みなさんこんばんは、地図子です。
2024年ラストは、途中だった群馬県の天狗岩用水の後編をお届けします。
渋川市、吉岡町を経て、ついに前橋市の範囲を歩きます。
上毛大橋(C地点)からスタートして、滝川に流れ込む地点(E地点)を目指します。
それでは2024年ラスト記事、れっつごー!
絶景からのサイクリングロード
さて、上毛大橋付近の天狗岩用水への最寄駅のご紹介です。
今回はJR上越線の群馬総社駅からスタートします。
駅で降りる人はまばら・・・ましてや用水路を追いに降りる人などいないでしょう。
前回の吉岡川との合流地点(B地点)以降はずっとサイクリングロードです。
上毛大橋からさらに下流へ向かって歩いて行きます。
一本木稲荷神社(D地点)があるあたりから利根川を見下ろすことができ・・・
絶景でした。
雄大な利根川と、反対岸にそびえたつ赤城山!
群馬県前橋市ならではの圧巻の風景です。
しばらくサイクリングロードを進んだ後は、住宅地ゾーンに入ります。
この辺りで午王頭川(ごおうずがわ)を越えたり、五千石堰用水に分水したり。
どれも結構な難読地名です。
天狗岩用水の歴史
しばらく進むと、天狗岩用水が前橋伊香保線と交差します。
ここには総社水力発電所の跡地と総社城の西木戸跡が残っています。
用水路も深く掘られていて、どちらも壁がそびえ立つような雰囲気です。
この辺りには天狗岩用水の説明看板も多く残されています。
天狗岩用水は世界かんがい施設遺産に登録されているんですね。
天狗岩用水の現在の取水口が前橋市ではなく渋川市なことに気づいたのもここです。
総社宿と前橋市総社歴史資料館
さて、先ほど天狗岩用水が越えた前橋伊香保線。
よく見ると少し東でクランク状になっているのが地図からもわかります。
このあたりは旧佐渡奉行街道総社宿で、今でも古い街並みが少し残っています。
総社宿の付近は昔から人が住んでいて、古墳も多く残されています。
総社の古墳についてはオヤコフンさん(id:massneko)がまとめてくださっていました。
当時は利根川がどのように流れていたのかとても気になります。
総社宿には前橋市総社歴史資料館(E地点)も残されていました。
古墳や用水路についての展示が豊富で、天狗岩用水のパンフレットもいただきました。
ご案内いただき、大変ありがとうございました!
総社宿までくると、天狗岩用水も残りわずかです。
水が見えないところもありますが、最後まで人が歩けるようになっていました。
今回のゴールは滝川との合流地点(F地点)です。
天狗岩用水はこの先、滝川という自然河川の流路を使って流れていきます。
下流の玉村地方を潤すために、現在の高崎市と玉村町を通って、烏川に流れ込みます。
今回の天狗岩用水を歩くはここまでになります!
天狗岩用水は前橋市の区間では総社宿のすぐ裏を流れていました。
総社宿では用水路だけでなく古墳まで見れて、歴史の勉強にもなりました。
水の郷、群馬県前橋市を堪能できてよかったです。
今回の範囲は地図子ちゃんねるの動画にもなっているので見てみてください!
みなさんも天狗岩用水を歩いて、総社宿の歴史を感じてみては?♡♡
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