皆さんこんばんは、地図子です!
今回は遂に鶴見川を歩くラストです。
図師大橋(F地点)から鶴見川源流の泉(G地点)を目指しますが、
果たして子どもの頃に見た水源の景色は広がっているのでしょうか・・・?
水源を探してれっつごー!
里山へ
F地点の図師大橋までやってきました。
ここからは山のようになっていて、河原を歩ける感じでもなさそうなのです。
左岸側の大通りは車が多いので、右岸側の道を選んでなるべく川の近くを歩きます。
源流が近くなってもいくつか貯水スポットは設けられています。
ここがこの日発見した1つ目の雨水調整池です。
途中の長慶寺に登って見下ろすと、鶴見川がいかに蛇行しているかがよく分かります。
そのまま右岸を進むと、坂を上ることになります。
坂の上から見た景色が完全に里山!日本昔ばなしに出てくるところ!
小道を通り抜けると、その先は長い長い階段でした。
鶴見川が周辺の台地を削ってきたことを体感できる場所です。
2つ目の雨水貯水池を発見しました。
ここは半分は下の写真のように雑草がぼうぼう生えていましたが、
隣は普段は公園になっているようで、住民の方がゲートボールを楽しんでいる最中。
台風19号のときはここも満杯に溜まったのでしょうか・・・?
畑のど真ん中に佇む小山田神社に到着です。
参道が完全に畦道なのは初めて見ました。
右の畑はどうやら夏にはハスが咲くそうですが、今は何もかも枯れていて寂しい!
上流端から源流の泉へ
冬の寂しい風景の中、上小山田みつやせせらぎ公園まで来ました。
ここの鶴見川の看板には「上流端」の文字が・・・!
そして3つ目の雨水貯水池でとうとう川の流れが切れた!
ここより先は水の流れを追えないのか・・・?
と思いきや遊歩道の隣にちょろちょろと水が流れていました。
鶴見川はこの辺りでは色々な方面から水が流れてきており、
この白い建物の手前でも、2本の流れが合流しています。
その奥にはこんなに水辺に近い流れも発見しました。
・・・が、見に行こうとしたら蜘蛛の巣に突撃。さすが里山。
図師大橋から約4km。
何かあるのか不思議に思いながらも、鶴見川源流の泉へ。
待ち受けていたのは・・・
ほぼ何も読めない看板!
1日約1300トンの水が湧き出ていると書いてあります。
その泉が・・・
こんな感じです。
確かに丸い池があって、真ん中から水がぷくぷく湧いているように見えます。
けれど地図子の小さいときのイメージは、柵がなくて水がすぐそこ!
原っぱのようなイメージだったので、本当にここだったのか脳みそが混乱状態です。
しかもこの丸い池、すごく人工的っぽくない・・・?
池の奥を見ると、こんな流れも発見しました。
これは絶対奥にも流れがあって、その水を人工的に池に湧き出させているよね?
気になったので、その奥の谷戸もプチ冒険・・・!
源源流がある・・・?
少し立ち止まって検索したところ、鶴見川にはどうやら源源流があるそう。
そして大きく分けて、鶴見川の元となる3つの谷戸がありました。
それぞれかなり茨の道でしたけど、見れるところまでは見てみます。
1つ目の谷戸は源流の泉広場の中から右に折れていく谷戸です。
ここにも畑と水溜まりがあったので、ここの水が流れ出していることも考えられます。
いかんせん誰もいないのにカサカサ音だけはするので、歌いながら歩きます。
2つ目の谷戸は源流の泉広場横の大きい道を少し北上して、
そのまま左にカーブせずに右に入り込む小道です。
ここが皆さんが源源流の看板を見つけた谷戸だと思うのですが、今は何もありません。
入っていくとここにも小さな段々畑と、奥に水たまりがありました。
地図上で見ると、もう少し行けばひょいと南多摩尾根幹線道路に上がれそうですが、
さすが谷戸だけあって高低差が激しいので、歌いながら退散です。
夏がいいかなと思ったけど、夏にこの2つの谷戸に訪れていたら、
蚊に刺されまくって命落としてた可能性大です。
最後が大通りを通すのに使われている谷戸です。
地図には水の流れと小道が描かれているのですが、実際に行ってみると完全に畑。
奥までは行きませんでしたが、2020年東京の里山風景を楽しむことができました。
南多摩尾根幹線道路に上がって南大沢駅方面を目指そうかとも考えたのですが、
近かった小山田バス停に戻り、町田方面から帰りました。
後日、町田市についてのPDF も発見したのですが、
なんと2枚目の谷戸の少し上の南多摩尾根幹線道路付近が多摩川との分水嶺だそう!
こんなニュータウンの中に分水嶺があるとは思いもしませんでした。
ここまでで鶴見川を歩くの全行程が終了になります。
水源が小さいところに見たところかは正直確信を持てなかったのですが、
鶴見線沿線の海の景色から始まり、綱島やJR横浜線沿いの広い河川敷を通り、
高台に住宅地・低地に畑ゾーンを越えて、たくさん蛇行し、
最後はとても令和とは思えないような里山に迷い込みました。
中規模の川であるからこその工夫や、特別な景色がたくさん残っていましたね!
この後は鶴見川の支流も少し追ってみたいと思います。
意外と地図子は多摩川ではなく鶴見川系女子だった!?・・・かもしれません。