ふと思い立って、プチ冒険

私は鉄子ではなく、地図子です

廃墟ガール&地図子がお散歩すると・・・? ー7 廃墟と井戸の真のコラボ編ー

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皆さんは茨城県というと、何を思い浮かべるでしょうか?
水戸黄門筑波山袋田の滝などが出てきたらだいぶお詳しい、昨年まで都道府県魅力度ランキング最下位だった県ですね。(今年はなぜか42位に躍り出ました)

 

では、茨城県の中の大洗についてご存知なことは?
観光スポットが少ない茨城県では、インスタ映え大洗磯前神社、太平洋近くの海鮮丼、そして戦車だらけのガールズ&パンツァーのロケ地であるなど比較的魅力に溢れている場所です。

 

でもこの大洗、まだまだ深い魅力を隠し持っているのでは?
ということに気がついてしまったのは、「大洗 井戸」と検索したとき。
一発でこんなものが表示されました。

 

 

去年秋に訪れてみると水こそ出なかったものの、立派な小屋に保存されている!

 

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大洗井戸Profile No. 1:金龍水松影ノ井戸


そして車で大洗駅近くの大通りを走っていると、空き地にまでこんな立派な井戸が!

 

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大洗井戸Profile No. 2:大通り沿いの空き地の井戸


お主、普通の町ではないなっ・・・!
ということでこんなときはこの方と調査するしかないでしょう。
こんなに底が深いと思わなかった井戸沼に、地図子を「どうぞどうぞ」としたこの方です・・・!

 

地図子さん、今回はどこにお散歩しましょうか??

ヒヤパさん、今回はついに東京都を脱出しましょう!

 

今回の廃墟&井戸さんぽの舞台は、茨城県大洗です!
相も変わらず冒頭のイラストはもちろん、ヒヤパさん(id:hiyapa)作です。
ヒヤパさんは昔茨城県で空き家かどうかを見極める(という設定の)お仕事をされており、度々廃ログでも紹介されていました。→例えば大好きなカオスカミスシリーズ
これは廃墟も井戸も見つけられる可能性が高く、ひいては茨城県の魅力度を急激に押し上げることになるでしょう!!!
そんな野望を持ちながら、特急ひたちに乗ってれっつごーです!

 

 

 

 

 

 

24分遅れダッシュからの雨の那珂湊散策

 

・・・と大洗さんぽを提案したはいいものの、お散歩の当日、地図子は手に汗を握っていました。
無事寝坊せずに特急ひたちに乗ったはずなのに、ちょうどその朝に茨城県地震が起きたのです。
被害はありませんでしたが、特急ひたちは特急と名乗れないほどのろのろ、極め付けのアナウンスが・・・

 

「この電車は、ただいま24分遅れで走行しております」

 

どういうタイミング!?!?
地図子の勝田駅での乗り換え時間はぴったり23分しかないのよ!
水戸駅では他の路線との接続状況のアナウンスがあったのに勝田駅についてはなく、見捨てられた状態のまま電車を飛び降りて階段を駆け上がり、事前にご連絡したヒヤパさんとアニメの一コマのような合流を果たし、ぴったり乗り換え時間に辿り着いたホームは・・・

 

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この有様でした。電車の影も形もございません。
ということでしっかり30分勝田駅で待機することになったヒヤパさんと地図子です。
(後で気づいたのですが上の写真、ECカードリーダーは「出場」しかなく、ひたちなか海浜鉄道は切符オンリーなので、発車時間ちょうどに辿り着いたら切符を買わずに強行突破するしかなかったと思われます)

 

ひたちなか海浜鉄道は駅の看板がかわいいですね!

