10月の爽やかなお天気をお楽しみでしょうか、地図子です!
9月は雨が多かったので、晴れて涼しい日があると外に出たくなりますね。
そんなときは是非今日の予定の中にお散歩も組み込んでみては??
さて、前回のブラ地図子@那覇では、ブラタモリの内容に沿って、
那覇の街の歴史を解き明かしていましたが、
ブラタモリを観直していて思ったわけです。
ニュー那覇の戦後復興の鍵となっているこのガーブ川、
水源から河口まで見てみたいよね???
早速ガーブ川について情報を集めてみると、嬉しいことに、
水源が那覇市長田1丁目付近ということで全長5km弱でした。
これは行くしかない!祝・念願の関東圏外での川散歩です!
ということで、練りに練ったガーブ川を行くの計画がこちらです。
A 上間調節池
B 大城珠算学校付近の開渠
C 那覇市立神原小学校横
D むつみ橋交差点
E ゆいレール美栄橋
F 若狭公園付近の合流地点
それではワクワクしながられっつごー!
暗渠と開渠を繰り返す
そもそもガーブ川とは沖縄特有の馴染みのない名前だなと思っていたのですが、
漢字だと「我部川」とも書き、沖縄の言葉で湿地という意味があるそうです。
この湿地はどこにあるのか、水源は正確にはどこから湧き出ているのか、
見てみると、地図で確認できる流れの始まりは大城珠算学校付近でした。
でもこの流れはどこから集まるのか・・・ともう少し眺めていると、
近くに上間調節池がある模様!ここからガーブ川を行くを開始してみます。
・・・がこれが思ったより地獄でした!なぜなら・・・
あれ?上間調節池って思ったより全然高いところにある??
余裕で那覇の街を見下ろせています。那覇ってこんなに高低差があったんですね。
東京の川を歩きすぎて、
「調節池」=「氾濫時に川の水を蓄える」=「川沿いの低地にある」
と思っていましたが、上間調節池は高台の上から浄水を届けているようです。
登っても登っても坂だし暑いし、最初からヘロヘロ。ギブアップしそうです。
でもガーブ川はこの高台に降った水が染み出しているのかもしれません。
気を取り直して、大城珠算学校付近の開渠部分まで向かいます。
一度登り切ると、後はすべて下り坂!
ようやくファミリーマート真和志小学校前の向かいから流れが見え始めました。
心なしか少し臭います・・・
途中で水の流れは見えなくなるのですが、東京とは違って、
道が綺麗に川の上を通る暗渠になります。
川の形がそのまま残っていて美しいです。
迂回せずに歩けて地図子もとてもハッピーです♪
また一度開渠になるも、那覇特別支援学校の横を綺麗な暗渠として流れ、
ガーブ川の水は与儀公園を通過します。
与儀公園を出ると、那覇市立神原小・中学校にぶつかり、その下を流れるため、
小中学校を卒業してしまった悲しい大人たちは迂回します。
戦後復興の鍵、水上店舗と商店街
那覇市立神原小・中学校付近の迂回から戻ってくると、
一瞬水が見える地点がタモリさんがガーブ川を確認した地点になります。
そこから川は一瞬で暗渠化し、そこから見上げると・・・
大平通り商店街があります。
一般的には川は暗渠となり、道路の下をくぐるのが普通です。
・・・が、ここがニュー那覇の面白いところ!
実はガーブ川が通っているのは大平通り商店街の看板の下ではなく、
その右の店舗があるところ、つまりガーブ川の上には水上店舗が残っているのです。
したがって、川の上ではなく、川沿いを走る道は
大平通り商店街、新天地市場本通りと次から次へと商店街へ変化します。
浮島通りを越えて市場中央通りに変わったところでは、
ブラタモリで放送された平和通り商店街とKの字で川沿いの街並みを形成します。
市場中央通りと平和通り商店街の間はもっこりとした段差があります。
ここがちょうどガーブ川の上にあたり、橋の名残が隠されているのです。
なかなか川の上に建物があるのを見る機会はないので、不思議な気分です。
店舗の横には川沿いをイメージした?パラソルがあったり、
タモリさんがお話を伺っていた古くからの傘屋さんも見ることができました。
少し戦後の香りが残ります。
アーケードを抜けて、むつみ橋交差点でやっと空が!
実はここで那覇の観光といえば有名な、国際通りに出てきました。
1回目に那覇に来たときは普通にお土産を買い漁っていた国際通りですが、
ブラタモリの後は海上店舗への入り口にしか見えなくなってしまいました。
今度は店舗の下ではなく、沖映大通りの下を川が流れていくので追ってみます。
埋立地から河口へ
ここで久茂地川と交差し、またガーブ川も開渠になります。
2018/10/28 追記
なんと、実はガーブ川はここまで!
ガーブ川はここで久茂地川と合流して、そのまま西に流れていくようです。
ここから追っているのは潮渡川なのですが、引き続きお楽しみください。
ここからの区間は、京急蒲田駅から東京湾にかけての呑川のように
ほとんど人工的で真っ直ぐな河道が続きます。
最後に素敵な赤い橋の近くでくねんと曲がります。
そして最後は若狭公園の隣で、綺麗な沖縄の海に還っていきました。
こんな海に流れ込むなら、地図子もガーブ川になりたいです。
地図子、ガーブ川を行くはここまでで一旦終了です。
ブラブラサイクリングマップ@那覇
今回の旅が「ガーブ川を歩く」ではなく、「ガーブ川を行く」なのは
歩けたら良かったのですが、スタート地点とゴール地点の前後の移動を考えて、
実はレンタサイクルを試してみたからです。
上間調節池付近の坂を自転車で上がるのは体育会系すぎました・・・
地図子のようにガーブ川を行くもブラタモリ巡りも欲張りたい人のために、
スタート地点にレンタサイクル屋さん付きの
すべてを掛け合わせたブラブラサイクリングマップ@那覇を作りました!
お付き合いいただいた相方さん、ありがとうございました。
街歩き大好きな皆さん、是非訪れてみてください♪
A 琉Qレンタサイクル
B 大城珠算学校付近の開渠
C 壺屋やちむん通り
D むつみ橋交差点
E ゆいレール美栄橋
F 若狭公園付近の合流地点
G 波上宮
今回は初めての関東圏外の川歩きをまさかの沖縄で果たせて大満足です。
川と街が密接に関わっていることを確認できて、充実していました。
今後も関東県外で、何十kmもある自然の川をひたすら歩いてみたいです・・・
そんな仕事ないかな!
皆さんも沖縄の海だけでなく、那覇の街で川歩きを楽しんでみては?♡♡