ふと思い立って、プチ冒険

私は鉄子ではなく、地図子です

地図子、多摩川を歩く -21 川崎編:六郷橋から河口まで-

2021年も終わってしまいますよ〜こんばんは、地図子です!
今回が多摩川を歩くの最終回!
川崎市をE地点の六郷橋からF地点の河口まで踏破します。
多摩川の河口の景色は今どうなっているのか!?れっつごー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

京急線の駅舎跡を探検する

 

最後の区間のスタートも六郷橋です。
六郷橋は六郷の渡し推しなので、橋の両側に舟のオブジェが残されています。
六郷の渡しは途中から川崎宿が請け負っていて、宿の財政を支えるくらい利用者がいたそうです。

 

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六郷橋のすぐ隣に京急大師線が走っています。
浜川崎駅港町駅の間をよーく観察すると・・・

 

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微かに残るホームと階段!?
ここには1944年まで六郷橋がありました。
浜川崎駅へも港町駅へも1kmないので、かなり至近距離にある駅舎跡です。

 

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川崎市凱旋門!?

 

多摩川沿いをさらに進みましょう。
ついに河口まで残り5kmの看板が現れました。
多摩川原橋から歩いてきた身としては、とても感慨深い!

 

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そんな中、多摩川が大きく内側に入り込むところがあります。
その先をよく見ると・・・凱旋門!?
多摩川沿いはパリですか、そうですか???

 

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この立派な門は、川崎河港水門
地図子のお気に入りポイントは、こんな立派な門の上にフルーツがあるギャップ!
そして横にはさりげなく川崎市章が入っているのです。

 

川崎河港水門(国登録有形文化財

第一次世界大戦による好景気のなかで、川崎市は足りなくなった工場用地の拡大を図る運河・港湾計画を立てました。川崎河港水門はこの計画の一環として将来の発展に備えるべく、当時の多摩川改修事務所長であった内務技師・金森誠之氏の設計により大正15(1926)年11月に着工、昭和3(1928)年3月に完成しました。2本のタワーと、タワーをつなぐ梁、ゲートによって構成され、タワーの頭頂部には当時の川崎の名産品のブドウ・梨・桃をあしらった装飾がされています。梁部分には、現在は残っていないものの、エジプト様式の船のレリーフがありました。

運河・河港計画は、現在の川崎区を対角線上に横切る幅員33〜40mの大運河となり、内務省の都市計画事業の認可を受けましたが、敷地内に住宅や工場が建てられ、選曲の悪化による経済への影響などもあり、昭和18(1943)年に廃止されました。

また、この河港水門は、平成19年に、国の登録有形文化財(建造物)に登録されています。

 

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水門から眺める多摩川はとても穏やかです。



 

地上を走る記憶

 

下流へ進む中で、寄り道をしますが・・・同時に時も超えます!
時計の針を巻き戻すこと、2019年2月。
このときちょうど京急大師線は地下化に切り替える直前でした。
当時はこんな工事中の線路を見ることができたのです。

 

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そして大師橋駅の隣の大通りを、電車が悠々と越えていきます。
4車線もある中、真っ赤な京急大師線が遮っているのはとても目立ちますね!
京急大師線のこの区間は地下化されたので、今では見れない光景です。

 

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京急大師線の終点の小島新田駅辺りは貨物線だらけ!
この日も川崎市で出たゴミが埋立地に運ばれていきました。
小島新田駅の先に、過去に大師線が延長されていた名残も残っています。

 

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2021年の多摩川河口は・・・?

 

寄り道はここまでにして、多摩川沿いに戻りましょう!
川崎河港水門ほど凱旋門っぽくない新日本製鐵水門まで来たら、ゴールは後少し。
大師の渡しがあった近くには、現在は大師橋が通っています。

 

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東京側を歩いていたときに見つけた、無人島のねずみ島も見えてきました。
一度上陸してみたい・・・!
この辺りまで来ると、羽田空港の飛行機もよく見えます。

 

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羽田の渡しに差し掛かったときに、地図子は重大なことに気づきます。
スマホの充電が20%を切っているのですが、ポータブル充電器を忘れました。
地図子のスマホはだいぶ古くなり、すごい勢いで電池が減っていく・・・
これは多摩川河口までもつのだろうか???

 

スマホ大好き人間の地図子は頭を働かせます。
もしこの間見た多摩川スカイブリッジが開通していて、渡れたら・・・?
そうしたら羽田空港まで歩くことができるかもしれない!
羽田空港はロビーにたくさんのコンセントが置いてありますもんね。
そう考えると、もはや羽田空港が巨大なコンセントの塊にしか見えません。

 

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巨大なコンセントと多摩川スカイブリッジ・・・誰か通っている?

 

はい、多摩川スカイブリッジは開通していませんでした。
地図に載っていない時点で怪しかったのですが、2022年3月に開通予定だそうです。
というか頑張って歩いてきたのに、これじゃ河口まで行けないじゃん!!!
堤防の下で猫ちゃんがゴロゴロしていてそこから通れそうですが、地図子は諦めます・・・

 

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充電はおろか、河口にすら行けなくなった地図子。

 

川崎側の河口に行くのをかなり楽しみにしていたのですが、3月までおあずけ。
なので、2019年9月にレンタサイクルしたときの写真を引っ張り出してきました。
のんびり釣りや潮干狩りをしている人を見たかったです・・・

 

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このまま電池切れで帰るのか???
・・・と思われた地図子ですが、なんと河口近くに素晴らしい場所を発見しました。
その名もTHE WAREHOUSE東急ホテルの新しい施設のようです。
河原から入れるカフェには電源もWi-Fiもあり、地図子のスマホは命拾いしました。
それだけでなく、なんとハンモックや卓球台まで!多摩川がこんな充実するとは!
駅からは近くないですが、多摩川を歩いたら是非立ち寄ってみてください♪

 

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めちゃめちゃオシャレ空間!!ありがとうございます!!



 

こんな感じで無事スマホの充電も戻ったところで、今回の多摩川を歩くは終わりです。
川崎側から見た多摩川いかがでしたでしょうか??
東京側に負けず劣らず、様々な歴史が残っているのが川崎市多摩川沿いです。
二ヶ領用水や線路・駅の跡、消えた商店街など盛りだくさんでしたね。
3月に多摩川スカイブリッジが開通したら、久しぶりに河口も見に行きたいです。

 

皆さんも川崎側でお気に入りの多摩川スポットを見つけてみては?♡♡

 

 

 

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*おまけ*

はてなブログ(id:hatenablog)さんの10周年記念に万年筆をいただきました!
お題の記事を20周年記念の特設ページにも載せていただきました。
万年筆なんて久しぶりすぎる・・・インクをつけてたくさん使いたいです。
はてなブログさんありがとうございます♡

 

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*お知らせ*

2022年1月29日〜30日にgallery yururiで個展を開きます!
写真展示・ZINE販売・みんなの井戸ポンプ掲示板を行う予定です。
皆さんのご来場をお待ちしています♡

 

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