後、線路の端に謎のQRコードがありますね。暇つぶしに読んでみますね。

  

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と、30分待ちぼうけになっても楽しいのが廃墟&井戸さんぽです。ヒヤパさん、ありがとうございます♡
QRコードは読み込んだら謎のロシア語のサイトに飛ばされました。
茨城県QRコードを通して日本全国を侵略しようとする策略の一環に違いありません。

 

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30分後、何事もなかったかのように1両編成のかわいい電車がホームに現れました。
ヒヤパさんの傘のアクセサリーについてや、各駅の利用者について妄想話をぺちゃくちゃ繰り広げていると、猫マークがかわいいこちらの駅に到着です。

 

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今回は那珂湊駅から歩いて海門橋を渡り、大洗駅まで向かうという工程になりました。
雨がポタポタ降る中、早速那珂湊駅前で廃墟&井戸探しを開始!
井戸を探していたはずなのに廃墟を見つけたり、事前に調査していた勇稲荷神社の井戸で水が出るか調査したりします。

 

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大洗井戸Profile No. 3:勇稲荷神社側の井戸

 

ここから海門橋を渡るまではノープランなので、勘で廃墟や井戸を探します。
さすがひたちなか市杉並区とは町のタイプが全然違うため、少し歩いているだけでも廃墟が現れます。
早速ヒヤパさんが廃墟と焼けた神殿を発見したので、地図子も「茨城の廃墟は違うな〜」と見入っていると・・・

 

あっ!!!

 

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大洗井戸Profile No. 4:神殿井戸

 

蔦に食われて地球に還りそうになっている井戸さまを遠目から発見しました!
これぞ大洗と那珂湊の最大の魅力、廃墟×井戸が発見された瞬間!!
ヒヤパさんと地図子の偏愛が同時に叶った、ディズニーランドのような場所!

 

キャー!!!

キャー!!!

 

とヒヤパさんにも地図子にも幸せしかもたらさない、素晴らしい町なのです!!
(側から見たら、雨の中今にも崩れそうな建物の前で興奮する2人のおなごです)

 

那珂湊の勢いはまだまだ止まりません。
焼けた神殿の近くで、空き地にもう1つ井戸を発見しました。
井戸ポンプというのは囲われた庭にあるもの以外、大体路地や空き地などの半私有的な場所にあるものが多いです。
このポンプも水は出ませんでしたが、元々はこのお家の方が使っていたのだと推測されます。

 

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大洗井戸Profile No. 5:お家の前の空き地の井戸



 

海門橋の奇跡からの大洗町

 

全然雨が止まない中、湊公園の丘を突っ切って、とある場所を目指します。
その場所とは海門那珂湊と大洗を結ぶ橋です。
那珂湊と大洗の間は直線距離ではこの橋を渡ってすぐなのに、バスの本数が少なく、路線検索をすると1時間くらいかけて勝田と水戸を経由するように言われます。さすが交通不便県・・・
この橋を渡ってしまうと那珂湊とはおさらば、だったはずですが・・・

 

あっ!!!

 

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大洗井戸Profile No. 6:橋から井戸

 

これは我ながら「夢だろう?」と思った瞬間。
我々はすでに橋を上りかけ、橋から見える井戸なんて聞いたことがなかったからです。
こうとなったら大急ぎで橋を下りて那珂湊に戻るしかありません。
この井戸さまも空き地の中にあり、周りは廃墟や住民がいるのか分からない家だらけ。
大洗・那珂湊は廃墟×井戸の宝庫なのでは・・・?と期待がさらに膨らみます。

 

途中で寄り道をしながらも無事海門橋を渡り切ると、少し晴れてきました!!
ヒヤパさんと地図子が立ち寄ったのは大洗でも有名な観光スポット、アクアワールド。
もちろん中に入・・・らずw、地図子がお仕事でいただいたクリスマスクッキーをもしゃもしゃしながら大洗駅方面のバスを待つのみです。

 

 

国道51号を爆走する

 

海門橋を渡ると一変、大洗駅に向かうバスに乗りやすくなります。
観光しなかったアクアワールドからバスに乗り、磯前神社を通り過ぎ、海鮮丼ではなくカレーを食べて、大洗駅に到着しました。

 

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大洗まで来てアクアワールドにも海鮮丼屋にも磯前神社にも一ミリも立ち寄ろうとしない人たち。

 

ここから大洗駅より南の有名な廃墟を巡りたいと思います。

1時間半しか時間がありませんが、頑張りましょう!

