皆さんこんばんは、地図子です。
エジプト水紀行 -前編 ナイル川と水の歴史- に引き続き、エジプト水紀行後編です。
エジプトの水といえばナイル川。
ナイル川についてはほとんど前編で書き尽くしているのですが、気になったのが:
ナイル川の水ってどこから来てんねん?
ってことですね。
地中海性気候があるモロッコとは違って、エジプトはほぼ全土が砂漠気候です。
「つれづれの記」ブログより拝借させていただきました
ナイル川の上流がエチオピアやウガンダなど、
別の気候帯を通るという理由もあるかと思うのですが、
「水があるところには高低差あり」ということで、
今回はエジプト国内で見つけた高低差をまとめてみました!
エジプトはナイル川を中心に成り立っているので、
一見すると高低差が探しづらいのですが、
やはりどこの国でもお金持ちは高台に建造物を建てるんだな〜ということで、
面白い場所に高低差を見つけることができました。
それではれっつごー!
ピラミッドはどこにある?
今から約4500年前の古代時代に建設されたピラミッド。
当時の風景は今とは全然違っただろうと思うのですが、
あなたが当時の王様だったら、一体どこにピラミッドを建てたいですか?
大金持ちでどこに何を建てても良ければ、
万国共通で人類が狙うのは、太陽に近い高台の上ですよね。
日本でも国分寺崖線の上には古代から古墳が建っていましたし。
ギザのピラミッドはナイル川に削られた低地より、
少し高台になっている土地のヘリに建てられています。(地形図の緑の部分)
ピラミッドに到着すると、やけに空が広いなと感じるのはそのせいです。
宗教や文化は違えど、どの国のお金持ちも太陽の近くに住みたがるのだと思うと、
人はどこの国出身でも基本はあまり変わらないなと親近感が湧きます。
カイロ随一の展望
古代の王様はピラミッドを高台に建てましたが、中世のオスマン朝も負けていません。
ピラミッドも良かったですが、地図子がカイロでお気に入りの展望は、
ナイル川の東側のイスラーム地区にある、ガーマ・ムハンマド・アリからです。
ここはモロッコのフェズのように、ムカッタムの丘に城砦が建てられていて、
今回のモスク以外にも軍事博物館などが置かれています。
フェズの城砦といい、カイロのムカッタムの丘といい、
街を征服した気分で、中世の城砦ファンに足を一歩踏み入れている地図子です。
こんな神殿をください
最後はカイロからナイル川を遡ったルクソールからです。
ここにはツタンカーメンの墓が発掘された王家の谷がありますが、
今回紹介するのはエジプト初の女王を称えた、ハトシェプスト女王葬祭殿です。
相変わらずエジプト人のガイドさんが案内したがるのはこの神殿そのものなのですが、
変わり者地図子が見たいのは、そこを振り向いた世界なのです。
さあ、振り向きます・・・?
すげえええ。
白い砂、そして奥にはオアシスの緑の川まで眺めることができます。
死んでからしかこの景色を楽しめないのが残念。(水とかどうするんだろう)
地図子にも素晴らしい高低差付きの神殿、誰かお恵みください。
今回のエジプト水紀行後編はここまでになります。
砂漠の中を大量に流れるナイル川の存在は不思議ですが、
ナイル川が大きなU字の谷の底になっているのかと思うと、
微々たる雨も高台からナイル川に向かって流れるのだなという妄想ができました。
U字の谷のヘリからの景色はカイロもルクソールも美しかったです。
皆さんもエジプトのU字の谷の景色を楽しんでみては?♡♡
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今回のエジプト5泊7日で使ったスーツケースをご紹介!
フタ式なので、荷物がパンパンでも全体重をかけて閉める必要がありませんでした。
S、M、L、LLがあるようで、とても便利です♪