4月も終盤。
平成最後の桜シーズンも終わってしまいましたが、皆さん楽しく過ごされましたか?
このブログでは張り切って多摩川沿いの桜を巡った結果、
無事に100ヶ所を2年間で回りきることができました。
参考にさせていただいた「多摩川夢の桜街道」さん、ありがとうございます。
なんでこんなに必死に巡っているんだろうとふと思ったこともありましたが笑、
それでも青空に光る桜を見ると心がわくわくしてしまうのです。
今回100ヶ所を巡りきった中で感じたこと3つを共有したいと思います。
川沿いの桜は静かでのんびりできる
皆さんは、特に都内だと桜の名所に行ってもすごい人で驚きませんか?
千鳥ヶ淵、上野恩賜公園、目黒川(!)・・・
どこも桜の木より人の数の方が多いのではないかと思ってしまいます。
人が少ない場所が大好きな地図子が多摩川の桜に寄り付いてしまうのは、
やはり多摩川近辺の桜は人が少なく、静かでのんびりすることができるからです。
今回の多摩川桜百景では大きく分けると、
川沿い・公園・寺社が主な観桜スポットでしたが、
山手線の外ということもあり、どこも穴場的スポットばかりです。
その中でも最も混んでいたのは井の頭恩賜公園で、地図子もドキドキしましたが、
朝であれば近所の方がお散歩しているくらいなので、無事楽しむことができました。
川沿い・公園・寺社の中のイチオシはやはり、川沿いです。
上流の釜の淵公園や福生多摩川堤防、中流のくじら運動公園や稲城多摩川桜堤、
下流の多摩堤通り桜並木やガス橋緑地堤防二十一世紀桜並木など、
一列に盛大に並ぶ桜たちと青い空・川を眺めるのは爽快です。
1人で散歩するもよし、みんなでピクニックするもよしで自由に楽しむことができます。
そして意外にも多摩川沿いの桜の名所は時代によって変わっていくそうです。
昔は去年閉業してしまったたぬきやの辺りが桜の名所だったとか。
この景色も平成最後ならではだと思うと、味わい深いですね。
どんな桜も美しいけど、思い出がある桜は胸を打つ
昔から多摩川が好きなので、今回の多摩川桜百景では、
今までに何回も訪れたことがある場所を再訪する場合もあれば、
初めての場所を訪れる場合もありました。
初めて訪れる場所は、特に場所を探し当てるのに時間がかかったときに、
青空と桜のコラボレーションを見ることができた感動がすごいです。
去年でいうと根川桜並木でホッピングストーンを渡ったり、
今年でいうと初回の香林寺で神奈川県特有の山道のような高低差を乗り越えたりして、
辿り着いた先の桜は本当に美しいなと思いました。
ただ、更に驚いたのは、同じ桜でも思い出がある場所の桜はなんとも切ない。
美しいを超えて、なんだか泣きそうになります。
桜が春の風とともに当時の思い出を運んできてくれて、
毎年気持ちが改まるのが日本人が桜を愛す理由なのだろうなと思います。
思い入れがある桜は、文章や写真の表現にも熱意が入ってしまいますね。
4月は忙しい時期だとは思いますが、
だからこそ桜とともに昔の自分の考えと向き合ってみるのもいいのかもしれません。
花見ができる身体と心の余裕に感謝
桜が私たちの心を掴んで離さない理由。
それは桜を見ることができる回数が有限だということにもあるのではないでしょうか。
桜(ソメイヨシノ)の開花は毎年春の2週間ほどしか見ることができません。
確かに春は毎年やってきますが、私が明日死ねば桜を見ることができるのは26回。
80歳まで生きたとしても80回しか見ることができないのです。
そしてその決まった回数の中でも毎回見ることができるとは限りません。
今年同じくお散歩好きな祖母を花見に連れて行ってあげたいな〜と思ったのですが、
足腰が悪い祖母は歩くのも精一杯で、なかなか言い出すことができませんでした。
そのときに分かったことは、
花見は身体や心に余裕があるからできること、だということです。
同じ80回でも外に出る気力がなければ、見える景色も変わってきます。
来年以降も身体と心が元気である限り、
各地の桜を思う存分楽しんで、精一杯生きたいなと思ったのでした。
平成最後の多摩川桜百景はここまでになります。
今後また『国分寺崖線を歩く』のようにどこかにまとめたいと思っているので、
これからも多摩川近辺の桜をどうぞよろしくお願いします。
来年以降も下のGoogle Mapを是非ご活用ください。
皆さんも人生の中で限りある桜を精一杯楽しんでみては?♡♡
今週のお題「平成を振り返る」