ふと思い立って、プチ冒険

私は鉄子ではなく、地図子です

地図子、土岐川(庄内川)を歩く -1 水源から駅前大橋まで-

みなさんこんばんは、地図子です。
東京に戻ってきてしばらく経ちましたが、最後の名古屋近郊の川を振り返ります。
その川との出会いは、最初に堀川を歩いたときまで遡ります。
堀川の水は矢田川から取水されていたのではなく、庄内川から取水されていました。

 

調べてみると、この庄内川の全長は約96kmとのこと。
水源地帯は愛知県ではなく岐阜県恵那市にあり、岐阜県では土岐川の名称とのこと。
これは名古屋の川の集大成にふさわしいのではないでしょうか?

 

そういうわけで、今回は約7回にかけて土岐川庄内川を歩きます!
名古屋市では見られない水源地帯あり、ハプニングあり、風景の変化あり・・・
楽しい96kmのプチ冒険になっているかと思います。
それでは、土岐川庄内川へれっつごー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水も滴る水源地帯

 

さて、2023年10月の某日、地図子はJR中央線に乗って恵那駅までやってきました。
恵那駅の北側には大河木曽川が流れており、地図子は恵那峡に旅したことはあります。
今回は住んでいる者として、細かく回れるのが楽しみです。

 

さて、恵那駅から土岐川の水源地帯に向かうバスの数が圧倒的少なさ。
乗り換えの都合もあり、地図子は30分ほど早く恵那駅に到着したのですが・・・
なぜかGoogle Mapで9:07発と書かれていたバスが8:40発になっていました。
奇跡的に30分早く着いていたので、ギリギリ気がついてよかった・・・!!

 

絶望的なタイムスケジュール。

 

約15分ほどバスに揺られて松林名というバス停に到着しました。
読みは「しょうりんな」だとバスの運転手さんに教えてもらいます。
バスだと15分ですが、歩くと1時間以上かかる5kmの道なので、乗れてよかったです。

 

さて、実はGoogle Mapには「庄内川土岐川)源流地帯)」地点があります。
バス停からそこまでは片道3.2km、往復最低7kmは歩かないといけないのです。
このためにバスでエネルギーを温存することはとても大切。

 

晴れていたら山々の風景が広がっていたそう。

片道3.2kmの山登りに繰り出します。


実際登っていくと、Google Mapよりさらに先に分水嶺らしき場所があります。
そこではちょうど道が三叉路に分かれていました。

この三叉路の地点が一番標高が高そうでした。

神秘的といえばそうですし、一人だと少し怖いです。

奥にはダム湖のような水面も見えました。


こんな山の中なので、この地点から湧いている!という具体的な点はないです。
ただ、道の脇の森から水がじわじわと染み出しているのを見ることができます。
この森に降った雨が、土岐川の最初の一滴をつくっているんですね。

 

水を集めて、徐々に沢らしくなっていきます。

沢蟹もたくさん歩いていました。

 

Google Mapの地点を過ぎると、だいぶもやが晴れてきました。
湧き出た水も少しずつ川を形成していきます。

 

 

おそらく7km以上行ったり来たりして水源地帯を楽しんできました。
ようやく下界に降りて、土岐川のプチ冒険の続きを楽しみます。

 



 

胃と足の救世主、GETALS

 

山登りを終えた後は、まずはJR中央線武並駅方面に歩きます。
せっかく下界に降りてきてそろそろお昼なので、できればランチを食べたい。
JR中央線の駅に近づくから、最悪コンビニくらいあるだろう・・・

 

・・・と思っていたのですが、全然食事処やコンビニが見当たりません。
グズグズ悩んでいるうちに、武並駅を通り過ぎてしまいました。
山登りしたのもあって、お腹はぺこぺこで、足も重くなってきました。

 

周りは里山の良き風景・・・食べ物はない。

この辺りにはコンビニはないぜ!

 

武並駅を過ぎて途方に暮れていたとき、目の前に看板が現れました。
「嵯峨乃や GETALS」と書いてありますが、テイクアウトをやっていそう・・・?
何か食べたいという気持ちで、お店に飛び込んでみます。

 

 

サンドウィッチを購入したところ、お店の中でも食べられるとのこと!
食べる場所も、足を休ませる場所も必要だったので、早速中に入らせてもらいます。
カフェなのかと思いきや、中に入ってびっくり・・・

 

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嵯峨乃や GETALSさんは五本指の下駄を売っているお店だったのです!
ランチを待つ間、トライアルの下駄を履かせてもらったのですが・・・
防水靴の中で縮こまっていた足の指がみるみる広がり、足の疲れが取れていく!
ちょうど知り合いも下駄を履いていて欲しいなと思っていたので購入しました。
川でのプチ冒険史上初めて靴箱を持ちながら、そのまま歩き続けます。

 

www.getals.shop

 

サンドウィッチも美味しかったです!

 

 

 

瑞浪市独自の橋

 

お腹もいっぱいになったので、もう少し先まで進んでいきます。
しばらく歩くと境橋という橋を発見しました。
何の境かというと、ここが恵那市瑞浪市の境界線のようです。

 

 

この辺りのお家にはなぜか外に時計が飾ってありました。
地図子にとってはとても便利なのですが、なぜ外に置いてあるのでしょう?
外で農作業をするときのためなのか、はたまた旅人のためなのか・・・?

 

 

瑞浪市に入ってから、土岐川には面白い橋がたくさん!
まず最初は私有の吊り橋のようなものが架けられていました。

 

 

その他にも簡易的な木製の橋がいくつも!
渡るのが少しドキドキするような橋です。

 

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そして最も上級者だったのがこちらの橋!
他の橋と同じく木製で簡易的な橋なのかと思いきや・・・
なぜか橋の上に芝が生えています。
これはどうなったらこんなにナチュラルな橋になるのでしょう・・・

 

 

この辺りから土岐川JR中央線が近づいたり、交差したりします。
山登りのときのもやを忘れるくらい晴れて、川と緑のコントラストも楽しめました。

 

 

ようやくJR中央線釜戸駅前にある、駅前大橋(B地点)まで到着しました!
こちらものどかな雰囲気で、周りには個人商店しかありません。
その代わりに山と川の美しい風景を堪能することができます。
駅前には土岐川沿いに降りられる階段もあるので、ここで川を感じるのも良いです。

 

 

最後に、近くで初めて東海自然歩道の看板を見つけました。
この東海自然歩道、なんと八王子高尾から大阪の箕面まであるそう!
踏破されたことある方がいるのか気になる自然歩道です。

 

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今回の土岐川を歩く、はここまでになります。
水源地帯から武並駅釜戸駅にかけて、自然豊かな区間でした。
空腹や健康的な散歩に目覚めたら、嵯峨乃や GETALSがオススメです。

 

みなさんも土岐川の初めの一滴を堪能してみては?♡♡

 

 

 

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*お知らせ*

 

2024年3月から書かせていただいている「写真と文」。
4月は今地図子がハマっている家庭菜園についての記事を公開しました!
いちごとにんじんとネギとガジュマルを頑張って育てています。
地図子ブログではあまり見られない一面をお楽しみください。
(そして多摩地域で農地を貸してもいい方がいたらご一報ください)

 

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