ふと思い立って、プチ冒険

私は鉄子ではなく、地図子です

地図子、仙川を歩く -1 野川との合流地点から旧甲州街道まで-

明けましておめでとうございます、地図子です!
2021年はどんな年になるでしょうか?
地図子ブログも今年で4年目に入るので、また新しいことに挑戦していきたいです。

 

2021年最初のテーマは、その距離と複雑さゆえ長らく放置していた・・・仙川を歩く、です!

 

仙川といえば武蔵小金井国分寺の間のサレジオ学園を始めとし、野川との合流地点までの距離は20.9kmと、本流の野川(20.5km)よりも長いのです。
そしてその複雑さ・・・本来の川は途中の三鷹市立丸池公園辺りが水源だったらしく、それより上流は微地形の谷間を人工的に掘られたとのこと。
東八道路より南は緩やかなカーブの川らしい流れなのですが、上流はカクカクと折れ曲がり、途中で追うのも難しい人工的な流れとなっています。

 

ずっと仙川を追う気になれなかったのですが、荒玉水道を歩いたときに仙川を歩いていないことを痛感し、ついに2020年にその重い腰を上げてみました・・・!
第1回は懐かしの野川との合流地点(A地点)からスタートし、砧公園下を通り(B地点)、京王線仙川駅近くの旧甲州街道(C地点)までゆるゆると遡ってみたいと思います。
Google Mapの調子が悪く、ルートがきちんと川沿いを追えていないときもありますが、なるべく水の近くを歩きます。れっつごー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国分寺崖線と付かず離れずの関係

 

さあ、今回も東急田園都市線大井町線二子玉川駅からシェアサイクルをして、野川との合流地点までやってきました!
野川を歩くのときも見かけて、常時工事中のこのイカつい光景が、仙川が野川に流れ込むスポットです。
今回はこの水がどこからやってくるのか追ってみたいと思います。

 

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この辺りは『国分寺崖線を歩く』でも取り上げているように、色々な流れがあります。
仙川と野川の合流地点の近くにも、この高低差を活かして人工的に掘られた六郷用水が残っています。
六郷用水は場所によっては次大夫堀、丸子川と呼ばれ、狛江市元和泉から世田谷区、大田区の方に引かれています。
ここや田園調布、六郷水門など、六郷用水沿いはどこか懐かしい雰囲気になります。

 


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仙川の左岸が国分寺崖線になるので、激しい坂が続きます。
岡本三丁目の坂の一本北の坂も、一度降りてきたら二度と降りたくはないものです。

 

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砧公園・大倉運動公園の下には、自然の崖下らしい風景が残っています。
仙川の隣の小川には弁財天がありました。
近くには有名な廃墟もあって、ジメジメした川の雰囲気をつくり出しています。

 

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大仏と映画の街、成城

 

ジメジメ川沿いの雰囲気はすぐにいっぺん。
仙川は国分寺崖線の中の谷戸にどんどん上がっていきます。
下流から見ると、段々になっているのがレッドカーペットかのようです。

 

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国分寺崖線で通り過ぎて気になっていたおおくら大仏に再会しました。
このおおくら大仏は実は多摩川桜百景で訪れた妙法寺の敷地にあるようですが、敷地が結構広く、今まで全然気がついていませんでした。
このおおくら大仏、実は回転するハイテク大仏だそうです。


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そして先日歩いたばかりの荒玉水道と交差する辺りに出てきました。
荒玉水道を辿っていたときはここで道を間違えてしまったのですが、仙川沿いから見ると水道管が引いてあるので絶対間違えないですね。

 

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荒玉水道を越えると、仙川沿いも木々が綺麗で映画に出てきそうな雰囲気になります。
それもそのはず、この辺りの仙川沿いは周りが東宝スタジオの建物だらけ!
仙川沿いの撮影のエキストラを狙いましたが、地図子はテレビ縁がほぼないので、今回も山﨑賢人くんには会えずに通り過ぎます・・・
この静かな雰囲気も小田急成城学園前駅近くの高級住宅街ならではですね。

 

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高級住宅街は続くよ

 

小田急線の高架下を通っても、しばらく高級住宅地ゾーンは続きます。
仙川の下流国分寺崖線と切っても切れない関係なので、崖線上の高級住宅街の雰囲気が川沿いにも残っている、珍しい川です。
川沿いの成城大学の敷地内にも、品の良い紅葉と池が残っていました。

 

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こんな住宅街ゾーンなので、増水対策もしっかりしないといけません。
左岸の祖師谷公園は緑が多く、中には震災対策用応急給水施設を発見しました。
建物の形と看板のフォントがかっこいいです。

 

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そうこう歩いているうちに、旧甲州街道との合流地点に到着しました。
仙川の上を走るのは京王線。この路線の仙川駅は川沿いの低いところにあると思っていたのですが、実際には仙川から少し離れた台地の上にあって驚きました。
仙川駅近くは世田谷区と調布市三鷹市が入り組んでいるのも面白いところです。

 

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今回の仙川を歩く、はここまでになります!
仙川の下流ゾーンは国分寺崖線との結びつきが強く、川沿いには珍しい高級住宅街ゾーンでした。
元々結構高いところを流れているので、他の川沿いと比べても住みやすいのかもしれません。
そして自然な流れは後少し。地図子は上流でもちゃんと仙川を追えるのでしょうか?

 

皆さんも仙川の下流でセレブ気分を味わってみては?♡♡

 

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*おまけ*

 

昨年8月にヒヤパさんと月島さんぽをしたときから、井戸ポンプにものすごくハマっている井戸子、いえ地図子ですが、新年早々愛しのヒヤパさんが代理井戸業を担当してくださりました!!
恒例の「果たして水は出るか」も動画で検証してくださったので早速TikTokにしたところ、ヒヤパさんの記事にも載せていただきました。ありがとうございます♡
今年もたくさん井戸探しをしようと思うので、良かったら是非他のTikTok動画も見てみてください♪

 

hiyapa.hatenablog.com