夏に向けてお元気ですか、地図子です!
今年も色々とチャレンジする夏にしたいですね!
チャレンジに向けて、梅雨の時期は地図子らしさをぐんぐん上げていこうと思います。
野川が多摩川に流れ込むのを見届ける約8kmのルートです!
この区間を擬人化すると
感動の再会を遂げる友人たち
ですね。付かず離れずの川の友情がそこにはありました。
京王線との出会い
さて、甲州街道から野川を見下ろします。
相変わらず緑がほくほくしていて良い眺めです。
しかし!ここから川岸の歩道が工事中となり、しばし川沿いを歩けなくなりました。
マンションの横を右往左往しながら歩いていると、
カーブした道から京王線と巡り会いました♪
ここでもう1つ排水路を見つけるも、どこに繋がるのかは確認できず。
インディー・ジョーンズのようにあのトンネルの中を探検する衝動に駆られますが、
多分水が大量に流れてきて野川へリバースして終わりですね。
そのお隣のつつじヶ丘駅にちなんだつつじヶ丘幼稚園とちょうどマッチした
つつじの岸の野川でございます。
この辺りで野川はS字型に蛇行するのですが、周りは団地だらけ!
ここは神代団地でした・・・駅が遠い川沿いのエリアには団地が多い気がします。
蛇行していて氾濫しやすそうですが、結構攻めています。
入間川の合流
野川沿いの住民の日常の中を歩いていると、またしても排水路がありました。
これもどこから水が流れてくるんだろう?と目を凝らしていると・・・
見えますか?あなたの心は綺麗ですか???
排水路の隣の白い部分に見つけてしまいました・・・幸せの青いカワセミ!
野川の水はやはり綺麗だと飛び降りてきてくれているのでしょうか。
この日望遠レンズを持ち歩いていなかったことが大変悔やまれます・・・
流れの横に降りて第2のカワセミを探していると、コンクリートの護岸が現れました。
反対側には・・・
これは地図にも載っている、入間川と野川の感動の合流!
入間川・・・?埼玉県から流れてきているのか???
と思いましたが、こちら上流では中仙川と呼ばれていて深大寺付近から流れています。
ほとんど暗渠ですが、中仙川遊歩道たるものがあるらしいので、
今度呑川気分で歩いてみたいと思います♪
きたみふれあい広場
川沿いの緑がいっそうわっさわっさしてきたところで、子どもの声が増えてきました。
もしかしてこの辺りは・・・?
多摩川桜百景でもお世話になりました、きたみふれあい広場に到着です!
桜は新緑に変わっていますが、つつじが綺麗ですね。
せっかくなので、桜のときと同じスポットから定点観測してみます。
おお〜!桜のときも緑が綺麗だと思いましたが、
5月になってみると同じ場所だとは思えないくらい自由に緑が伸びていますね!
桜の木の後ろにあった家もすっかり見えなくなってしまいました。
きたみふれあい広場も色々な川同様に水再生センターなのかと思いきや、
基本的には近くの喜多見駅に向かって、あるいは喜多見駅から電車が来ますが、
たまに下の写真のように基地から空の車両がやってきます。
子鉄がいたら外で遊べて、電車も眺められて、最高なロケーション!(地図子だけ?)
すぐ傍の小田急線喜多見駅というと、地図子の大好きな月曜から夜ふかしで、
小田急線沿線調査を実施したときに、あまりにメジャーな駅しか取り上げられず、
マツコ・デラックスさんが「喜多見駅とか降りたことないから知りたかった」
と言っていたのを思い出します。
マツコさーん!喜多見駅にはきたみふれあい広場と野川がありましたよー!!
次大夫堀公園
何となく世田谷区の香りがし始めます。
まず現れたのは、次大夫堀公園です。
次大夫堀は、稲毛・川崎領の代官であった小泉次大夫の指揮により、
1597年から15年かけて開発された農業用水だそうです。
実際に約600mほど昔の堀が再現されています。
公園には入らず引き続き野川沿いを歩いていると、面白い橋にぶち当たりました。
この橋の名前はずばり水道橋で、ここを荒玉水道が通っているそうです。
荒玉水道は砧浄水所から野方給水所、その先の板橋区大谷口まで引かれていて、
関東大震災の後に荒川と多摩川双方から住宅街に水を引こうとした試みだそうです。
川好き地図子にとっては、何というロマン・・・!
ほぼ一直線に辿れるとのことで、ここも関心ありまくりです。
と思ったら、先ほどの次大夫堀公園が野川を一度離れてまた戻ってきました!
どうやら先ほどの地点で野川の水を汲み上げ浄化し、ここで排出しているようです。
水が淀まないように枯葉を掻き出してくださり、ありがとうございます。
この辺りには橋の説明の看板が設置されており、ここに架かる大正橋では、
野川は工業廃水ではなく、主に生活排水によって汚染されるとありました。
けれども反対技師では工場からの排水パイプがたくさん出ている気がする・・・?
でも白鷺も見つけたので、意外と住みやすいのかも。
遠くに二子玉川が・・・!&仙川との合流
結構歩いたな〜と思っていたら、遂に雲の間に蜃気楼のように
ゴールである二子玉川のビル群が見えてきました!
二子玉川が見えてきたところで、
この辺りから世田谷区宇奈根で二子玉川駅からバスが出ている範囲になります。
ただ、野川沿いにあった物件広告を見ると、「二子玉川駅から徒歩28分」・・・!
そしてまたしても感動の再会!仙川と野川の合流です!
滝のように流れていて、想像していた合流地点より圧倒的に迫力がありました。
少し角度が変わって、二子玉川の高島屋まで見えてきたところで・・・
もう1つ野川水道橋がありました。看板を読んでみると:
「野川水道橋」の由来は、1923年、当時の渋谷町営水道が砧下浄水場を造り、多摩川より取水した水を駒沢給水塔(弦巻2丁目)に貯水の上、渋谷方面に給水したことからはじまります。
1960年から2006年までの間は地上の橋として親しまれていたそうですが、
今は川底を通っていて、看板を読まないとその歴史が分かりません。
その後は吉沢橋に違う看板が!
こちらは昔玉電がここで野川を超えて走っていたそうです。
線路が川むき出しでレトロな雰囲気満載ですね!見てみたかった〜!
京王線といい玉電といい、古くから電車と馴染みが深い野川です。
吉沢橋を超えた後は、野川の護岸がどんどん深くなります。
そしてふと気付くと、隣には多摩川河岸の運動場が出てきました!
カラフルなコヤマドライビングスクール二子玉川校の裏を通り・・・
手前に野川、奥に多摩川を見ながら残りわずか歩きます。
反対岸には神奈川県川崎市です。
野川と多摩川の間に挟まれた兵庫島公園を見て・・・
ゴール!
東急田園都市線・大井町線高架下で野川も無事多摩川と感動の合流です!
小金井市・三鷹市・調布市・狛江市・世田谷区を通過してきたと思うと感慨深いです。
今回の野川&国分寺崖線を歩くはここまでになります!
野川沿いを歩くのは今回までですが、
春に歩いて川と周辺の自然の素晴らしさを改めて感じることができた
大好きな川になりました!
野川には東京住宅地の自然の母の称号を与えたいです。
国分寺崖線を歩く自体はもう少し続けたいと思いますので、
次回もまたお付き合いください♪
皆さんも国分寺崖線を感じながら、自然溢れる野川を散歩してみては?♡♡
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今までの野川シリーズ: