そろそろ暑さも終わりに近付いているでしょうか、地図子です!
今年の9月は2週連続で3連休がありますね。
皆さんはどこか遊びに行く予定ですか?
今まで神田川、妙正寺川、善福寺川、呑川、野川、浅川、残堀川を歩きましたが、
あまり行く機会がなかった北の方の川が気になっていました。
と思っていたところ、池袋付近や谷根千付近に行く機会があり、
そのエリアを通っている石神井川を歩こう!と思い立ったのが7月。
石神井川上流は
あまり目立たないけど要領良く生きている人生の達人
という雰囲気でした。
既に東京は灼熱地獄でしたが、行けるところまで行ってみましょう!
石神井川の源泉・小平市鈴木町
さて、石神井川の水源はいったいどこにあると言われているのか?
それを知るべく、野川を歩くを一人で行った後、
多摩武蔵野スリバチ学会のフィールドワークに参加させていただきました。
小平市立鈴木小学校内には水が湧き出る池が残っています。
3月に歩いたときはちょうど良い気温でしたが、再訪したこの日は灼熱です。
小平市立鈴木小学校の近くには鈴木遺跡資料館があり、
発掘された地層を見学させていただくことができます。
この地層、下の方にいくと何万年という単位です・・・果てしない・・・
小平市立鈴木小学校から水がちょろちょろ流れ出るのを確認できればいいのですが、
水の流れは小金井カントリー倶楽部に入ってしまいます。
小金井カントリー倶楽部に入る権利がない地図子のような一般ピーポーは迂回です。
流れも見えない中、灼熱地獄を歩くのは・・・
あれ、地図子何やってるんだろう???
せっかくなので多摩武蔵野スリバチ学会のフィールドワークのおさらいです。
住宅街のど真ん中になぜか残る緑の道・・・
これは石神井川ではなく、陸軍経理学校から敷かれた経理排水です。
その先には駐車場・・・かと思いきや、
よく読むと「下水道管理用地駐車禁止」の文字があります。
3月に見たときは車が停まっていたのですが、やっと見れました。
・・・っていうか車を停めちゃダメですね!
都立小金井公園と石神井川上流端
小金井カントリー倶楽部の南側に沿って進むと、
玉川上水を歩く、をやりたいところですが、ここは石神井川を探しましょう・・・
小金井カントリー倶楽部と都立小金井公園の間の道路から
小金井カントリー倶楽部のコースを覗いてみると、
道が一番窪んでいる辺りに池らしきものが見えました!
これも石神井川の一部なのでしょうか・・・?
ようやく都立小金井公園にお邪魔します。
石神井川は江戸東京たてもの園の北側の土地を通っているようで、
こちらも引き続き小金井カントリー倶楽部のようです。
江戸東京たてもの園裏の道を東に歩いて行くと・・・
遂に石神井川上流端に到着しました!
・・・が、残堀川に引き続き、川に水は流れていません!
でもやっとここがスタート地点という感じがします。
スタート地点を追えるところまで追ってみると、
石神井川は上流端からすぐに暗渠になり、
上流端に辿り着いたはいいものの、ここから石神井川に沿って歩くぞ!
と思ってもそうはいきません。
石神井川は驚くほど住宅街すれすれのところを流れていて、
特に上流では川沿いの道があまりないのです。
ということで、次に石神井川を観察できそうなスポットを目指します。
ぷらぷら歩いていると目の前には、何やら真っ直ぐな道がありました。
実はこれ、村山貯水池から境浄水場までの間の水道施設を利用した、
その狭山・境緑道の途中にある、少し盛り上がったところへ来ました。
ここは「馬の背」と呼ばれているようで、ここの上に立つと、
石神井川が西から東へ流れている(実際には水はない!)のを確認できます。
川沿いの模索
ルンルンで石神井川を歩くを開始したものの、
この後も川沿いの道は全然見当たりません。
ここで地図子が頑張って石神井川を見つけようとした痕跡を紹介します。
一番最初に渡ることができたともえ橋で、この辺りは少しだけ川沿いを歩けます。
入り口出て目の前が川!なアパートもありました。
左岸にはすぐそこまで家が迫っていますが、右岸にはスペースが・・・!
増水時の貯水池にもなっているであろう向台運動場を発見しました。
川近くでは恒例の銭湯です。庚申湯というお名前で、建物が素晴らしい。
駐車場からちらっと川が見えたこともあります。
ほとんどは家が川に背を向けて建っていました。
川のすぐ隣が団地の場合もありました。
ここまで家がびっしりなところにさりげなさというかもはや要領の良さを感じます。
相変わらず水が流れる気配はありません。
石神井川南町調節池
そう考えると西武新宿線は常に色々な川沿いを走っている、川の電車ですね。
田無駅を過ぎると何やら意味ありげな広場がありました。
こちらの柳沢児童広場で看板を探すと・・・
この広場も実は石神井川南町調節池でした。
台風などで大雨が降ったときにはこの広場が役立ちそうですね。
広場から石神井川へ流れる流路も見ることができます。
途中で暗渠も発見もありました。どこを通っているのかが気になります。
東伏見稲荷神社
西武新宿線沿いは駅と駅の間に見どころがあり、そのうちの1つが、
次の駅の名前でもある、東伏見稲荷神社です。
こちらの神社は京都の伏見稲荷大神の分霊だということで、
創立したのは昭和4年とかなり最近だそうです。
どうしてこの立地が選ばれたのかは気になるところです。
中には本家の伏見稲荷大社のごとく鳥居が大量にあるそうなのですが、
今回は参拝時間を過ぎていたので、大鳥居を眺めさせていただきました。
この辺りから石神井川の雰囲気もガラッと変わり、
川沿いの道ができて歩くことができるようになります。
急に河原まで降りることができて感動したので、早速降りてみました。
川沿いを歩いていると、右岸に下野谷遺跡公園が現れます。
こちらは縄文時代中期の環状集落だったそうですが、縄文時代中期っていつだ?
と調べると5000~4000年前だそうです。
縄文時代の人はこのように少し高い場所から石神井川を見下ろしていたのでしょうか。
今はすっかり早稲田大学の野球部と馬術部の日常に変わっていました。
武蔵関公園と少し先へ
東伏見駅を越えると、駅と駅の間の見どころ再び。
ゴールであり、次の駅の名前を冠する武蔵関公園にようやく到着しました。
池があるので井の頭公園や善福寺公園をイメージしていましたが、
思っていたより暗くて蚊が多いです・・・
石神井川はここでもそのまま流れる場合と、
非常時に武蔵関公園の中の池と連結する場合に分かれます。
この日は水が少なかったため、池とは連結していませんでした。
池から石神井川に流れ込む流路は健在でした。
最後はもう少し石神井川・西武新宿線沿いを歩き、帰りの武蔵関駅まで向かいます。
石神井川は駅のすぐ西で線路と交わっていきました。
本当に川とともに生きる路線です。
ここまでが今回の石神井川を歩く、になります!
初めは水もなく、川沿いも歩けず、灼熱の中何を目指して歩いているんだろう?
という感じでしたが、
川らしさ満載だったり、ひっそり歴史的建造物があったりと
なかなかディープな川だと思います。
住宅街が近い川なので、どのような防災工夫がされているか、
どういう危険が考えうるか検討しながら歩くのも大事ですね。
皆さんも石神井川上流の雰囲気と観光スポットを楽しんでみては?♡♡
今週のお題「わが家の防災対策」
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9月は3連休が2回もあるので、国分寺崖線を歩いてみたい方!是非♡
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