ふと思い立って、プチ冒険

私は鉄子ではなく、地図子です

地図子、荒玉水道を歩く -4 野方配水塔から荒川まで-

皆さんこんばんは、ひたすら真っ直ぐ歩いている地図子です!
多摩川から始まったこのお散歩も直線道路の部分を過ぎ、
それ以降は60°の角度を守りながら地図子独自で進んでまいりました。

 

前回の野方配水塔、そしてこの後の大谷口給水所までは水が届けられていましたが、
そもそもこの水道は「荒玉」水道
どういうルートで荒川まで通すつもりだったのか見てみたくない?

 

ということで、荒玉水道を歩く全4回、このようなルートで歩きます!!

 

 

本日はC地点の野方配水塔からスタートして、D地点の大谷口給水所を目指し、
最終的には道なき道、水道なき道を進んでE地点の荒川に辿り着いてやりますよ!!
道路だらけの東京でどれだけ60°の角度をキープできるのか??れっつごー!

 

 

 

 

 

 

 

野方配水塔 → 大谷口給水所

 

さて、荒玉水道ラストの区間妙正寺公園近くの野方配水塔からスタート。
そのまま哲学堂通りを北上していくと、境界マニアにはたまらないあの場所へ。
そう、新宿区・中野区・豊島区・練馬区と4つの区の境界です!

 

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青が荒玉水道、赤丸の部分に4区境が集まる!

 

厳密に言うと、まずは新宿区・中野区・豊島区の3区境があって、
その数十m先に中野区・豊島区・練馬区の3区境があるのですが、
道路を挟んで住所が違うのを探したりするのは楽しいものです。

 

実は荒玉水道練馬区をかするのは一瞬で、その後はしばらく豊島区に入ります。
豊島区では環状6号線と環状7号線の間の鮫洲大山線を歩くのですが、
道路が狭く、最初は右、その次は左とところどころ土地買収中です。
買収に応じない家が歯抜けのようにあり、全員が応じてくれるには時間がかかりそう。

 

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みんなで応じなければ怖くない!


有楽町線副都心線千川駅を越えると板橋区に入るのですが、あら不思議!
買収が完了したのか、板橋区では道が一気に広くなります。
板橋区や北区はたまにこう広いエリアがあって、意外な外国気分を味わえます。

 

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広くて見通しが良い道の先に現れたのが大谷口給水所です。
こちらは野方配水塔よりさらに大きくて立派!

 

・・・と思っていたら、元々あった配水塔は1931年に完成して1972年まで使われ、
当時のものは2005年に取り壊されていたようです。
ですが、2011年に旧配水塔を模したポンプ棟が造られ、
2020年に歩く地図子でも荒玉水道を歩く気分を味わえたということです。
綺麗そうだし、中にも一度入ってみたいですね!

 

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大谷口給水所 ↘︎ 石神井川

 

やれやれ、大谷口給水所まで辿り着いた・・・
というところで大抵の人は荒玉水道を歩くを終わりにすると思います。
でも本当は多摩川から荒川まで結ぶ予定だったんだ!
こうなったら地図子魂として荒川を見るまで帰れま10

 

D地点の大谷口給水所からE地点の荒川まではまだ全体の1/3の距離があります。
おまけに中野通りや鮫洲大山線のような分かりやすい道はなくなってしまったので、
独自で60°の角度を探りながらくねくね歩きます。

 

くねくね歩いていると、東武東上線の手前で怪しいお寺を発見!
中を拝見させていただくと、水小屋の中に立派な井戸がありました。
井戸があるお寺はいいな〜と、まだ20代なのに終活が捗る、捗る。


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でもこの日一番の興奮ポイントはこっち!
先ほどのお寺から数m行ったところに、とある看板が。
なんと「まちかどオアシス(防災井戸)」と書いてあるのです。これは夢?
手を震わせて動画を回しながら角を曲がると・・・ここぞオアシス!
ちゃんと奥の水路に水も流れるようになっていました。

 

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地図子のオアシス。


板橋も井戸が多いと聞くよな〜寄り道したいな〜と思いながら、
中板橋駅の横の商店街を抜けて、少し凹地を流れる石神井川に出てきました。
この辺りはきっと桜並木が綺麗なはず。

 

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そしてこの日2度目の環状7号線を越えて、清水稲荷神社に出てきました。
この辺りの地名も清水町や泉町や蓮沼町と水と縁が深そう。
荒玉水道は人工的なものですが、通している場所は井戸もあって水が多いです。

 

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石神井川 ↗︎ ↘︎ ↘︎ ↘︎ 荒川

  

荒玉水道を歩くという長旅。
中山道を越えると北区に入ってきて、ここからがラストスパートです。
荒玉水道国分寺崖線を上がってから基本的に平坦で、
川や暗渠のときの微妙な凹みしかありませんでした。
でもラストということで、すぐ隣のこんなスリバチや・・・

 

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あんなスリバチに吸い込まれそうになります。
さすがスリバチ地形の聖地、赤羽!
この崖下に井戸もたくさんあるんだろうなぁと階段を下がりそうになりながらも、
「いや、今回は荒玉水道の60°を守りきるんだっ!!」と自分に言い聞かせます。

 

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角度をキープすると荒玉水道は凸凹せず、八幡坂で台地をすーっと下ります。
まるで荒川に吸い込まれていくようですが、これも計算済みだったのかも?
直線道路がここまで続いている世界も見てみたいような気がします。

 

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最後に赤羽の凸凹を楽しむために、せめてもの赤羽八幡神社に立ち寄り。
赤羽の凸凹地形を口に見立てると、ちょうどここが上唇のような部分になります。

 

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下の横断歩道を左(北)に進んでゴールを目指します。

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新幹線の眺めも良いので、小さい男の子にも人気のスポット。


JRと新幹線の高架下を越え、南北線赤羽岩淵駅横を通り、
「ついに荒川か!?」と思っても一度新河岸川を挟み、
ギリギリ明るい中、無事に荒川の河川敷に出てくることができました!
多摩川のように水はたくさん流れているけど、
荒川の方が周りも低地で、川が地球から盛り上がっているように見えます。
どちらも東京を支える(時には翻弄する)大河ですね。

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荒玉水道を歩く、はここまでになります!
直線道路がある区間は約13km、その後の妄想区間は約17kmということで、
合わせて30km超の道のりを歩いてきたことになります。
その中に武蔵野台地を流れる色々な川が挟まっていて、お得感がある散歩でした。
川沿いを歩くだけではなく、たまには川を横断してみるのも良いものですね。

 

皆さんも荒玉水道の上がすべて直線道路だったら?と想像しながら歩いてみては?♡♡

 

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荒玉水道を歩くシリーズはこちらから*

 

chizuchizuko.hatenablog.com

chizuchizuko.hatenablog.com

chizuchizuko.hatenablog.com

 

 

今回の荒玉水道沿いの井戸たちはTikTok動画になっています!
どの井戸からは水が出るのか?ぜひチェックしてみてください♪

 

vt.tiktok.com