梅雨ですね、地図子です!
雨の日はゆっくりブログを書いて、晴れの合間を狙って外に飛び出しています。
でも最近は外も暑くなってきたので日焼けがすごい・・・
前回までで野川は多摩川に合流して一段落!
なのですが、この記事の題名は「&国分寺崖線を歩く」。
もう少し歩かないともったいない!
ということで、前回のゴール地点の東急田園都市線・大井町線二子玉川駅から、
バスで行ける範囲で国分寺崖線を遡り、端の多摩川台公園まで歩いてみました。
多摩川から見えるものの、台地上はあまり歩いたことなかったのでワクワクです♪
さあ、果たして住宅街の中で崖線を上手く追えるのでしょうか!?
大蔵運動公園&砧公園
スタートは二子玉川駅からバスで約20分ほどの、大蔵運動公園です。
すぐ隣には、多摩川桜百景でも訪れた世田谷区民憩いの砧公園もあります。
この大蔵運動公園は国分寺崖線上にあり、ここから台地上を歩けるように頑張ります。
岡本三丁目の富士見坂
大蔵運動公園を南に進むと、世田谷区岡本に入ります。
こちらは言わずもがな、台地の上の高級住宅街です。
ここには仙川に向かって直角に向かう道があるのですが、見てみると・・・
なんて眺めの素晴らしい坂なんでしょう!
今回地図子オススメの坂が3ヶ所のうち、1ヶ所目の「岡本三丁目の富士見坂」です。
心が綺麗な人であれば仙川、野川、多摩川、そして奥には富士山が見えます。
ちなみにこの世田谷区岡本、多摩川桜百景 -14. 砧公園- で
「世田谷区岡本で川沿いにいたら要注意」と書いたのですが、
この坂の下から上に徒歩や自転車で上がるのはやはり至難の技ですね。
静嘉堂文庫
先に進むと、うっすら暗い林のような小道に出てきました。
どうやら裏口から次の目的地に入ってしまったようです。
小道の先に現れたのは、静嘉堂文庫です。
こちらには三菱財閥の岩崎弥之助・小弥太が所有した庭園と遺品があります。
そしてもちろんその庭園は国分寺崖線を活かした景勝地に造られています。
階段の場所が分かりづらいですが、下がって上がることで入ることができます。
裏門から出て進むと、台地から少し下がり谷戸川に出てきました。
この川は地図子(=国分寺崖線)と平行に流れて丸子川となり、
こちらも今度歩いてみたいです。
すぐ近くにはこれまた国分寺崖線を活かした旧小坂家住宅がありました。
庭には階段があり、下まで降りると湧水を確認することができます。
地図をよく確認しながら歩いていたら、旧小坂家の隣はまだ静嘉堂文庫?
リッチピーポーの家はどれだけ広いんだ!
地図子が最初に入ったのは裏門で、しばらく歩いた南東側に正門がありました。
岡本静嘉堂緑地は東京の名湧水57選にも認定されています。
瀬田交差点
世田谷区岡本の住宅街を抜けて、世田谷区瀬田に入り、
二子玉川の雰囲気にお隣の用賀の雰囲気が混ざってきました。
東急田園都市線は二子玉川駅と用賀駅の間で地下に入るのですが、
そのトンネルはこの国分寺崖線の中を通っていきます。
二子玉川方面を見ると、とにかく眺めが良いです。
こちらが今回2ヶ所目のオススメの坂です。
「国分寺崖線を上から下まで!」といった激しい坂も階段もあります。
下には谷戸川から名前を変えた丸子川が崖に沿って流れています。
地図子はこの急坂を降りず、国分寺崖線上を東に進みます。
隣を東急大井町線が通りますが、こちらも二子玉川駅ではホームが高い位置でありながら、
五島美術館
こちら東急電鉄を創設した五島慶太の美術コレクションを展示していて、
美術館に入館すると1000円ですが、庭園だけだと300円で入ることができます。
庭園には国分寺崖線の手つかずの姿が残されていて、
国分寺崖線の急峻さを体感することができます。
ただ、庭園の中には富士山鑑賞ポイントがあったのですが、
こちらはライズによって景色に手が加えられていました・・・
等々力渓谷と古墳群
まずは野毛大塚古墳に行って、古墳の上から眺めを確認してみます。
緑に遮られてなかなか遠くは見えません。
隣には谷戸川と名前が似ている谷沢川が流れていました。
この川が等々力渓谷の中を流れている川です。
等々力駅から多摩川へ続く道に出てきましたが、こちらもゆるやかで長い坂です。
この道に面して等々力不動尊の門があります。
桜の頃と比べてみると、緑いっぱいでとても23区とは思えません。
奥に入ると、等々力渓谷でも地形を体感することができます。
等々力不動尊に対して道路の反対側には御岳山古墳がありました。
こちらは中に入れなかったため、上からの景色を確認するのは断念。
東へ、東へ進むと階段と坂によって形成されたスリバチがありました。
見る分には美しいですが、歩くとなるとえっちらほっちらです。
野毛大塚古墳、御岳山古墳に続いて狐塚古墳に辿り着きました。
せっかくなのでこちらも登ってみると・・・
お〜!こちらは多摩川反対岸の武蔵小杉の摩天楼がよく見えます!
今回の古墳からの景色ランキング1位に認定します。
ゴールも見えてきて、足取りが早まりますね。
ぽかぽか広場
世田谷区と大田区の境界線、田園調布雙葉学園の裏にぽかぽか広場があります。
こちらも高いところに建っていて、地下には飲用水が貯められているとのこと。
ある種の、定番・水と公園のコラボですね。
この辺りの急坂が今回のオススメの坂3ヶ所目です。
ここを下るといつもの多摩川なのだなと思うと感慨深いです。
まだまだ坂がたくさんあります。
でもあれ・・・?この坂見たことある・・・?
そう、この坂は ブラ地図子 -田園調布編- でスリバチの反対側を歩いています。
実はこの谷のところにタモリさんが回られた兵隊屋があるのです。
こんなところで再会できるとは思いませんでした。
まだまだ坂が続きます。
こちらも奥に緑の河原が見えて素敵ですが、角度が16%って・・・!
世田谷区玉川田園調布から大田区田園調布は坂マニアにオススメです。
多摩川台公園と多摩川浅間神社
遂にゴール地点の多摩川台公園の西北端に到着しました!
嬉しいけど、公園が横に長いのでまだまだあります。
ブラ地図子 -田園調布編- で見たように数々の古墳たちがお出迎えしてくれます。
等々力不動尊同様、桜の時期に訪れた多摩川台公園も春と夏で比べてみます。
定点観測すると空気の色が変わっていて面白いですね。
こちらからも冬には富士山を見ることができます。
右を見ると、今まで歩いてきた国分寺崖線の緑がうっすらしていて感動です。
これで野川&国分寺崖線を歩く、は完全に終了です!
大好きな多摩川を違う角度から見ることができて、本当に楽しかった・・・
だけではなく、ここで重大発表です!
ブログで公開している玉川上水〜国分寺、大蔵運動公園〜多摩川台公園だけではなく、
携帯やKindleで見ながら歩けるような形にする予定ですので、
後日詳細についてお知らせできましたらお手に取っていただけると嬉しいです!
皆さんも国分寺崖線の上を散歩して、多摩川を眺めてみては?♡♡
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今までの野川シリーズ:
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地図子が訪れた「東京の名湧水57選」をGoogle Map上でも公開しています。
次はどこに行こうかな〜??
赤:未踏 黄色:散歩済み 青:散歩済み&ブログで紹介済み