ふと思い立って、プチ冒険

私は鉄子ではなく、地図子です

ブラ地図子 -平泉編-

お散歩に良い季節ですね、地図子です。
そんな季節なのに地図子は今週どっぷりキングダムにはまっておりました・・・
いや〜主人公の熱い想いも胸を打つし、ベテラン将軍たちの粋な佇まいにも感動です。
現在映画も公開中ですので、まだ漫画を読んだことがない方は映画から是非!

 

 

そんなキングダムでの領土を巡っての戦いを彷彿させるような、
「夏草や 兵どもが 夢の跡」という松尾芭蕉の句が残る場所、
岩手県平泉をブラブラしてきました!

 

平泉は中尊寺毛越寺観自在王院跡・無量光院跡金鶏山を構成5資産として、
2011年に世界遺産に登録されました。
そしてタモリさん的にいうと「ワールド・ヘリテージ」なわけです。
(この親父ギャグに皆さんついてこれていますでしょうか?)

 

平泉がどのような「ヘリ」なのか、その光景を見るためにれっつごー!

 

 

 

 

 

 

トップ・オブ・ザ・ヘリ、中尊寺

 

まず平泉に来たら、ということで中尊寺へ。
ゴールデンウィーク中だったので混んでいましたが、
無事中尊寺第二駐車場に停めることができました。

 

駐車場から中尊寺の境内に入ると、目にするのはこの勾配。
駐車場が標高30mなのに対し、本堂は約85m、金色堂に至っては約90mあります。
階段があるお寺はよくありますが、こんなに急な坂はなかなか珍しいです。

 

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坂を登りきるとこの絶景!
キングダムでもこんな高台から見下ろして、
下の平原をどう攻めるかの戦略を練るシーンがありましたよ!!


場所は日本ですが、中尊寺が高台の「ヘリ」にあることをよく実感できます。
中尊寺を建てた奥州藤原氏初代清衡公も、
この「ヘリ」から合戦で亡くなった兵士たちを偲んだのでしょう。


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まずは本堂でお参りです。
こちらも大勢の人で賑わっていました。


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それから金色堂へ!
実はこの日が令和元年初日だったので、記念すべき令和チケットをゲットです。
そしてこの日だからか、御朱印へはどこも長蛇の列でした。

 

金色堂の中自体は写真は撮れないのですが、本当にすべてが金!
タモリさんがチェックしていた象牙の縁も見たかったのですが、
そこまで確認するには少し展示が離れすぎていました。
それでも金や象牙と、平泉シルクロード終点説が現実味を持つ場所なので、
一見の価値ありです。


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北上川の水運を活かした、柳之御所遺跡(便所遺構)

 

中尊寺の後は、タモリさんが喜んでいた便所遺構に行こう!(親父ギャグ)
とのことで、Google Map大先生のご意向(またギャグ)に沿って歩きます。

 

・・・

 

このルート、本当に合っているのかしら?

 

 

なんとなく南西の道が正しい気がするのですが、Google大先生を信じます。


北東の平泉バイパスを歩くと、車がビュンビュン隣を走って行きます。
奥には北上川がちらり。
この北上川の水運が平泉というヘリが繁栄するのに活かされました。

 

Google Map上では便所遺構まで後100m・・・50m・・・


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悪い予感がした通り、
泉バイパスから便所遺構へは断崖絶壁でした。
もはやキングダムで城を破ろうと壁を登る兵士のように、
腕の力を振り絞ってよじ登った先が・・・

 

便所遺構です。
実際にここで用を足していたわけではなく、汚物を廃棄していた穴だそうです。
でも何より言いたいのは、
Google大先生を信じないで南西の道を使って向かいましょう、ということですね。


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ヘリから溢れ出る水、無量光院跡毛越寺

 

便所遺構の後は素直に南西の道をつたって無量光院跡に到着しました。
ここにも駐車場があったので、わざわざ歩かなくても良かった疑惑
無量光院は奥州藤原氏三代秀衡が建てた浄土庭園ですが、
建物は焼失してしまい、今は大きな池が残っています。


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最後は奥州藤原氏二代基衡の時代から建てられた毛越寺です。
こちらに冒頭の「夏草や 兵どもが 夢の跡」の立派な句碑と本堂があり・・・


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やはり浄土庭園らしい広い池が残っています。
平泉は断層のズレが生じたせいで、普段は地表に出てこない透水層が一部現れ、
そこに流れた雨水が低地に流れるので、
無量光院や毛越寺のような池も造ることができるのです。
(こちらのブログの図を参考にさせていただきました)


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毛越寺の中には実際に「遣水」という、山水を池に取り入れるための水路があります。
庭園の奥からぐねぐねと流れてきて・・・


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大きな池に合流するのを見るのは、
平泉の壮大な自然をジオラマで見せてもらっているような気分になりますね。
この水の溜まりやすさは平泉の名前の由来にもなっています。


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キングダム・親父ギャグテイストでお届けした、
ブラ地図子@平泉はここまでになります。


平泉がワールド・「ヘリ」テージとして、どのように繁栄してきたのか、
軍事戦略・水運・断層の3点から見ることができました。
実は北上川の東西で地質が違うらしく、以前砂金が埋まっていたとされる、
東側の猊鼻渓には寄ることができなかったので、
次に平泉に立ち寄るときは一攫千金を狙いたいと思います。

 

皆さんも平泉の「ヘリ」を色々な角度から楽しんでみては?♡♡

 

 

 

今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」