ふと思い立って、プチ冒険

私は鉄子ではなく、地図子です

地図子、黒目川を歩く -2 都県境からさいかち窪まで-

最近晴れの日が多いですね、地図子です。
夕焼けも夜景も楽しめる大人な地図子になりたいものですが、
やっぱり晴天の青空の景色が大好きなんですよね・・・ビバ秋空!

 

さて、今回も前回に引き続き黒目川を歩いてまいります。
スタートは前回到達したF地点の都県境から、東京都東久留米市を抜けて、
水が湧いているかもしれないI地点の小平霊園内、さいかち窪を目指します。
ここまでの川の流れや湧水の量が多くて速いので、さいかち窪も期待大・・・!
さあ、れっつごー!

 

 

 

 

 

水の町・東久留米

 

前半の最後では都県境にある神宝大橋から黒目川と落合川の合流地点を眺めましたが、
どうやら黒目橋を渡って三角地帯に行けそう!とのことで訪れました、黒目川デルタ。
デルタって楽しいけど、神田川でも鴨川でもどうしても増水が気になる・・・


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と黒目川沿いを歩き始めたら、やはりありました貯水池!
三角地帯には東久留米市下谷ポンプ場があり、下にはRPGゲームのダンジョンも。
三角地帯には無理に家を建てずにこのような公共施設があると安心ですね。


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合川も湧水スポットがたくさんあると聞いてものすごく気になっているのですが、
今日の目的はさいかち窪!黒目川をどんどん進みます。
途中で広島・・・ではないですが、G地点の厳島神社を発見しました。
見てみると本当に神社の周りは湿地帯で、大雨が降った後の景色は神秘的そうです。

 

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黒目川は西武池袋線東久留米駅近くを流れていきます。
大圓寺の目の前を通り・・・


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白山公園辺りを水源とする西妻川との合流地点に到達しました。
地上部分が教科書のように暗渠仕様になっているのがなんとも可愛らしいです。

 

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ここまでの長い間、本当にのほほんと川沿いを歩けていたのですが、
遂に新宮前通り沿いのセブンイレブンの横で流路が狭まり、隣を歩けなくなりました。
一旦セブンイレブンに立ち寄り飲むゼリーを買って心を落ち着かせようとしたところ、
現在行われているキャッシュレスのキャッシュバックが半年間だけなことに
その場で初めて気が付き、ますますショックが大きく立ち直れなさそうです。
さあ地図子、この後どうなる・・・?


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暗渠ができそうになる瞬間

 

黒目川沿いではなく大通りを歩いていくと、
黒目川はH地点の下里氷川神社辺りで住宅街の中を流れるようになります。
下里氷川神社前で写真を撮ろうと立ち止まった瞬間、
目に浮かんできた光景は蛇崩川の駒繋神社の橋暗渠の姿です。


もし、黒目川のここの部分も暗渠化されてしまったら、
下里氷川神社前の氷川橋もトマソンと化してしまうのでしょう。

 

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実際に黒目川は一部道路の下を流れるようになり、
その上を地元の子どもたちが和気藹々と通っていきます。
この風景も、なんとなく思い出すのは烏山川の国士舘大学付近
今年はよく暗渠を歩きましたが、現在の暗渠が地面に潜る直前の風景を、
ここ黒目川で目にしたような気がしました。


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黒目川の上流はこのまま暗渠化の勢いを辿るのかと思いきや、
新所沢街道を越えたところでしんやま親水広場に出てきました。
ここは護岸も緑でやっと深呼吸が出来る気分です。

 

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そしてさいかち窪へ

 

しんやま親水広場を過ぎるとまたもや黒目川沿いを歩けなくなる・・・
のかと思いきや、「さいかちの路」という怪しい看板が現れたので恐る恐る入ります。
すると中は・・・

 

 

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東京都は思えない、まるで山奥の異世界です。
そういえばさいかち窪へ行くぞ!と心して家を出てきたのに、
以前ヒヤパさんの目の前でおでこを腫れぼったくしてみっともない姿を晒したのに、
またしても虫除けもムヒも家に置きっぱなしにしてきた地図子でございます。
完全に蚊と、蚊のサイズの脳みその地図子との闘いです。

 

山道のようなさいかちの路の途中にはラスボス戦のような柳窪天神社が現れました。
地図子にとっての敵はもっぱら蚊で、既に足に無数に傷跡を追っています。
ここは東京の名湧水57選でもあるのですが、湧水を見るときは虫除け必須です。

 

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足をブンブンさせながら進んでいくと、遂にI地点の小平霊園に辿り着きました!
ですが問題はここから。
小平霊園の中でもさいかち窪は完全な自然無法地帯で、見るからに蚊が絶えません。
遂に奴らは耳元までにも迫ってきました・・・(何で虫除け持って行かなかった)

 

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まだ霊園の丘が見える外周付近。

 

一度耳元でバズ音をかき鳴らす蚊に負けて外周1周しかできなかったのですが、
17kmほど歩いてきたんだからもう行くしかない!という強い気持ちで、奥へ・・・

 

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ここまでの黒目川と同様、流れが速い。

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ぶくぶくしている姿は見れなかったけれど、湧いていました。


黒目川の源流であるさいかち窪は、しっかり湧いていました。
周りは静かな墓地、その中でここだけもののけ姫の森のように、
虫が蠢き、水は静かに流れておりました・・・


やはり川の中でもしっかり水源まで遡れる川だと、段違いの達成感が味わえますね。
川沿いのすべての景色を知って、世界は繋がっていると知る、
それが川歩きの醍醐味です。

 

 

 

今回の黒目川を歩く、はここまでになります!
最初にまとめたとおり黒目川は:

 

1. 霊園が多い。霊園で始まり、霊園で終わる。

2. ほぼ全区間で自然豊かな川沿いを歩くことができる。

3. 川と程よい距離感を保って住まいが造られている。

 

という雰囲気でしたし、やはり黒目川が激しく流れていたり、
各所から水が湧いてきていたり、水路の分岐があったりするのを見ると、
本来はもっと激しい川だったのではないかな〜ということを感じます。
実際に、黒目川も途中の区間はかなり直線化されたようです。

 

そして忘れてはいけない、
さいかち窪に向かうときは虫除けとムヒを携帯しましょう⭐︎
(また地図子が忘れていたら「目を覚ませ!!」とリマインドしてほしい)

 

 

 

皆さんも小平から朝霞まで、自然溢れる黒目川を散歩してみませんか?♡♡