お待たせしました、地図子です!
多摩川桜百景とモロッコ水紀行を間に挟んで、地球の反対側から日本に戻り、
野川&国分寺崖線を歩く、が復活です☆
思い出せばまだ冬だった頃に、
地図子、野川&国分寺崖線を歩く -1/5 野川の水源から国分寺崖線の始まりまで-
で野川より北西の国分寺崖線を巡りました。
今回はまだ桜が満開の3月末の週末に
多摩スリバチ学会さんのフィールドワークに参加させていただいたのですが、
そのときのスタートが国分寺駅だったので、
西武多摩川線多磨駅で下車して8kmかけて人見街道から野川を逆流しました。
この野川の区間を擬人化すると
おたまじゃくし大好き虫取り少年
という感じで、最高に爽やかで癒される風景が広がっていました。
是非お楽しみください♪
御狩野橋
人見街道と野川が交差する地点には御狩野橋が架かっています。
そこから野川を見下ろした景色なのですが・・・
新緑が何と美しく、心洗われる風景なんでしょう!
太陽に誘われて芽吹いた芝生が綿のようにふかふかしています。
去年なぜこんな自然豊かな時期に川歩きをしなかったのかと驚くばかりです。
(去年は山手線一周をしていたよう・・・それは気付かないですね)
そして左岸からは国分寺崖線を伝って湧いてきた水が野川に流れ込んでいました。
野川ではこのような景色を頻繁にお目にすることができます。
水も透き通っていて最高の散歩日和!
都立野川公園
人見街道のすぐ北には、多摩川桜百景でも紹介した都立野川公園があります。
桜が川沿いを散歩する人を誘うように乗り出してきています。
公園の中には誘われてピクニックしていたご家族がたくさんいました。
桜の風景は詳しくは 多摩川桜百景 -48. 都立野川公園- にてエンジョイ♪
野川公園自然観察園
都立野川公園の中を癒されながら歩いていると、
あれ?何だか見たことある風景が・・・
実はここに自然観察園があり、一度秋に彼岸花を見に来ていました!
どの駅からも離れているので、自然がたくさんでいい場所です。
1日勉強しても足りないほど、野川のあらましの看板も置いてくださっています。
それにしても、擬人化だけでなく本当に川で遊んでいる親子がいるし、
東京の名湧水57選に認定された湧き水も透き通っているし、
自分の子どもは野川沿いで楽しく育ててあげたいと思うような場所でした。
都立武蔵野公園
都立野川公園と都立武蔵野公園の境まで来ると、
ちょうど西武多摩川線が野川の上を越えていきます。
高校生カメラ好き男子3人組にしれっと混ざって地図子も撮影です。
こんなに水が綺麗な野川ですが、西武多摩川線隣の水路からは、
大雨のときには生活排水がそのまま流れてくるそうです。
川、そして私たちの水の使い方とその行方について考えさせられます・・・
都立野川公園同様、都立武蔵野公園も川沿いの桜も綺麗です。
中は 多摩川桜百景 -50. 都立武蔵野公園- な感じで割とコンクリート多めです。
それもそのはず、都立武蔵野公園の下には雨水をいっぺんに野川に流さないよう、
貯水池が隠れているとのこと!
公園が縁の下の力持ちなのは野川でも同じでした。
そして公園の反対岸も水が溜まるようになっていました・・・木が溜まっていますが。
公園と一緒に、左岸の国分寺崖線上の植物も観察しながら歩きます♪
野川沿いの紅枝垂れ桜
野川を3月末に歩いた理由・・・
それは桜スポットが溢れんばかりに点在しているからです。
都立野川公園、都立武蔵野公園ときて、次は
多摩川桜百景 -51. 野川沿いの紅枝垂れ桜- が両岸からお出迎えしてくれます。
水が流れ込む土管もちらほら。
ここで一度野川が小金井市立前原小学校の下に消えていきます。
実は野川沿いの紅枝垂れ桜の途中の小金井自動車学校付近と、
この前原小学校の直前で小金井分水が野川に流れ込むようです。
小学校の掲示板には「野川検定」たるものが・・・合格できるかな?
ようやく野川が地下から出てきて、川沿い散歩も復活です♪
貫井神社&新次郎池
優雅に新緑を楽しんでいたら、地図子恒例☆
多摩スリバチ学会のフィールドワークの集合時間が怪しくなってきました☆
でもここをすっ飛ばすわけにはいかない!!
今回はちらっと見させていただきましたが、今度はゆっくり見たい・・・!
その隣には新次郎池・・・から野川に繋がる水路です。
新次郎池は秋に水量が多いそうで、その頃に再チャレンジしてみたいです。
貫井神社も新次郎池も東京の名湧水57選に選ばれています。
ここから上流すると川幅はどんどん狭くなり、護岸化されていきます。
中には地図には載っていないくらい狭い川沿いの道も!
せっせと歩いて無事フィールドワークの待ち合わせに間に合うことができました。
押切橋
・・・が!
まだ野川の全体像を見ていませんよね!
そんなこともあろうかと、この春国分寺駅へ降り立つこと2回目。
住宅街にある最初の橋、押切橋に到着です。
ここから国分寺駅に戻るには、国分寺崖線沿いの急な階段を登らないといけません。
汗をかきながら登ってJR中央線の線路を見渡すと、
線路の北側から南側に向かって地下を野川が流れています(るはずです)。
日立製作所中央研究所庭園
遂にやってきました、日立製作所中央研究所庭園です!
地図子が国分寺駅に2度降り立ったのは、
こちらの庭園は春と秋の年2回しか一般公開していないのです!
一般公開する日程は毎年インターネットに掲載されるので、
その日を狙って、川歩きを続行します。
庭園の入り口は国分寺崖線の上にあるのですが、
池がある場所へは急な坂を降りていきます。
今年は開花が早く散り気味ですが、池の周りも
多摩川桜百景 -56. 日立製作所中央研究所庭園- のように桜で一杯です。
池の片隅には庭園の外へ水を流すための門があります。
そして水の流れを遡っていくと、どんどん川幅が狭まり、草木が増え・・・
最後に湧水地発見です!
この湧水を見るためには少々並びます。
けれど水がしとしと湧き出ていて最高です。
日立製作所さん、ありがとうございます!
今回の野川&国分寺崖線を歩く、はここまでになります!
春の始まりの緑溢れる風景は東京離れしていて、本当に癒されました。
この後も野川はかなり有名な住宅地を通りますが、
季節とともにどのような表情が変化していくのか楽しみです。
皆さんも是非野川の自然と戯れてみては?♡♡
★おまけ★
地図子が訪れた「東京の名湧水57選」をGoogle Map上でも公開しています。
この夏、皆さんも涼みに訪れてみては?
赤:未踏 黄色:散歩済み 青:散歩済み&ブログで紹介済み