最近の偏愛。
川
地図子が最も愛している場所。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。」
と方丈記ではよく言ったもので、水が一瞬たりとも同じ形を留めず、
永遠と流れ続けているのを一生見ていられるし、一生追えるのです。
灯台
灯台から見える世界 や 気軽に登れる首都圏の灯台 ですっかりハマってしまった。
人が来づらい崖っぷちにあり、白いタワーを登ると水平線まで見渡せる、
そして夜は人知れず暗闇の中明かりを照らしていると妄想すると浪漫を感じます。
そして最近の一番の偏愛は・・・
井戸
振り返れば、カメラロールの中にいつも井戸はありました。
川や暗渠を散歩していると遭遇することが多く、物珍しさに気付いてはいたのです。
でも友達から片想いの相手になるみたいに、井戸を意識し始めてしまったのは、
やはり廃墟ガール&地図子がお散歩すると・・・? ー5 夏休みの自由研究編ー
での井戸の水質調査がきっかけ!
井戸がもつ、2つの面白さの虜になってしまったのです。
①どこで出会えるか分からない
皆さんの最寄りの井戸はどこでしょう?
川や暗渠は必ず低地を流れていて、場所を特定しやすいですが、
井戸は川の近くだからあるとは限りません。
花園神社の井戸は、テレビ番組とコラボして最近掘り返されたのですが、
番組の中では井戸の水は地下水を汲み上げているとのことでした。
地下水が掘り出せる深さで流れていれば、どこにでも井戸はありうるのです。
ジメジメした川沿いに井戸があることもあれば、
月島のように一見島だけど地下では陸と繋がっていて水が出る場合もあります。
あなたの最寄りの井戸も実は意外なところにあるかもしれない。
果たしてそこに井戸はあるか?という探検心をくすぐられると夜も眠れません。
※各自治体で災害用指定井戸を管理している場合があるので、そうすると看板がぶらさがっています!
②水が出るか分からない
実際に「井戸を見つけた!」として、ここからが面白ポイント。
子ども心を思い出して、実際にポンプを上下させてみるのです。
そして気付く、どの井戸でも必ず水が出るわけではない、と。
水が出る井戸はこの水は流れてどこへ行くのか、誰か定期的に水を使っているのか、
水が出ない井戸はいつまで出ていたのか、少し修理すれば出るようになるものなのか、
その井戸がまとう見えない歴史に想いを寄せずにはいられません。
地図子にとって川と暗渠が別物であるように、
水が出る井戸と水が出ない井戸もまったく別物であるように感じます。
井戸を見つけたときに感動、そして本当に水が出たときにもう一度感動が訪れます。
そんなこんなで最近は地図子の脳味噌の半分くらいを占めている井戸ですが、
「どこにあるのか」「水は出るのか」の謎を解明するのが楽しすぎて、
今回初めて井戸専門のTikTokアカウントを作ってしまいました!
散歩している様子をブログではなくYouTubeにした方が分かりやすいのでは、
という意見が今までもあったのですが、動画作成を面倒くさがっていました。
でもYouTubeに比べたら、TikTokの動画編集がとても簡単!
井戸を見つけ次第、TikTok内で色々な方法で紹介していくので、
是非人生に疲れたら水の音を聴きに来てください。
皆さんも最寄りの井戸がどこか探検してみては?♡♡
今週のお題「運動不足」