みなさんこんばんは、地図子です。
ここまで名古屋近辺の川歩きシリーズはいかがだったでしょうか?
今回で名古屋からの記事はほぼコンプリートになります。
残っている名古屋近郊の記事は・・・織田信長四城スタンプラリーについてです!
名古屋に住んでいると、東京にいるときより明らかにお城が身近に感じます。
いくつかお城を回っている間に、織田信長四城スタンプラリーの存在を知りました。
地図子は今回初めて理解したのですが、織田信長が天主付きの城の走りなのですね。
それまでのお城は主に防衛を目的とした山城でした。
今いる日野市の近くにも高幡城や滝山城など、建物なき山城の跡は残っています。
織田信長は天主付きの居城を造り、権力拡大に応じてパワーアップしました。
せっかく名古屋にいるので、その変遷を見てみたい。
そういうわけで織田信長四城スタンプラリーへれっつごー!
実家から少し離れた場所での最初のチャレンジ、清洲城
最初に巡るお城は清洲城です。
清洲城自体は織田信長より前の1405年に建てられたのが始まりだと言われています。
尾張国の守護職であった斯波義重が、守護所であった下津城の別郭として建てました。
1478年に守護所が清須に移転した際に、尾張国の中心地となりました。
織田信長は桶狭間の戦い直前の1555年に那古野城から入場しています。
元々愛知県の西側の勝幡城近くの生まれだと言われる織田信長。
出身地からは約10kmの距離に、最初のお城を築きました。
さて、庄内川を超えて清須市に入り、清洲城に行ってみよう!
と思っていたのですが、電車の駅からは意外と遠いのが清洲城です。
名鉄線からは1km強、JR線からも1.3kmほどあります。
地図子は名鉄線から歩いて清洲城を目指します。
お腹が空いたのですが、意外と商店街などもないのが清洲城近辺です。
徳川家康の清洲越えのときにみなさん移動してしまったのでしょうか・・・
お城の敷地に辿り着くといい天気!建物は割と新しそうです。
実は清洲城、元々は五条川の対岸に建てられていたそうです。
赤い橋の先あたりでしょうか、今は清洲古城跡公園になっています。
現在の天守は1989年に旧・清洲町の町制100周年を記念して建てられたものでした。
展望台に登れたので、四方向への景色の写真を貼っておきます。
清須市からだと、名古屋駅前の高層ビルがくっきり見えます。
周りもすっかり市街地化されていますが、織田信長の時代はどうだったんだろう。
山をまるごと改造した、小牧山城
勝幡城からは20km超の距離になり、織田信長がさらに勢力を拡大しています。
実は一度名古屋飛行場から飛んだのですが、窓から小牧山がくっきり見えました。
さて、小牧山城も実際に行くとなると名鉄線の小牧駅からは約2km!
地図子はレンタカーを借りて訪れました・・・二度も。
小牧山自体が広いので、閉園時間ギリギリで間に合う規模ではありませんでした。
織田信長は1563年に清洲から居城を移して、小牧山城を築き始めました。
織田信長築城の特徴としては、大手道を真っ直ぐだったそうです。
これは晩年、安土城を築いたときにもこの手法が取られています。
一方、後日入城した徳川家康はこの大手道をクランクに変更したそうです。
そこそこな丘を登って、小牧山城の天守に到着しました。
ここからも周りを一望することができます。
濃尾平野を一望できるタワマン、岐阜城
織田信長が岐阜に建てたのは・・・岐阜城です。
金華山の目立つ場所に位置し、岐阜市や周辺エリアからは一目瞭然です。
元々は稲葉山城でしたが、1567年の稲葉山城の戦いにより斎藤龍興から奪取しました。
さて、この岐阜城は山の麓からロープウェイでも行けるのですが・・・
週末になるとロープウェイが激混み、ということで一度登山・下山してみました。
こんなに見晴らしがいいので、山登りが筑波山並みにキツいです。
よくこんな場所に資材を持って行ってお城を建てようと思ったな・・・
ひいひい言いながら登った先の天守閣は圧巻です。
天守閣からの眺めも・・・清洲城や小牧山城とは桁違いです。
濃尾平野全体が見渡せるとはこのこと。これは一度は岐阜城を手に入れたくなる。
織田信長にとって岐阜城はタワマンなのでは、そんな気がしてきます。
湖畔沿いの理想のマイホーム、安土城
最後に訪れたのが安土城。
今までは愛知県のお城だったのですが、関ヶ原を越えて滋賀県へ飛び出します。
織田信長は1534-82年に安土城に居城したと言われています。
安土城は本能寺の変の数日後に焼かれてしまい、今は天主は残っていません。
織田信長四城の案内板で安土城の想像図を見て、妄想を膨らませます。
そしてここまで順調に集めていた織田信長四城スタンプラリー。
安土城では城なび館でゲットできるはずが・・・地図子が訪れた水曜日は休館日!
城なび館前の飛び出し坊やも、急な来客にびっくりです。
というわけで4月に入ってから再度リベンジしてみたのですが・・・
そうしたら今度はスタンプの期間を過ぎてしまいました!!
スタンプは揃わなかったのですが、せっかくなので摠見寺に700円払い見学しました。
新緑の安土城跡をお楽しみください。
この景色を見ると、織田信長は湖畔の優雅な邸宅を建てたかったのかなと。
当時は琵琶湖の面積が広く、もっと近くまで迫ってきていたそうです。
国の重要文化財である二王門と三重塔は今も残っています。
今回の織田信長四城スタンプラリーについてはここまでになります。
スタンプラリーは完成できなかったですが、すべてのお城を見ることができました。
こんなに歴史を感じられるのは、中部圏ならではだと感じています。
日本史の暗記に困っている人は、一度中部圏か関西圏に住むといいのかな?
織田信長がどんな場所にどんなお城を建てたのか体感できる旅になりました。
みなさんも織田信長が後世にまで名を轟かせたお城たちを見てみては?♡♡
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*お知らせ*
一週間後の8/10(日)より新刊ZINEを発行します。
その名も『あの日、灯台の上で 〜日本全国16ヶ所と、ときどきアメリカ〜』です!
このZINEを発行できるようになるまで、実に3年半かかったロングプロジェクト!
おまけとして、アメリカののぼれる灯台2基もレポートしています。
16基+2基を回りながら撮影したカラー写真をふんだんに載せた1冊になっています。
現時点で確定している出店は次の通りです:
- 10/12(土) ZINE FARM渋谷@MIYASHITA PARK
- 11/3(日) おもしろ同人誌バザール神保町@ベルサール神保町/ベルサール神保町アネックス
他にもこのイベントがおすすめ、うちのお店に置けるよなどあればご連絡ください。
新作ZINEと一緒にみなさんとお会いできるのを楽しみにしています。