皆さんこんばんは、地図子です!
本日は久しぶりにブラ地図子で遠征してきました。
その場所というと・・・奈良県です!
地図子は中3のときの研修旅行が奈良県だったので、実に15年ぶりになります。
当時の記憶といえば、電車とサイクリングの記憶しかありません。
地図子の片鱗を見せているような見せていないような・・・
奈良県の中でもまずは法隆寺を回ろうと思います。
聖徳太子ゆかりのお寺で、西院伽藍が世界で現存する最古の木造建築だそうです。
中3のときも行ったと思うのですが記憶にはないので、フレッシュな気持ちです。
それではれっつごー!
近鉄奈良駅近くでレンタカーを借りて走ること15kmほど、法隆寺に到着しました。
チケットを購入して中門から入ると、金堂と五重塔が迎えてくれます。
ここが西院伽藍(さいいんがらん)のエリアになります。
あいにくの天気ですが、その方がブラタモリらしさがあるというものです。
法隆寺は7世紀に建てられたため、存続させるために様々な工夫が残されています。
1つ目は金堂の軒を支える支柱です。
当時からの構造だと雲肘木があまり長くなく、緊張感のある構造になっていました。
そこを補うために支柱が追加され、江戸時代には龍の装飾も追加されたそうです。
回廊の梁にもよく見ると工夫の痕跡が残っていました。
当時の梁はしなやかな形をしていますが・・・
江戸時代に補修された梁は直線になっています。
場所によっては少し傾いているものも。
ミスをした・・・というわけではなく、時代ごとの美意識の違いによるそうです。
飛鳥時代の方がシンプルイズベストという感じがあります。
最後に回廊の柱にも法隆寺が現代まで受け継がれてきた痕跡がありました。
柱をよく見ると、赤ちゃんのつみきのように色々な形が埋まっています。
これは柱の腐った部分を埋め木で補修した結果です。
タモリさんが触ると違うと言っていたので触ってみましたが、この日は雨でどちらも湿っていました・・・
法隆寺の方にお話を伺うと、飛鳥時代の柱は1本の木を4つに割ったものだそうです。
1本の木を丸々使うと、経年劣化で中心が割れてしまうとのことでした。
後々追加した柱は1本の木を使っているため、事前に中心を割っておいて後で埋め木できるようにしているとのことです。
建築というのは、何百年も後のことを考えながら造るものだと思い知りました。
こんな形で法隆寺が1400年も残されている工夫を見てきました。
1400年と考えると果てしない歴史が積み重なっている、パワー溢れる場所でした。
中3のときもこの知識を知っていたら、もう少し記憶に残っていたでしょうか・・・?
というわけで本日のおまけは中3のときから記憶に残っている・・・電車です。
奈良研修で一番覚えているのが、平城京跡を突っ切る近鉄線の姿でした。
平城京跡はどんなに素晴らしいのだろうと当時ドキドキしながら訪れると・・・
西部劇に出てくるような荒野だったことを鮮明に覚えています。
そしてそんな歴史的な土地の中を現代的な電車が突っ切ることに衝撃を覚えました。
今回15年ぶりに訪れると・・・
相変わらず平城京跡を近鉄線が突っ切っていました。
ただ驚いたことに、近鉄線を眺めた建物にまったく見覚えがありません。
聞くとそれもそのはず、平城京跡は最近観光のために再建ラッシュのようです。
第一次太極殿が2010年、南門は2022年前の数週間前に完成した新築でした。
さらには次の15年で回廊まで造る予定らしく、荒野だった平城京跡はどこへやら。
広大な平城京跡を見れるのはラストチャンスかもしれないので、皆さんも是非!
南門が完成したことを記念して、スタンプラリーをやっていました。
5ヶ所のスタンプを集めると、綺麗に建物が浮かび上がるタイプのスタンプです。
スタンプラリー偏愛者としては今書きながらもやりたいくらいです・・・
(時間が足りず、他の4ヶ所は断念しました)
奈良県に近い方がいらしたら、どなたか地図子の仇を取ってきてください。
来週も中3の地図子の記憶を振り返る奈良のプチ冒険は続きます。
次回もお楽しみに!
皆さんも法隆寺で1400年の歴史の痕跡を見つけてみては?♡♡
ーーーーー
井戸ポンプZINEやその他グッズはBASEにて販売中です!
特に缶バッジは春のお散歩で役に立つこと間違いなしなので、覗いてみてください♡