みなさんこんばんは、地図子です。
今回も愛知県日進市と名古屋市を流れる天白川沿いを歩きます。
前回は自然豊かな日進市の区間でしたが、名古屋市に入ると建物が増える予感・・・
同じ川ですが、二つの市のコントラストが楽しめそうです。
下流の方はどうなっているのか、プチ冒険へれっつごー!
そもそも天白とは?
天白川を歩くの後半は、名古屋亀山線の高架下(B地点)からスタートです。
日進市下田の田畑が名古屋市に食い込んでいますが、周りは住宅街だらけ。
地図上でも日進市と名古屋市の境目を感じることができます。
ここから名古屋市天白区に入ります。
実はこの天白区、1975年に昭和区から分区独立した、名古屋で一番新しい区です。
天白区という名前の由来が今歩いている天白川からきています。
そして天白川の由来は、天白橋の近くにあった天白社からきているとのことです。
天白区が「過去から学ぶ防災マップ」を出されていて、天白川の歴史も載っています。
元々入江のような地形だったため、川沿いでは稲作が盛んだったようです。
2000年の東海豪雨でも被害が起きるなど、浸水しやすい地域でもあります。
C地点には天白川であいの公園があります。
ここで天白川と植田川が合流する天白川デルタを楽しむことができます。
近くには天白区役所もあり、天白区の中心のような場所ですね。
電車づくしの天白川
天白川は名古屋市に入ると、だいぶ都市河川の雰囲気になります。
関東の川を読んでくださっているみなさんにはなんと説明するといいか・・・
東京ほどコンクリートではないですが、神奈川より建物はあり、中間くらいです。
さらに天白川の下流は、みなさん大好き鉄道ラッシュです。
(私は地図子であり、鉄子ではありません)
まずは名古屋市地下鉄桜通線と交差するのですが、地下鉄なので見えません。
この辺りのどこかに鶴里駅と野並駅の間の線路が走っているはず。
橋をそのまま渡れない場所が結構多いので、川沿い歩きには少し不便です。
諸輪名古屋線という道路の手前で天白川に降りられるところがありました。
すごく綺麗というわけではないので、日進市の水源が少し懐かしくなりました。
次に現れるのが名鉄名古屋本線です。
名鉄岐阜駅から名古屋駅を通って、岡崎駅や豊橋駅まで行くことができます。
名古屋の電車は色々なところに繋がっているので、関東民としては感動します。
名鉄名古屋本線直後に、天白川と扇川の天白川デルタに到達します。
このデルタの面白いところは、その後もしばらく長い土地がつながっているところ。
入れはしませんが、関東でいうと荒川の河口の方を思い出します。
その後すぐに天白川を越えているのは東海道新幹線です。
目を凝らして見ていれば、東京〜名古屋間で天白川を越えるのを見ることができます。
さらに歩いていくと、名鉄常滑線の線路に当たります。
その隣には天白川河口釣り場があり、多くの釣り人が楽しんでいました。
名鉄線の赤い車両も相まって、京急線のような雰囲気です。
その直後にも線路がある!?
・・・と思ったらどうやら名古屋臨海鉄道昭和町線の名残のようです。
このまま歩いていったらどこに辿り着くんだろう?とロマンが漂います。
地図子、港区で危機に陥る!?
天白川を歩く、もこのあたりでそろそろフィナーレです。
ついに名古屋市の港区に入ってきました。
どんなにキラキラした場所かというと・・・
いや、そりゃそうですよね。
名古屋市の港区はしっかり湾岸の工業地帯でした。
川歩きをしていると港区はこういうイメージなので、しっかり歩かせていただきます。
Google Mapでは迂回路が表示されていますが、しっかり川沿いを歩き・・・
天白川最後の潮見橋までやってきました。
この階段を登って景色を眺めたら終わり、のはずが・・・
地図子が被っていたキャップが強風に煽られ、海・・・かと思いきや堤防に落下。
・・・堤防に落下!?!?
堤防の下になんて下りられるのか、そもそも下りないように堤防があるのでは・・・
なんとなんと、堤防の上を徘徊していたら堤防下に釣り人のお兄さんを発見。
「どうやって下りるんですか!?」と聞いたところ、ロープが近くにありました。
なるほど、釣り人のみなさんの知恵はすごい・・・!
ただ、お兄さん優しすぎたので、回り込んでキャップを救ってくれました!!
優しい釣り人のお兄さん、本当にありがとうございました!!
びちょびちょのキャップをしっかり手で握りながら、潮見橋からの景色で終了です。
天白川は源流もあり、デルタもあり、ハプニングもありでとても楽しかったです。
川散歩があると、普段行かないような場所に行けるのが面白いですね。
そして名古屋商科大学はまだまだプチ冒険しがいがあるスポットそうです・・・!
おまけ:名古屋で富士山に登ろう!
名古屋でのプチ冒険ではお城は見かけましたが、富士山を見かけることはありません。
その代わりといってはなんですが、こんな富士山はよく見かけます。
名古屋名物の富士山滑り台です。
名古屋は街並みは新しいのですが、公園の遊具は東京より古そう。
狂気ぶたちゃんもよく見かけますが、この富士山滑り台はもっと見かけます。
名古屋のみなさんはこの遊具で富士山に想いを馳せているのでしょうか・・・?
みなさんも天白川でデルタや電車や富士山滑り台を楽しんでみては?♡♡
ーーーーーーー
*お知らせ*
ネットショップ「地図子の本棚」が復活しています!
現物のZINEや缶バッジをお手に取りたい方は、こちらからご購入ください。
ZINEは電子書籍としても販売しています!
国分寺崖線や井戸ポンプについての五冊、制覇してみてはどうでしょうか?
Kindleでは白黒、スマホアプリではカラーで読むことができます。