひカナダの首都で地形や歴史を感じてみては?♡♡
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