「本当に関東平野を歩いているって感じですね・・・あっ!!!」
「地図子さん、どうしました??」
「見てください!こんなところにラッパ型の井戸ポンプが・・・!」
みなさんこんばんは。
サムネイルから察する通り、みなさんお楽しみの廃ログ×プチ冒険タイム到来です。
今回もサムネイルを描いてくれた廃墟ガールことヒヤパさん(id:hiyapa)とお散歩です!
花粉症真っ只中の3月某日。
鼻水をグズグズさせながら、この日向かったのは遥か・・・
埼玉県の最北に位置する、深谷・本庄です!!
埼玉県深谷市といえば・・・!
地図子は大学時代の友達が深谷市出身で、よくふっかちゃんの宣伝をされたものです。
・・・それが理由ではなく、深谷や本庄には井戸ポンプがあるとの情報が!
ずっと散歩してみたかったのですが、埼玉県北部は公共交通機関が絶望的・・・
かと思っていたら、深谷市のくるりんバスが井戸ポンプまで向かってくれるとのこと。
これは二人でなら立ち向かえそうだ!!!ヒヤパさん、ありがとうございます!!!
せっかく未開の地へ行くので、ヒヤパさんの散歩ビンゴを楽しみながら歩きます。
それではれっつごー!
深谷市の渋沢栄一ゾーン
無事車両を乗り換えて、遠路遥々やってきました!深谷駅!
深谷市は東京駅の煉瓦を造っていた場所で、深谷駅自体もとても立派な造りです。
駅の中で公衆電話を見つけて散歩ビンゴも開始しつつ、廃ログ×プチ冒険をスタート!
本当は次の目的地まで歩きたいのですが、そうすると一日の歩行距離がすごいことに。
深谷市のくるりんは一時間に一本しかないので、慎重に乗り込みます。
最初に向かうのは、深谷市指定文化財の尾高惇忠生家です。
中に入ると、深谷市のボランティアガイドさんがとっても丁寧に教えてくれました。
尾高惇忠生家は江戸時代に建てられたものがそのまま残っているとのこと!
渋沢栄一の従兄であり、渋沢栄一直筆の書も置いてありました。
渋沢栄一と尾高惇忠の関係性以外にも地図子が気になっていることが・・・
井戸ポンプです!
外の煉瓦式の蔵のお隣にちょこんと鎮座しておりました。
ここでもガイドの方が色々教えてくださっていますが、地図子の目は井戸ポンプに!
でもお話も面白く、この蔵は失敗作の大きさバラバラの煉瓦からできているとのこと。
秩父鉄道は秩父から深谷にセメントを運ぶためにできたことも教えてもらいました。
尾高惇忠生家の説明をありがたく受け止めさせていただき、次に進みます。
先ほども登場しましたが、深谷といえば次の一万円札の顔の渋沢栄一の出身地です。
この辺りにもどんどん渋沢の名前が増えていきます。
・・・と思ったら、看板の下に気になるものを発見!
ヒヤパさん、これは散歩ビンゴのレトロ販売機に入りますか・・・?
これはもう買えないと思うので、レトロ販売機に入ると思います!
これで地図子は今までコレクションできていなかった散歩ビンゴをひとマスゲット!
次に向かったのは、深谷市の名所である旧渋沢家「中の家(なかんち)」です。
この辺りはブラタモリの深谷版でも血洗島という住所とともに紹介されていました。
せっかくなので、素敵なお家に入ってみます。
ヒヤパさん、奥で渋沢栄一先生が話しています!?!?
なんと!動作や仕草まで本物の人間のようですね!
アンドロイド渋沢栄一先生がいました。
動画撮影はNG、写真撮影のみOKだったのですが、写真に撮ると夢に現れそうです。
リアルな動きをつけて、中の家について解説されていました。
もちろんプロ井戸ポンプコレクターの地図子の目的は井戸ポンプです。
こちらのポンプは珍しそうなマークをしていたのですが、近づけず残念。
名家には素敵な井戸ポンプが置かれがちで羨ましいです・・・養子になるしか。
すぐ近くの諏訪神社でも井戸ポンプを収集です!
