みなさんこんばんは、地図子です!
ついに日野市の用水路シリーズの最終回まできました。
今回回るのは、日野用水下堰です。
現在、日野用水下堰は上堰から分岐していることになっています。
しかし、当初は堰が別であり、今でいう昭島市築地町から取水していたそうです。
(今では遠くて信じられませんが、多摩川の流路も違ったので・・・)
今回は日野用水上堰との分岐地点(A地点)から回りたいと思います。
それではれっつごー!
日野用水下堰、多摩川と並走する
前回ダイナミックに谷地川を越えていった日野用水ですが・・・
それより北の方向に今回の日野用水下堰は流れていきます。
9月に下見、11月に撮影をしたのですが、11月に訪れたときは稲は刈られていました。
少しお話を聞かせていただいたところ、手前の用水路は通水していないそう。
水田は奥の用水路から水をもらっているそうです。
小川のような素掘りの用水路を流れた後、成就院の横で水路幅が広くなります。
ここからは日野用水下堰親水路で、水辺のある風景日野50選にも登録されています。
おじさんたちが親水路のベンチでまったりしていました。
しばらく住宅街を流れた後、下堰は多摩川と並行して流れます。
人間は隣を歩けないので、多摩川の河川敷に上がると・・・
多摩川の河川敷のすぐ隣に水田が残っていました。とても良い眺めです。
日野用水下堰、複雑化する・・・
日野用水下堰もJR中央線のガード下を抜けていきます。
JR中央線の東側には仲田の森蚕糸公園(C地点)があり、緑が綺麗でした。
もともと日野桑園だった場所の跡地が公園になっているそうです。
用水路には精進場という、富士講のお清めをする場所の名残もありました。
この辺りから日野用水下堰を追うのがだいぶ大変になってきます。
下の写真には右の流れと、左奥の流れがあり、左奥の方を追ってみると・・・
多摩都市モノレールの甲州街道駅周辺でどんどん幅が狭くなってしまいました。
甲州街道駅の北側に回り、もう少しプチ冒険します。
結末はいかに!?
日野用水下堰の結末はいかに・・・!?
と思っていたら、こんな風景になっていました。
日野用水上堰で合流してしばらく流れた後は、根川になります。
最後はだいぶ都市河川っぽい雰囲気になった日野用水下堰だったのでした。
今回の日野用水下堰はここまでになります。
上流は親水路や水田も残りつつ、下流はすっかり追いづらくなっていました。
日野市の用水路のメインどころの一つなので、これからも保全されることを望みます。
みなさんも多摩川と日野用水下堰を一緒に楽しんでみては?♡♡
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