今週のテーマの谷田川・藍染川を歩くもそろそろ終盤に近付いてまいりました!
石神井川と分かれ、都内に隠れる低地を通り、
染井霊園から水を湧き出し、商店街の下を通ってきましたが、
最後は一体どこを通ってどうゴールテープを切るのでしょうか・・・?
谷田川と谷田橋の名残
JRの高架下をくぐると、パラレルワールドに入ったのか、
天気が一気に悪化してきました。(嘘です、別日に歩きました)
次は下町風で素朴な田端銀座商店街を横断します。
谷田川・藍染川は山手線の巣鴨から上野までをなぞるように流れていますね。
とうとう雨が降ってきたので、水のように流れる気持ちを高めていきます。
雨で見逃しそうでしたが、こんな看板がありました。
谷田川交差点のところに谷田橋が架かっていましたが、現在は田端八幡神社の鳥居の手前に埋められています。
ふむふむ、なるほど。
先ほどの霜降橋交差点には橋の痕跡は残っていませんでしたが、
この後の谷田橋は残っているようですね。
今はがっつり土地になっている道に残る水神社を横目に田端八幡神社を探します。
谷田橋交差点を左に曲がると・・・
少し坂を登ったところに田端八幡神社と東覚寺が隣り合わせであり、
田端八幡神社の鳥居の手前に橋の跡が残っていました。
先ほどの看板を読まないとここに川が流れていたのだと勘違いしそうですが、
川の物語が残っているようで暗渠旅をする甲斐がある神社でした。
へび道は区の境界線
雨足が強まる中、ここから谷田川・藍染川一の観光区間に入ります。
まずは境界協会の人であれば見逃せない観光スポット・・・
この写真に興奮を感じたあなたは相当変人です♡
川の上やその近辺にはもれなく商店街が広がり、
よみせ通りの上を通り、千駄木3丁目すずらん通り商店会の横を通った後は・・・
は!
谷田川・藍染川随一の観光スポットは3区の境界線ではなく、谷中銀座でした。
夕焼けだんだんを入口としたときの出口は、そのまま川に真っしぐらです。
川が流れていた頃は谷中銀座は川に落ちるほど人がいなかったのでしょうか・・・
あ〜タイムスリップしたい!!
谷中銀座を通り過ぎると、団子坂と三崎坂の間に柳と怪しげな看板があります。
柳が残っているというのも暗渠の風情としては素敵です。
同時に朝日湯という銭湯も川の名残として残っていました。
地図を見てもくねくねとした河道を感じ取ることができて最高です。
このへび道はちょうど文京区千駄木と台東区谷中の境界線なので、
ここに住んでいると、家賃やゴミの日や使える図書館が違うのかなと妄想します。
湿った背景とは裏腹に、最近はおしゃれなカフェや小物屋さんも多いです。
不忍池へ真っしぐら
へび道を過ぎると谷田川・藍染川の暗渠旅はクライマックスを迎えます!
藍染川の名の通り、古くから染物をしていた丁子屋さんがあるかと思えば・・・
急に川幅がとても狭くなります。
ただ、狭くなっても意外と近所の人の往来があり、
また、呑川のときのように暗渠を駐輪場として有効活用もされています。
狭い暗渠道を南下するとこのタイムズ駐車場で行き止まりになり、
奥が上野動物園になってしまいました!
ここから先は上野動物園内に入らないと川を追うことはできません・・・
迂回して上野公園に出てきました。
気分だけは谷田川・藍染川の流れてきた水そのものです。
念のためフェンス越しに上野動物園を眺めます。
パンダ以外を目当てに上野動物園を覗く変人が他にいたら会ってみたいです。
ここまでが谷田川・藍染川を歩くになります!
石神井川から染井霊園までの間には多くの謎が残りますが、
基本的に河道を追うことができて、暗渠欲がとても満たされた旅でした。
水の流れは確認できませんが、商店街という人の流れを残していて、
商店街のあのお店でいつもお帰りと迎えてくれる売り子のお姉さんのようでした!
皆さんも東京の歴史を物語る、商店街だらけの谷田川・藍染川を歩いてみては?♡♡
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