こんばんは、地図子です!
本日は雛祭りですね。皆さん雛人形を飾られているのでしょうか。
このような桃の節句など人が集まらない種類の季節のお祝いは、
今後日本の社会でどのように継続されていくのか気になりますね。
ずっと旧きを守ってきている、と思っていても、
実際には形だけで当時の思惑ともかなり違う場合も多い気がします。
諸行無常ですね~!
久しぶりに週2での投稿ができたので、早速神田川ウォーキングに戻りましょう!
前回こちらの記事で神田川沿いを10.3kmも、
井の頭恩賜公園から杉並区と中野区の境界線まで歩いたわけです。
長らく杉並区の自然の中を優雅に楽しんでいましたが、
さあここからが中野区!
新宿区も経て、小滝橋という橋を目指します。
中野区に入ると川幅が狭まり、すぐに丸ノ内線の車両基地を確認。
地図子、一度も乗ったことない丸ノ内線支線区間に突入しました。
井の頭線から卒業したことを実感。
しばらく歩いているのですが、ここであることに気が付きます・・・
中野区の川沿いに神田川に関する看板が全くない。
???
今回の神田川ウォーキングの目的が以下の3つなのですが、
西武新宿線の上石神井駅、中央線の吉祥寺駅、西荻窪駅トライアングルの
真ん中に位置する善福寺公園を水源とする善福寺川と神田川の合流地点です☆
ここで対岸に杉並区が復活したので、杉並区の看板が出てきて、ほっ。
ただし、中野区側は沈黙を貫くままです。
こうして東京都中野区弥生町5-24に位置する、丸の内線中野富士見町駅に到着。
駅ビルは想定よりモダンですね。
ただし、また川沿いを歩けなくなります。
看板もないし、神田川沿いも歩けないし、地図子気落ち!!
疲れてきたし帰ろうかしら・・・
新しい壁でできていて、深く掘られた水路。
右下に
「ここ方南・和泉地区の流域では、そのあとも度々、浸水被害を受けましたが、
河川改修事業の促進や平成20年に完成した、環状七号線地下調節池により、
水害の軽減が図られ、安定性が大きく向上しています。」
の説明。
方南町駅南にある地下貯水池。
そうです、この地域は戦後の人口増加によって
神田川が最も氾濫しやすくなった地域のうちの1つなのです。
実際に地下調節池が完成した時期前後までも頻繁に洪水が起きていたそうです。
中野台地と幡ヶ谷台地の狭間を流れ、善福寺川と合流していたことから
水量が増えやすかったのではないかと推測されます。
(看板がなかったため、このあたりは地図子調べです)
難しいのは、看板問題!
おそらく中野区は地下調節池の整備等防災関連に多大なお金をかけていて、
あまり神田川の説明にお金を使う気はなかったのかもしれません。
実際住民に当時の記憶を思い出させてしまいますし、
新たな住民を募るときに不安感を与える可能性もあります。
ただ、冒頭の桃の節句ではないですが、
正しく記録されていないことは風化したり歪曲して伝わったりする可能性があります。
よって、看板があると嬉しいな~というのが地図子の個人的な感想でした。
(歩くモチベーションに繋がります 笑)
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というわけで後日看板がなかった分を自分で調査しましたが、
川歩き当日は看板もなく、川沿いも歩けず、
ただただコンクリートの住宅街を行く地図子。
ギリ諦めてはいません。
ここで真っ赤に見えてきたのが・・・
中野新橋ですね。赤い橋は川を明るくするので大好きです。
近くには同じ名前の丸の内線中野新橋駅があります。こちらも建物がモダン。
その奥には桜橋という、乙女橋に次いで可愛い名前の橋を発見。
都庁がくっきり見えてきたところで、
川沿いにこれまたビビッドな赤の社を発見。
八津御嶽神社というそうですが、この社だけがそうなのかと思いきや、
後ろのコンクリートの建物が本殿のようです。大都会東京という感じです。
やっと神田川の石碑だけ復活し、
と、石碑を皮切りに・・・
進行方向右岸が新宿区に突入!
右岸だけ増える看板たち!やっと地図子ウォーキングが継続できそうです、万歳!
いきいきウォークなんて名前がついちゃって、地図子もいきいきです♪
急に大きな通りに出てきました。青梅街道です。
青梅街道を西方面に歩くと丸の内線・大江戸線中野坂上駅に到達します。
橋名をよく見ると・・・
ヨドバシカメラで有名な淀橋がこんなところにありました。
また、1947年に新宿区に統一されるまでは、四谷区、牛込区、と並んで
この辺りは淀橋区とまで呼ばれていたそうです。
ただ・・・看板を読んだ感じ、淀橋の元の名前の意味、不吉すぎですね(笑)
新宿区に入り、自然推しの看板が増えます。
もう少し歴史的な内容を増やしてくれてもいいような気もしますが、
先ほどまで看板難民だったので嬉しい話です。
確かに新宿区に入ると、杉並区とは違う形で、
春桜が映えそうな場所が増えてきました。
そしてなぜかここにきて、魚の頭だけ謎オブジェや、昔の遊びシリーズ、
散歩道の看板まで復活します。
久しぶりにがたんごとん音が聞こえてきました。
丸の内線は地下鉄で駅しか見えなかったので、井の頭線ぶりに現れたのは、
JR中央・総武線の線路です。
地図子、こちらも初めて訪れましたが、駅は古いものの、
坂の上は駅からマンションに繋がる道があり、大江戸線も通っていて快適そうです。
東中野駅を進むと、右岸には神田上水公園たるものが!新宿区ありがとう!
新宿区の神田川沿いは座って飲食するのは禁止だそうですが、
この神田上水公園だけ許されていて、花見ができるという噂です。
「ジワジワ前屈」というストイックな遊具があったので試してみるも、
地図子全然前屈できません・・・老化が激しい・・・
そして第2章の終わりがそろそろと近付いてまいりました。
JRの線路から665m先の小滝橋で本日は終了です。
ここから左岸の中野区に戻り、坂を上がったところには東西線落合駅があります。
10:30から歩きっぱなしでしたが、やっと電車で座れます。
第1章の終了が14:30で、第2章の終了が16:00過ぎだったので、
時間としては中野区・新宿区はそれほどでもありませんでしたが、
中野区に看板がないという非常事態により、地図子でも調査をし、
かなり神田川の歴史について学ぶことができました。
過去の洪水の記憶を残すのか、残さないのかということについては
今後も議論の余地があると思います。
それにしても看板を通して各区のカラーが出て面白かったです!
次回も新宿区・文京区・千代田区・台東区と様々な区にまたがり、
歴史的な場所も通るはずなので更に楽しみです。
第1章、第2章併せて神田川沿いは10.3km、
その日全体では18.3kmほど歩きました。ふ~!
ここまでお読みいただき、ありがとうございます!
第3章、第4章も是非楽しみにお待ちくださいませ♡♡