この血洗島一帯から色々な日本の知恵や仕組みが生まれたと思うとすごいですね。
深谷の方々はみんな深谷のことが大好きな理由もよく分かりました。
徒歩でグンマーゾーンへ
さあ、ここからが本格的な廃ログ×プチ冒険です。
公共交通機関がない中、寄り道しながら約10km先のJR高崎線本庄駅を目指します。
景色は見渡す限り、こんな感じ:
見渡す限りだだっ広い関東平野です。
そして深谷はネギしかないというのは本当で、なんとネギゴミ捨て場までありました。
意外と地図子が好きなこんなものもあります。
普段歩かない場所なので、ヒヤパさんと地図子をときめかせるものも多いです。
見てください!マルフク看板です!でもどうしてこうなってしまったのでしょう?
悪の組織がマルフク看板を駆逐しようとしていますね!手前の看板の方が錆びているのも気になります。
見てください!今度は廃ジャングルジムが!
廃ジャングルジムというパワーワードは、今日初めて聞きました!
わちゃわちゃ楽しんでいる間に、群馬県伊勢崎市に入りました。
そうなのです、利根川を渡らずとも、伊勢崎市が右岸に突き出ている箇所があります。
ここにももちろん目的が・・・
伊勢崎市の素敵なお家にも、素敵な密閉式井戸ポンプが残されていました。
新地集落センターのポンプは、珍しい川本式の密閉ポンプです。
地図子の家にもこんな素晴らしい水場がほしいものです。
ここから本庄市に戻り、駅の方へ向かうのですが・・・
地図子にとっては井戸ポンプゴールデンロードでした。
見てください!ラッパ型の丸八ポンプなんて初めて見ました!
地図子さんはこの井戸ポンプが一番嬉しそうですね!
地図子のテンションがとりわけ高くなったのはこの井戸ポンプさんです。
ラッパ型の井戸ポンプは初めて見ました。
興奮しすぎてヒヤパさんにしていた洗濯機と乾燥機の話が吹っ飛んでしまいました。
古いものが多く残されている深谷・本庄、とても楽しい・・・!
本庄駅前ワンダーランドゾーン
だだっ広い関東平野を歩き続けて、ようやく本庄市の駅前ゾーンに入ってきました。
商店街もあり、看板建築と装飾テントをゲットして地図子の散歩ビンゴが捗ります。
そして本庄駅前にも井戸ポンプがいくつか!
一つ目の本庄市歴史民俗資料館は、素敵な建物なのに閉業していて残念。
周りも含めて廃墟化している建物が多かったです・・・廃墟化!?!?
↓廃墟化といえば!今回はなんと2つも廃墟が!ヒヤパさんのブログはこちらです:
そしてラストの井戸ポンプさんはこちら!
この井戸ポンプさんはなんと銀座在住でしたよ!
・・・もちろん本庄市の銀座です。
5kmバス移動し、10km歩いて、無事深谷・本庄での廃ログ×プチ冒険は終了です!
ひたすら関東平野を歩く区間も長かったので、ヒヤパさんと一緒で良かったです!
日本のどこでも面白いものを見つけられる、それが廃ログ×プチ冒険の醍醐味です。
・・・と本庄駅のホームで感傷に浸っていたら・・・
地図子さん!反対側のホームの奥に異形矢印があります!
なんと!これは写真に収めないと!
というわけで、今回の深谷・本庄での廃ログ×プチ冒険の成果をば!
ヒヤパさんが一日分の散歩ビンゴをまとめてくださりました。
25個のうち17個見つけてすごい・・・意外と螺旋階段や銭湯が見つかりませんでした。
そしてなんと、この廃ログ×プチ冒険で面白い夏休みの自由研究を思いつきました!
暖かくなってきたら本格始動したいと思うので、みなさんお楽しみに〜!
いつも廃ログ×プチ冒険をご一緒してくださるヒヤパさん、ありがとうございます。
みなさんも渋沢栄一のお膝元で廃墟や井戸ポンプを見つけてみては?♡♡
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*お知らせ*
もっとヒヤパさんと地図子について知りたくなったら・・・
現在ブログ「写真と文」に寄稿中です!
普段のブログとは違うテイストの文章になっているので、お楽しみください。