ふと思い立って、プチ冒険

私は鉄子ではなく、地図子です

地図子、羅漢寺川を歩く

皆さんこんばんは、地図子です!
羅漢寺川と写真 ではあんなことを書きましたが、
なんだかんだ言って写真が消えてしまったのがめちゃめちゃ悔しかったので、
羅漢寺川リベンジをしてきました!

 

この日は2020年うるう年の2月29日だったのですが、
日々変化し続ける東京で、この羅漢寺川にも大きな転機が訪れていました。
あなたが目にしている東京も、明日は同じではないかもしれません。

 

羅漢寺川は距離は長くないですが、結構支流があるので、
本流羅漢寺川、六畝川、入谷川の順番で紹介したいと思います。
目黒区をぐるぐる回るお散歩にれっつごー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本家・羅漢寺川の巻

 

スタートは桜で有名な目黒川からです。おはようございます。
目黒側の岸から見るとぽっかり穴が開いている、そこが羅漢寺川の始まりです。
このお散歩は、夏の本田創さんの暗渠さんぽで学んだことを復習しながらなのですが、
目黒川との合流地点の辺りはデルタのように、何本もの流れがあったそうです。

 

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想像力がかき立てられる出口。

 

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定番の車止め付きの小径を入っていきます。

 

さて、羅漢寺川の「羅漢寺」とは?
と気になるところですが、下流から遡ると割とすぐその答えにぶつかります。
山手通りを過ぎて北側に羅漢寺が現れますが、珍しくこのお寺は入場有料です。

 

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そしておそらく羅漢寺より有名なこちらにも出てきました。
瀧泉寺、またの名を目黒不動尊です。
そういえばブラ地図子@目黒でもお邪魔しています。懐かしい!

 

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当時は気が付かなかったけど、本田さん曰くここは湧水パラダイス!
一度知ってしまうと「今日も水が染み出しているかな〜」と、
来るたびにパトロールをせざるをえません。

 

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水かけ不動と龍の噴水はもちろん有名ですが・・・

 

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男坂でも高きから低きに水が流れる。

 

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石碑の前にも水が隠されています。

 

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極め付きはここ!水がじわぁっと染み出しています。

 

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夏の暗渠さんぽのときの貴重な写真。

 

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ここも湧水かと思いきや、色が違うので地下水の汲み上げだそうです。

 

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三折坂越しの隣のマンションには、水の流れを模したオブジェが残ります。


湧水のパラダイス、目黒不動尊を抜けると、
目黒区のオアシス、林試の森公園の北側が羅漢寺川遊歩道になります。
林試の森公園からも羅漢寺川に水が注いでいたようです。

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林試の森公園は元々、農商務省の目黒試験苗圃でした。

 

そして羅漢寺川はY字路になります。
まるで「さあ、どっちを選ぶ?」と問いかけるように。
一旦左の小径を選んで進むと・・・

 

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この家に住んで、毎朝暗渠に囲まれて起きたい。

 

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暗渠上の秘密の扉。何を隠そう。

 

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鮫洲大山線の道路のところでぷっつりと終了してしまいます。
宅地開発が進んでいるので、水源などが分かりづらい羅漢寺川ですが、
華やかな目黒区にレトロな雰囲気の小径が残っているだけでも嬉しいです。

 

 

 

愛され六畝川の巻

 

暗渠に関しては優柔不断極まりない地図子。
先ほどのY字路に戻って、右の小径も歩かないといけません。
こちらは六畝川と書いて、「ろくせがわ」と読むそうです。

 

歩き始めてすぐ現れるのが、この公園。その名もポケットオアシス清水。
水窪川の日光公園に通じる、ちょっとした狂気を感じます。

 

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名前は公園だけど、どうやって遊んでいいかが全然分からない。

 

一応現在はこっちが支流の六畝川ということになっていますが、
こっちの方が本流よりも愛され度を感じます。
なぜなら歩道がずっと水流のデザインでデコレーションされているのです。
烏山川より中川や水無川の詳細の説明があったことを思い出しますね。
水の気分を味わいながら、六畝川の奥に向かって進みます。

 

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看板にもうなぎのキャラクターが載っていて、なんかかわいい。

 

そして六畝川も住宅街のど真ん中でぷっつり終わるのかと思いきや、
こちらは水稲荷神社が残るという愛されっぷりです。
元の水源の泉は目黒通りの拡張で埋め立てられてしまいましたが、
ご近所の方の尽力により、清水稲荷神社はここに移設されたそうです。

 

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変化の入谷川の巻

 

そして最後は、今回羅漢寺川を回り直すきっかけになった入谷川です。
目黒不動尊の西側に、秘密の小径への入り口があります。
2月29日に訪れると、あら、びっくり!舗装がめくられて砂利道になっていました。

 

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くねくね暗渠道を歩いていくと・・・


入谷川には壁から水が流れ込む、素敵な湧水スポットがありました。
流れ出した水は、近所の方によって置かれたである水瓶に注がれます。
その景色がなんとも趣深かったのですが・・・

 

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それが2月29日時点では水瓶が撤去され、
流れはパイプの中に押し込まれようとしていました。

 

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こうやって変化していくところを間近に見ると、暗渠の見方もまた変わってきます。
パイプが壁から道に繋がっている暗渠は他にもありましたが、
そういう暗渠も、昔は地元の人が水瓶を置いて、流れを愛でていたのかもしれません。
暗渠の歴史には、人の自然に対する歴史も秘められているように感じます。

 

入谷川は深い谷を流れ、

 

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最後は、通り沿いの公園の名前に「泉」と入っていることでしか分かりません。
最後は目黒通りにぶつかります。

 

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公園の名前をよーく見ると、もう1点気になることが。
「元競馬南泉公園」と書いてありますね。
この入谷川には谷に被さるように、1907年から1933年まで目黒競馬場がありました。
今でも一部目黒競馬場のコースの名残が残っているので、行ってみました!

 

競馬場のコースへは入谷川から結構坂を登ります。
当時は競馬場からの眺めが良かったのかなと想像してしまいますね。
写真を撮るのがとても難しかったのですが、試してみました。じゃん!

 

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右の道が綺麗にカーブしているのが、コースの名残です。

 

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目黒通りにも目黒競馬場の石碑と、「目黒競馬場前」という交差点名が残っています。
普通は目黒区のど真ん中に競馬場があったなんて思いもしないだろう・・・
と思いきや、近くを歩いている男性たちは結構交差点名に気が付いていました。
さすがです。

 

 

 

今回の羅漢寺川を歩く、はここまでになります!
羅漢寺川は湧水スポットに、競馬場跡に、
暗渠の歴史を体感できる、街の中の博物館でした。
何よりそんなに人がいないので、コロナ中でも安全に散歩することができました。
でもやっぱりコロナは早く収束してほしいです・・・

 

皆さんも羅漢寺川で湧水と暗渠の接点を楽しんでみては?♡♡