遂に7月が始まりましたね、地図子です!
同時に梅雨がそろそろ明けて、徐々に熱くなってきたので散歩しづらい・・・
地図子は先日熱中症の方を助けましたが、皆さんも水分補給してお気を付けください。
さて、本当は別の川を先にご紹介しようと思っていたのですが、
野川や多摩川を歩いていた中で、
「自然の護岸って素晴らしい!!」
欲が高まってしまったのです。
地図子の中で他に自然の護岸がある川で思い付くのは・・・
うん、大好きな浅川ですね。
しかも意外と上流の方は行ったことがない。
そう思ったら居ても立っても居られなくなってしまいました!
今回は多摩川との合流地点から、浅川が北浅川と南浅川に分かれる地点まで、
このようなルートで歩いてきました。
途中長沼橋あたりでGoogle Mapの都合上蛇行していますが、
ここを含めてほとんどの区間で自然の護岸上を歩くことができます。
そんな浅川に私が持っている印象は:
いつもにっこり微笑んで変わらないあの子
です。こんなに風景が変わらない川も珍しいです。
では、れっつごー!
浅川と多摩川の合流地点
その間の駅はこのように町の一部になっている雰囲気があります。
駅から真っ直ぐ北へ向かい、程久保川を超えると、多摩川との合流地点です。
今はジャングル状態で確認しづらいですが、多摩川上に架かる四谷橋が見えます。
サイクリングロードもばっちり準備されていて素晴らしいです。
秘密の小径があったので、降りて水の流れを眺めてみました。
奥に見えている反対岸に 多摩川桜百景 -29. 根川桜並木-
があるのですが、この辺りに橋はありません。
地元住民風に秘密のストーンを渡るか、1.2km先の新井橋を渡ることになります。
こういう自由な雰囲気も浅川のいいところ。
ゆっくり歩き始めると、遠くに高い塔がありました。
周辺では一番高い塔だと思うのですが、
どこに行けばあそこからの景色を堪能できるのか、教えて神様仏様。
川の方を見ると、多摩川右岸37kmの標識があり、あれ?と思うのですが、
そのすぐ隣に浅川0kmの標識がありました。よし、よし。
正式に浅川沿い歩きがスタートです。
高幡不動から浅川を俯瞰する
多摩川との合流地点から1km地点で最初の橋である新井橋が見えてきます。
この頭上には多摩都市モノレールが魚が海を泳ぐようにゆっくりと渡っていきます。
多摩都市モノレールからの眺めは、この高幡不動ー万願寺間がお気に入りです。
多摩都市モノレールを高幡不動方面に追いかけ、少し寄り道をすると、
日野市には無数の用水があり、今も透明な水が実際に流れていて、
川マニアにはたまりません。
浅川沿いに戻ると川が少し蛇行し、その先に見えてくるのが
万願寺歩道橋、通称ふれあい橋です。
特徴的な白いデザインと青い空と川がよく合い、ドラマやCMでも使われます。
最近では、ドラマの過保護のカホコで、
竹内涼真くんが高畑充希ちゃんをお姫様抱っこしていました。く〜♡
橋の袂の石碑にも書いてあるようにこの辺りは氾濫原だったそうで、
今でも下のような堤防が造られているにも関わらず、大雨が降ると毎回流されます。
この堤防を造るブルドーザーがどうやって河原まで降りているのかいつも不思議です。
・・・ということでちょっと寄り道。
町のシンボルである高幡不動尊にも桜の時期に訪れていたので、
今回も春の風景と夏の風景を比較してみました。
葉っぱが増えて、五重塔がすっかり見えなくなってしまいました。
今回浅川を歩くにあたって、浅川を新しい角度から見つめるために、
あじさい祭りで賑わう境内を抜けて、高幡城跡まで登ります。
結構山を登り、ぜえぜえ言いながら高幡城跡の広場まで出ると、
皆さんがピクニックしている場所に展望台がありました!
見事にふれあい橋と浅川を渡る多摩都市モノレールを確認できます!
更に遠くには新宿のビル群、そして東京スカイツリーも見えます。
東京スカイツリーまでの距離はなんと40km!
