皆さんこんばんは、地図子です。
先週はずっと天気が悪かったですが、今週はやっと晴れ間が見えましたね!
夏をエンジョイ!ということで、今回は新しいことにチャレンジしてみました。
その名も・・・府中用水を歩くです!
今までの地図子ブログでは、玉川上水以外は人工用水路沿いを歩いていませんでした。
なぜならば人工用水路は、網目のように複雑で、廃れて道路と見境がつかないものも多いからです。
本田創さんの暗渠さんぽ講座でもよく用水路の暗渠を巡るのですが、その複雑さに毎回目が回っています・・・
ですが!6月に四谷用水を歩いたときに、やはり水が流れている用水路はいいなと!
府中用水は疏水百選にも認定されているので、頑張れば歩けるかも・・・?
ゴールがどこかよく分かっていませんが、ふと思い立ってれっつごー!
↓オススメの湧水スポットを★★★、開渠スポットを★★、暗渠スポットを★で表現しました!
- No. 1 府中用水取入口 ★★
- No. 2 最上流の田んぼ ★★
- No. 3 ママ下湧水公園 ★★★
- No. 4 矢川おんだし ★★★
- No. 5 北多摩二号水再生センター周辺 ★
- No. 6 柵からの開渠 ★★
- No. 7 迂回と3本の用水路 ★★
- No. 8 分水が見れる遊歩道 ★★
- No. 9 大山橋と用水マンホール ★★
- No. 10 市川緑道へ合流 ★
↓A、B、Cの3地点に区切って、前編・後編で進みます
No. 1 府中用水取入口 ★★
さて、府中用水のスタートは分かっていて、それがこちら。
多摩川を歩くで見つけた取入口で、ここに府中用水の歴史も書かれています。
多摩川を歩いたときはまだ通水していなかったのですが、今回は・・・?
今日も閉まっているようには見えますが、水は若干吸い込まれているようです。
多摩川が増水気味だったので、少しずつ流しているのかなと思います。
日向ぼっこしているお兄さんはどうやってあそこに辿り着いたんだろうか?
取入口のすぐ隣には門があって、これが取入口かと一瞬思ってしまいます。
こちらは逆に排水で、「緑川排水樋菅」と書いてありますね。
多摩川には色々な水の流れが出たり入ったりしていることがよく分かります。
No. 2 最上流の田んぼ ★★
取入口から多摩川サイクリングロードを少し下り、住宅地に入ります。
青柳崖線の下に現れるのが府中用水です。
この日は多摩川の濁った緑色の水がそのまま入っていて、すべてが緑です。
ここの盛り上がりポイントは、実際に用水が使われているところを見れること!
すぐ横の田んぼに通水されています。
奥が多摩川の堤防とは、なんて素晴らしい眺めなのでしょう。
そして反対側には田んぼの排水用の水路も整備されています。
暗渠さんぽでよく暗渠が並行しているのは、昔このような風景だったからなのですね。
生きている用水路を見るのは本当に楽しいです。
No. 3 ママ下湧水公園 ★★★
次は以前から行ってみたいと思っていた場所です。
湧水ラバーとして気になっていた、ママ下湧水公園!
実はここは府中用水ではなく、先ほどの青柳崖線から湧いている湧水になります。
地図子が訪れたときは親子がここで遊んでいました。
最高の遊び場でもあるママ下湧水公園は、東京の名湧水57選に選ばれています。
東京でもこんな透き通った湧水が残っていると感動しますね。
No. 4 矢川おんだし ★★★
ママ下湧水公園の湧水を追っていくと、矢川おんだしという場所に出てきます。
下の矢川おんだしの写真を見て、何か気づくことはありますか・・・?
ズバリ!びっくりするくらい水の色が違いますよね!
奥から流れ込む透き通った水が、先ほどの青柳崖線からの湧水。(すごい量!)
それに比べて手前の濁っている水といえば・・・取入口で見た多摩川の水!
多摩川→府中用水→谷保分水と流れてきた水が、透き通った湧水と合流しています。
見た目だけではなく、実際に水温も違うようなので、是非入って感じてみてください。
No. 5 北多摩二号水再生センター周辺 ★
湧水を一通り楽しんでから、府中用水に戻ります。
しばらく開渠だった府中用水ですが、石田大橋北交差点の後は地上からは消えます。
色々な情報を参考にしながら辿ると、地下の排水溝から流れているのは見えました!
この辺りは工場も多く、少し無機質な風景です。
大きな建物に沿って暗渠が流れていたのですが、よく見たら北多摩二号水再生センターでした!
浅川水再生センターの間に連結管もあり、多摩の水の安全を守っています。
No. 6 柵からの開渠 ★★
ずっと暗渠なのかと思いきや、中央自動車道を越えると柵に囲われた何かが!
府中用水が用水路として再び復活します。
その直後に開渠になりますが、ここではまだかなり水路幅も残っています。
No. 7 迂回と3本の用水路 ★★
開渠に喜んでいると、国立府中料金所で「この先行止り」の看板が出てきました。
仕方がないので、迂回して料金所の反対側に出ます。
迂回先には、清々しい青空と今は使われていなさそうな田んぼが広がっていました。
よく見ると、府中用水の他に2本の水路が近くを通っています。
こんなに府中用水に近いのに、他から水を持ってきている複雑性を感じます。
No. 8 分水が見れる遊歩道 ★★
迂回が終わった後、府中西高校裏で府中用水は初めて遊歩道らしくなります。
用水路のすぐ隣を歩くことができるので、地図子は大喜びです。
ここで府中用水はもう1つ小さく分水していて、その上を橋で行ったり来たりできます。
No. 9 大山橋と用水マンホール ★★
そしてついに府中用水に架かる橋が現れます!
その名も大山橋と言って、上を野猿街道が走っています。
地図子はこの交差点のコンビニで一休憩。
用水は分水も多く、様子も上流と下流で違うので少し心配だったのですが・・・
大山橋の隣のマンホールを覗き込むと、「用水」の文字が!
ちゃんと用水を辿れているようで、マンホールのおかげで一安心できました。
No. 10 市川緑道へ合流 ★
楽しい開渠区間もあっという間。
日新町一丁目北の交差点手前で、せせらぎは地下に吸い込まれてしまいました。
この後は一体どうなっている・・・?
府中用水はどうやら市川緑道に接続した模様です。
府中用水は一部市川とも呼ばれていたようなので、関係ないということはなさそう。
看板には次の通りに説明が書いてありました。
府中市の水と緑のネットワークづくりとして、府中用水を市川緑道の流れに接続する工事が平成19年3月末に完了しました。
今回の府中用水を歩く、はここまでになります!
面白い湧水スポットに近く、府中用水自体もたくさんの水量が流れていました。
久しぶりの用水巡りは難しかったですが、もし知識が間違っているところがあればコメントで是非教えてください!
そしてここからは市川緑道に合流ですが、水は見れるのか・・・?
そして府中用水の最後はどこに辿り着くのか・・・?
次回の府中用水を歩く、もお楽しみに〜♪
皆さんも夏に通水している府中用水を見てみては?♡♡