皆さんこんばんは、地図子です。
シルバーウィークは楽しめましたでしょうか?
地図子は曜日感覚がおかしくなりましたが、楽しくお散歩できました。
シルバーウィーク中に訪れた次の散歩先は・・・上田用水です!
上田用水は前回訪れた豊田用水が流れ込む、日野市の浅川左岸の用水路です。
この用水はついつい「うえだようすい」と読みたくなるのですが、実は「かみだようすい」という難読地名です。
同じ名前の町名が日野市に存在しています。
上田用水は全長3km弱なので、お散歩するにはちょうど良い距離です。
この間の豊田用水がどこへ流れ込むのか確認しに、れっつごー!
【2024/11/2更新】上田用水についてのYouTubeもぜひ見てください!
複雑な取水
今回のスタートは、地図子が大好き浅川です。
地図で読み取れる上田用水の取水口らしきところに着くと、こんな場所でした。
結構直角で取水するのねと思って水の流れをよく見ると・・・
ここでは水を浅川に戻していました。
どうやらここは豊田用水の余水を放出しているようで、上田用水ではなさそう。
上田用水の取水口はその隣にひっそりと残っていますが、なんと中身は空。
今年3月の水の郷日野講座のときも空で、間の期間は分からないのですが、通年取水していないのかもしれません。
どこからこの取水口に水を入れられそうか、浅川の上流を追ってみます。
そんなに遠くない下の写真の辺りが濃厚そうです。
令和を生きる地図子としては豊田用水の余水と繋いでも良いのでは?と思ってしまいます。
ですが、先ほどの取水水路があったところはちょうど住所の切れ目なのです。
水路より上流は豊田、下流が川辺堀之内なので、町割り的にここで取水したかったのだと推測します。
(現在の浅川の中の取水点は完全に上流の豊田にありますが)
そういうわけで取水口近くの日枝神社に立ち寄ってからスタートです。
日枝神社にあるブルーシートの置物は井戸ポンプ・・・?
覗けなかったので、どなたか井戸ポンプだと知っていたら教えてください。
上田用水は浅川から取水していないため、最初は空堀です。
ただ、下の写真の橋の下から急に水が現れます。
湧いているのか流れてきているのかは確認できず・・・用水路沿いの道を進みます。
合流と分水
ここから上田用水は区画整理が盛んになってしまっている川辺堀之内地区へ。
この辺りは豊田用水とは違って、まだ畑などが残っています。
Google Map上に「防災兼業農業用井戸」とあったので見てみます。
一般道からだと遠いですが、最新型のドラゴンポンプが置かれていました。
あっという間に前回の豊田用水と合流します。
少なかった水量も豊富になってきました。
豊田用水と合流した直後に、現在新井用水に分水している水門がありました。
新井用水は浅川から取水せず、現在は上田用水から取水しているようです。
ここから上田用水は日野バイパスを3回行ったり来たりする形になります。
グネグネ上田用水を造った後に日野バイパスが真っ直ぐ通ってしまったんですね。
Google Mapでは一本線になっていますが、地図子はちゃんと行ったり来たりします。
用水路の縁は頑張れば歩けそうだよな〜と覗き込んでいたら、たくさん鴨が休憩中。
人が入れないので、鴨にとっては絶好な休憩スポットですね。
日野バイパスを過ぎると、上田用水は区画整理されて真っ直ぐになります。
ラストスパート!
最後の一本道に入りました。
上田用水沿いは住宅地ですが、柵の付け方がかなり特殊です。
一つ一つ開渠になっている部分を囲うのは大変そう。
上田用水は万願寺中央公園の隣を流れます。
「この公園なんかあったような・・・」と思っていたら、やはりいました、案山子!
子どもが水路と案山子の中で遊ぶのが日野市らしくて、大好きな光景です。
モノレール下をくぐり・・・
上田用水は川へではなく、最後は根川に合流します。
根川は日野用水の下流部になり、最後浅川水再生センターの横で多摩川に排水します。
根川は多摩川桜百景にも載せていて、春にとてもオススメです。
今回の上田用水を歩く、はここまでになります。
上田用水は浅川から取水はしていませんでしたが、水は流れていました。
水を含めて用水路を残してくれているのが日野市らしくてとてもありがたいです。
涼しくなってきたので散歩コースにはもってこいかと思います!
皆さんも上田用水を歩いて、日野市の町割りの歴史を感じてみては?♡♡