反対側にはこれから向かう八王子方面を眺めることができますね。
高幡不動の町については前回の 水が流れるあの町へ も読んでみてください♡
南平の用水路
高幡不動から浅川に戻り、多摩川から2.4km地点の標識あたりに高幡橋があります。
この辺りから京王線が浅川沿いを走ります。
野川同様、浅川でも水の合流が目立つようになります。
反対岸を見てみると、川辺堀之内城跡付近から水が流れ出てきていました。
多摩川から3.4km地点の標識辺りが多摩川桜百景で訪れた、向川原堤緑道です。
緑道もすっかり緑が深くなり、百合や紫陽花など色々な花が咲いていました。
反対岸にまたしても水路が!中央大学の寮の下を流れます。
一番橋に出てきました。
この辺りは、一番護岸が盛り上がっていて水がなかなか氾濫しなさそうです。
川沿いには老夫婦が営む「カフェこもれび」があります。
地図子も落ち着いた浅川沿いで地図カフェを開きたいですね。
京王線南平駅付近では、こちら岸で水が用水路に流れ込んでいました。
美しい水を見ることができて、本当に浅川に歩きに来た甲斐があります。
川から離れて線路沿いを歩く平山
どんな風景が続くのか想像するとワクワクします。
未知の世界では、まず平山橋が見えてきました。
相変わらずここは本当に東京なのか!?という思いに駆られます。
先の平山陸橋あたりで、どうやら河原沿いから上がらないといけないようです。
すぐに河原沿いに戻ってこれますように・・・!
平山陸橋を上がると、京王線と平山城址公園駅を見下ろすことができます。
この辺りから八王子市に入るのですが、急坂が川のすぐ隣に迫ってきます。
浅川が丘陵の底を流れているのだな〜と感じます。
途中に西田橋という欄干があり、トマソンか!?と思ったのですが、
下にちょろちょろ水が流れていました・・・惜しい。
長沼と三又
このまま川沿いを歩けないのは嫌だと思っていたのですが、
平山城址公園駅と長沼駅の中間の長沼2号緑地付近で、
無事浅川沿いに出てくることができました。
それにしても本当にのどか!
風景はあまりに変わりません。
ここで京王線長沼駅にほど近い、長沼橋に到達しました。
後ろを振り返ると、丘陵上に家がびっしり並んでいます。
あのお家から眺める浅川も平和で美しいんでしょう。
ここで湯殿川が浅川と合流するのですが、浅川右岸には橋はありません。
少し迂回して湯殿川上の栄橋を渡り、浅川右岸に戻ります。
中央線と八高線、浅川を渡る
多摩川から7.4km地点まで歩きました。
最初に0km地点の標識を発見したサイクリングロードと本当に変わらない・・・
ここで新たに電車を発見です!
今回は浅川沿いを走るのではなく、浅川を実際に渡るJR中央線でした。
ここで浅川は山田川と合流します。付近には北野下水処理場もあります。
山田川を地図で追ってみると、京王高尾線近くのめじろ台東公園と、
向陽公園あたりから水が流れ出ています。
新浅川橋でも浅川が分岐しているように見えますが、
これは浅川内で流れが二手に分かれています。
右側の流れは左岸の用水路の水を集めて流れていると思われます。
今度はすぐにJR八高線が出てきました。
片道が30分に1本しか来ないので、撮影するときは忍耐を持ちましょう☆
八王子の雰囲気・・・そしてゴールへ!
JR八高線の傍に八王子市の浅川ゆったりロードの看板が置いてありました。
見てみると、残すところ橋は6つのようです!
多摩川からも9.4kmの地点まで歩きました。
カウントダウン6は大和田橋です。
この橋が京王八王子駅・JR八王子駅に一番近く、道なりに進めば到着します。
橋の色や周りの雰囲気も少し地方都市らしさが出ているような・・・!
カウントダウン5。
浅川大橋はお散歩やキャッチボールに良さそうな、THE浅川な橋です。
カウントダウン4。
暁橋でちょうど空の色も少しオレンジっぽくなってきました。
カウントダウン3。
浅川橋は川底にコンクリートがあり、水量が多いときに見たら違った顔を見せそう。
多摩川から11.4kmとはだいぶ来ました。
カウントダウン2。
萩原橋はゴールに近いですが、サイクリングコースはまだまだ続いています。
多摩川から12.4km地点付近で、カウントダウン1!
浅川最後の橋、鶴巻橋が見えてきます。
鶴巻橋の先は・・・
ゴールである多賀公園に到着しました!
この辺りも多摩川桜百景に入っているので、来年は絶対制覇したい。
芝生もあって、多摩川の小田急線〜京王線区間の雰囲気に近いです。
ここで浅川はどうなるかというと、奥が北浅川、手前が南浅川に分かれます。
北浅川は八王子城跡の北を通り、夕やけ小やけふれあいの里方面、
南浅川は高尾山方面が水源のようです。
この先も気になりますが、山道になるようなのでまたいつかの機会に!
南浅川をチラ見し、水道局の横を通って、最寄りの西八王子駅までバスで向かいます。
今回の浅川を歩く、は以上になります!
川は上流・中流・下流で周りの町や地形によって表情を変えることが多いですが、
そもそも上流の川ということもあり、西八王子から百草園まで、
芝生の護岸でサイクリングロードが整備されているのどかな風景が続いていました。
この同じ風景に安心感があり、地図子は浅川がとても好きです。
皆さんも浅川沿いを歩いて、小さい悩みごとは忘れてみては?♡♡