 

なぜ1時間半のタイムトライアルなのかというと、晴れたのを良いことにここからは大洗駅で自転車を借りるのですが、返却時間が16時まで!
ただいま14時半なので、借りた瞬間から爆走し始めます。

 

時間がない中、気になる廃墟を発見してしまいます。
でもここはヒヤパさんに面白い記事を書いてもらいたい!という想いから、ヒヤパさんがゆっくり写真を撮れるように、地図子は先に廃墟の全貌をSPのように確認します。
廃墟の中は相当なカオスです・・・

 

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ヒヤパさん、ここはずっと奥まで廃墟のようです!まぁ、井戸はありませんでした。井戸は・・・あっ???

 

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大洗井戸Profile No. 7:空き家路地の井戸


地図子はこの荒れ具合が面白いな〜と一度写真を撮り、奥まで行って、戻ってこの写真の場所でヒヤパさんに報告したのですが、まさかのまさか!井戸さまが潜んでいました。
廃墟に同化しすぎていて、全く気がつかないところでした。
これで廃墟×井戸が3つ揃い、大洗・那珂湊で廃墟×井戸ツアーを開催できるレベルになっています。

 

廃墟×井戸を収めた後は、ヒヤパさんお目当ての廃ガソリンスタンド廃釣具店へ!
茨城県の廃墟はやっぱり半端じゃない!!
今まで東京では空き家を廃墟だと思って探していましたが、茨城で廃墟を見ると本当に廃しているのだなと改めて廃墟の概念が塗り変わりました。

 

ヤバくないですか、これ本当にヤバくないですか??よく残ってますよね!

 

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しかしこの廃墟がバリバリ国道51号沿い。
車がビュンビュン通り抜ける中、ヒヤパさんと地図子も気持ちを強く持って、大洗駅方向に走ります。
そう、廃墟・井戸探しはいつだって命がけなのです。(いや、生きて)

 

頑張って走った甲斐もあり、珍しく16時まで少し余裕を持って戻ってこれました。
大洗駅近くの住宅街をふらふら〜と漕いでいると・・・

 

あっ!!!

 

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大洗井戸Profile No. 8:畑の中の井戸

 

こちらは廃墟ではなく、畑の中に同化していました。
大洗・那珂湊の廃墟×井戸の多さから推測なのですが、この辺りはかなり井戸ポンプが普及していたと思います。
そして今でも庭を手入れするために水を使っているお家には、しっかり電動ポンプが置いてありました。
そして誰も住まなくなって水が使われることもなくなった廃墟にだけ、過去の遺産として井戸ポンプが残っているようです。
その結果、今回見つけた井戸ポンプはどれも水が出ませんでした。

 

16時に大洗駅にて無事自転車を返却!
茨城県だと普段はレンタカーを借りてしまうので気づきませんでしたが、大洗駅ガルパンキャラばかりでした。
駅の待合室や電車の外装はもちろん、何番線かを知らせる看板にまでキャラクターがぶら下がっています。

 

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大洗はガルパン・・・ではなく、廃墟×井戸の町でしたね!

はい、この天国のような魅力をもっともっと知ってもらいたいですね!

 

 

 

今回の廃墟ガール&地図子さんぽ@大洗・那珂湊はここまでになります!
アニメファンだけでなく、実は廃墟好き・井戸好きも涎が出るような町でした。
廃墟や井戸という観点から見ると、観光地としてはあまり知られていなくても面白そうな町が日本にはたくさんありそうです。
コロナが明けたらまたヒヤパさんと東京を脱出して、その地の魅力を掘り起こしてみたいと思います♪

 

おまけはヒヤパさんオススメの水戸のバーです♡
お散歩当時は12月だったため、2人ともカウンターの方を向いてお食事しました。
住んだことがある方とその町を回れるのは楽しいですね。
ちゃんとしたフルーツがお酒に使われていると、とてもとても美味しかったです。

 

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皆さんも大洗・那珂湊で廃墟×井戸を探してみては?♡♡

 

 

 

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*過去の廃墟ガール&地図子さんぽはこちらから*

 

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*番外編*

 

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