みなさんこんばんは、地図子です。
9月に入ってお米もそろそろ収穫時期になってきましたが・・・
日野市の用水路を回ります、今回は平山用水です。
平山用水は日野市の浅川右岸にある用水路です。
浅川から水を取水して、南平用水に一部分水した後、浅川に水を返します。
YouTubeでもお伝えしていますが、今回は神回でございます。
なぜ神回なのかは、地図子を知っている方であれば見当がつくかも・・・
京王線の平山城址公園駅と南平駅の間を、れっつごー!
*注意点*
・Google Mapの青い線は用水路を表しているのではなく、用水路を見に回った大体のルートを表しています。
・ブログやYouTubeではメインの流れを取り扱っています。他にも支流や暗渠がたくさん存在している場合があります。
・用水路や近隣環境に対して、愛と尊重の念を持って歩きましょう。
取水口〜平山東公園〜南平西排水樋管
今回のスタート地点は平山用水取水堰(A地点)です。
ギリギリ日野市ですが、少し西に行くとすぐに八王子市に入る場所です。
取水口を見ることができる場所があるので、入ってみます。
ここからしばらく平山用水は浅川に並行する形で流れていきます。
このエリアには家屋もあって、平山用水がお庭のようになっていました。
滝合橋を過ぎたあたりで、平山用水は分岐していきます。
まずはポンプがあり、一部の水は浅川に返され、その他の水が用水路に流れます。
さらに奥の駐輪場で、真っ直ぐな流れと浅川沿いの流れに分岐します。
まずはいったん、真っ直ぐ進む流れに沿って歩きます。
しばらくは住宅街の中を通っていきます。
京王線の下をくぐったり、道の左側から右側に移ったりしながら流れます。
平山東公園(B地点)に到着しました。
平山東公園は二区画あり、西の方の区画ではまた分水しています。
奥が平山用水の続き、そして手前は南平用水への分岐になります。
そしてもう一つの区画には・・・なんと、井戸ポンプ!
この井戸ポンプは大好きなポンプで、なんと押さずとも水が勝手に湧き出します。
好きすぎて『はてしない井戸ポンプ物語』にも載せてしまいました・・・!
この辺りは地下水が豊かだということが見てわかります。
平山東公園を過ぎてすぐの交差点で、平山用水と南平用水は完全に分かれます。
そして南東からは丘陵の水が流れてくる・・・?
交差点より下流は最初は一つしか流れがないのですが、北と東でまた分岐します。
ひとまず東向きに流路を変えた流れを追ってみると、最後はこんなトンネルに。
水路の幅的にも、水の量はだいぶ少なくなったように見えます。
南平西排水樋管で浅川に戻っていきます。
大福寺下公園
序盤に駐輪場のところで浅川沿いに流れていった水路に戻ります。
ここは大福寺下公園という公園を流れていきます。
明治時代までこの辺りに大福寺というお寺があったそうです。
大福寺下公園の流れは短いですが、平山橋の先の平山排水樋管で浅川に戻ります。
丘陵からの流れ?
最後に、平山東公園を過ぎた交差点で北に分かれた流れを追います。
色んな地図を見ると、この流れはどうやら丘陵からの水のよう。
でも、現地で見ると平山用水と一度合流してから、北と東に分かれています。
しかも、現地で歩いていたらこちらの流れには水田が!
田んぼの学校という施設で、小学生が田植え経験できるようになっています。
案山子も立てられていて、稲作真っ只中!
後日、日野市の中央公民館に確認したところ・・・
今は丘陵からの流れも含みつつ、田んぼは平山用水の水を使っているとのことでした。
ご回答いただき、ありがとうございました!
今回の平山用水を歩く、はここまでになります。
自噴井戸があったり、丘陵からの流れがあったりと、平山地区は水が豊富でした。
今は開発され切っていますが、浅川沿いの低地の部分は以前は水田だったそうです。
田んぼの学校には引き続き平山用水を使ってほしいですね!
みなさんも自噴井戸の水に触れながら、平山用水を歩いてみては?♡♡
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今回の平山の自噴井戸も取り上げているZINEはこちらから:
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