ふと思い立って、プチ冒険

私は鉄子ではなく、地図子です

モロッコ水紀行 -前編 地中海性気候-

1週間経ちましたが、ゴールデンウィークいかがお過ごしでしたか、地図子です!

地図子は移動に往復2日間、旅行に7日間かけ、

初⭐︎アフリカ大陸!と今女子に人気のロッに行ってまいりました。

 

 

 

 

 

まず、モロッコってどこだったっけ?

という方にはこんなところです。

アフリカの北西にあり、スペインの真南になります。

 

 

海外のことについてはこのブログに書くつもりはなかったのですが、

そもそもベリーダンス見たい!とかアフリカ上陸したって言いたい!っていうテンションだったし

行ってみたら「ロッコ面白すぎじゃない!?!?」となってしまったのです!

 

 

 

その理由が:

 

f:id:chizuchizuko:20180511183934j:image

 

 

 

あれ???

ロッコってアフリカだと思ってたけど、めちゃめちゃ緑あるね!?

というところです。

しかも今の時期はかなり涼しいです。

それもそのはず、モロッコケッペンの気候区分的に見ると:

 

 

 

f:id:chizuchizuko:20180512113322p:plain

 出典:File:Morocco Köppen.svg - Wikimedia Commons

 

 

 

主に北側は地中海性気候、南側だけが砂漠気候なんですね。 

まず地中海性気候はアフリカでもが多く、イコールがある

そして砂漠気候のところも地図を見ると、意外とが流れている

 

普段は急な山と、そこに降る雪や雨を海に流す川がある島国に生きていますが、

こんなに面積も広くて、水がない場所もある中で、

どういう風に特定の地域には街ができたんだろう???

と考えたら、夜も眠れません。

※実際には毎日爆睡していました

※そしてやっぱり通常のモロッコ女子旅とはやはり何か違う気がする

 

 

 

今回の旅は旅工房さんにお願いしていて、

何でも説明してくれるベルベル人のガイドさんがいらっしゃったので、

地図子が大量に質問した内容を水紀行として記していきたいと思います!

前編・後編ともにモロッコ水紀行の旅をお楽しみください〜♪

 

 

 

 

 

 

 

シェフシャウエン

 

 

ロッコ女子旅行でまず名前が挙がるのが、このシェフシャウエンという街。

なぜなら・・・

 

f:id:chizuchizuko:20180505183035j:image

 

グランブルーファンタジーのCMにも出てきた、この青いインスタ映えな街

・・・が、実際は山の斜面に街があるので、

アジアでいうと尾道九份のようです。すごい坂と階段。

 

周りは先ほどのように緑が多く、そこそこ水も取れそうなのですが、

なぜわざわざ山の斜面に街を造ったのでしょうか・・・?

その理由を探るべく、旧市街の東端にある観光地、ラス・エル・マへ。

 

f:id:chizuchizuko:20180505183042j:imagef:id:chizuchizuko:20180505183051j:image

 

おおお、山の上からすごい勢いで水が流れています!

シェフシャウエンにはティスーカ山(2050m)とメッグ山(1616m)があり、

そこに降る雨が「too much」なくらい流れてくるので街がここにできたと、

ガイドさんはおっしゃっていました。

 

ラス・エル・マからスパニッシュ・モスクへ向かいます。

途中には井戸があり、その辺りの地面からも水が滲み出ていました。湧き水!

 

f:id:chizuchizuko:20180505183135j:image

 

やっとスパニッシュ・モスクに到着しました!

シェフシャウエンの街を見下ろすと、見事に山にびっしり張り付いています。

ガイドさんによると、シェフシャウエンの街が青い理由は、

以前ユダヤ人が定住していたときに塗ったからとのことです。

イスラエルの国旗も青と白!)

個人的にはここからの景色が、のどかで一番お気に入りです。

 

f:id:chizuchizuko:20180505183145j:image

 

 

 

 

 

 

 

ヴォルビリス遺跡

 

 

シャウエンからのドライブの途中で立ち寄ったヴォルビリス遺跡は、

古代ローマ都市の遺構が残るユネスコ世界遺産です。

凱旋門もいいけど、ここでもやはり見てしまうのは・・・水の跡です。

遺跡の隣には枯れ川、そして中心には下のような水路がありました。

 

f:id:chizuchizuko:20180505183206j:imagef:id:chizuchizuko:20180505183224j:image

 

ヴォルビリス遺跡は周辺が草原のど真ん中の高台にあるので、

どのように水道を管理していたのだろうと思いましたが、

これもローマ帝国の技術によるそうです。

 

そしてローマ帝国が去った後は水道が適切に維持されなくなり、

人々は水を求めて低地に移住したとの話です。

今はこの遺跡の他は、地平線まで緑が連なり、ザ・農業大国となっています。

 

 

 

 

 

 

 

フェズ

 

 

地中海性気候ラストはフェズという街です。

フェズはモロッコ最初のイスラム王朝の都で、街全体が世界遺産です。

その中は9世紀にできたフェズ・エル・バリの街並みと、

13世紀にできたフェズ・エル・ジェディド、

そしてフランス植民地時代にできた新市街の3つに分かれています。

 

フェズ・エル・バリを歩くと、こちらはフェズ川に向かって下り坂。

そして小道が多く、本当にRPGの迷宮です。

フェズだけは夜になるとモロッコ人でも危ないとのことなので、昼に歩きます。 

 

f:id:chizuchizuko:20180505183307j:image

 

フェズ川に辿り着きました。

フェズ・エル・バリはこのフェズ川を中心として、完全なスリバチ地形です。

 

f:id:chizuchizuko:20180505183333j:image

 

そしてこのルシーフ広場から南はフェズ川が暗渠となっていて、

フェズの人々は地下を流れるフェズ川の水を汲み上げて利用しているそうです。

 

f:id:chizuchizuko:20180512142527j:image

 

フェズの街中だと客引きを追い払うのが大変でなかなかゆっくり歩けないので、

最後にフェズの南北に1つずつある城砦から全体を眺めてみました。

 

f:id:chizuchizuko:20180505183352j:image

 

遠くに見える高台が反対側の城砦になります。 

街がフェズ川を中心にスリバチ地形になっていて、

南北両方の丘の上に城砦があるので、

地形を利用した戦略的な街になっていますね!

 

フェズでブラタモリも是非やってもらいたい・・・!

けど、客引きとかが少し心配なので、逃走中でも面白いかもです。笑

 

 

 

 

 

 

 

ロッコ紀行@地中海性気候(ラップみたい笑)

はここまでになります!

アフリカであっても、地中海性気候の地域は緑に溢れているので、

その中でも大きい街ができるのは、

山からの水が豊富に取れる川沿いの急峻な場所だということが分かりました。

この後は砂漠気候の地域に移動しますが、果たして水はあるのか・・・?

 

皆さんも海外でも、水と街の背景を読み解いてみてはどうですか?♡♡

 

 

 

お題「マイブーム」

お題「これって私だけ?」