2019年良いスタートを切れましたでしょうか、地図子です。
思い返せば2018年の秋、地図子、ガーブ川を行く で
すっかり東京都外の川を歩く楽しさを味わってしまった地図子。
マニアックな川もいいですが、日本人に馴染みのある川を歩いてみたい・・・
と頭に浮かんだのが・・・日本人の憧れの川、鴨川です。
鴨川といえば、古都京都の真ん中を流れ、数々の小説やドラマの舞台になりました。
京都大学が近いこともあり、地元の住民だけでなく学生からも愛され、
多くの日本人の夢、希望、目も耳も塞ぎたくなるような恥ずかしい思い出を乗せて、
今日もあのせせらぎで誰かのことを癒しています。
そんな鴨川ですが、水源近く、そして最後に流れ着く先はどこなのか。
その謎を解き明かすためにスリリングで寒さが過酷な31kmの道を行きます!
・・・とすべて歩きたかったのですが、流石に水源近くは山道だったので、
第1部は水源近くから上賀茂神社までをドライブし、
京都の川はどんな眺めなのか、ワクワクしながられっつごー!
賀茂川の秘境へようこそ
京都の街中でレンタカーを借りて、目指すは鴨川の始点です。
向かうにあたって次の京都秘境ハンターさんのブログで予習させていただき、
かなり山奥まで行かないといけないような気はしていましたが・・・
やはり京都の山奥っていうのは想像しているよりヤバい。
京都総合大学の野球場を過ぎると、出町柳駅からは10kmも離れていないのに、
反対側から車がやってきたらSEKAI NO OWARIな一方通行の山道になります。
鴨川というのは、上流では祖父谷川に雲ヶ畑岩屋川が合流し、
雲ヶ畑川になってから上の写真の白梅橋付近で初めて「賀茂川」になります。
周りはひたすら山で、伐採が行われていること以外には人の気配はあまりありません。
せっかくなので賀茂川の奥に行くと、
この岩屋橋付近で祖父谷川と雲ヶ畑岩屋川が合流しています。
岩屋橋の地図で、この先進むべきかどうかを一生懸命考えます。
まず京都秘境ハンターさんが進んでいった祖父谷川の水源ですが、
この先看板でもGoogle Mapでも道が途中で途切れているという悲劇。
京都秘境ハンターさんはバイクでしたが、私はこの先Uターンできるところがないと、
1人で半べそかきながらバックで帰ろうとして崖に落ちることが予想されたので、
泣く泣くここまでで追跡ストップです。
流れる水も岩を駆け抜けてきていて、何だかたくましく見えます。
せっかくなので雲ヶ畑岩屋川の方を車で駆け上がります。
その途中も・・・え。これを車で渡るのかい?
ハイキングコースにしか見えない細さの山道が続きます。
こちらには賀茂川の宗教的な水源である岩屋山志明院があります。
ただし、他のブログでも注意があるように、
ここは入場料あり、かつ写真は禁止(絵に描いたような番犬などは見れます…)なので、
駐車場まで出て戻ってくるだけになります。
賀茂川最初の山里
さあ、岩屋橋から下っていきます。
何度も言いますが、京都の街中から10kmも離れていないのにこんな看板があるんですね?
自然豊かな鴨川のはじまりです。
白梅橋を通過し、この厳島神社の横を通り過ぎると雲ヶ畑の村が見えてきます。
京都の街中から雲ヶ畑の村、そして岩屋橋まで
もくもく号というバンが1日2往復走っていて、1台すれ違うことができました。
id:hiyapaさんにお見せしたい2012年廃校の雲ヶ畑小学校、
そして2011年廃校の雲ヶ畑中学校も、夜には行きたくない雰囲気です。
この地域にある出合橋で中津川が賀茂川に合流します。
そして更に貴船川を連れた鞍馬川が合流して賀茂川の旅は続きます。
山からの風となる
山道を抜けて、地形が三角状に開けてきたところで 下界に戻ってきました。
最後に行きで風が気持ち良さそうだな〜と思ったところにふらっと立ち寄ります。
上流のこの辺りが一番開放的で黄昏たい川辺かもしれません。
車を停めて、少してくてく歩いていると、何やら大きな落差が現れました。
ここが柊野堰堤で、重力式の砂防ダムです。
水を溜めているのではなく、1935年の京都大水害をきっかけに造成された、
京都市内に土砂が流れ込むことを防ぐ重要なダムです。
水が轟轟と流れる姿を見ると、元気が出ます・・・が、とても寒い・・・
最後にこの後の鴨川の地図で気合いを入れて、上流編はおしまいになります。
ここから先は熊より人が多いところを歩くことができるようで安心です・・・
さあ、行くぞ!夢と希望と思い出を乗せた鴨川の旅へ!
鴨川を行くの上流編はここまでです。
上流は秘境のような山道ばかりなので、車よりバイクが必須かも!?
次回は皆さんがよく知っているような鴨川の景色を歩いていきます。
皆さんも事故には気を付けて、鴨川の上流の山道を楽しんでみては?♡♡