ふと思い立って、プチ冒険

私は鉄子ではなく、地図子です

山手線二十九景 -22 田端-

今回行くのを一番楽しみにしていた、田端。

山手線で一番無名というレッテルを貼られ、専用のスタンプまであるらしい。

 

確かに今まで一度も降りたことはなかったので、

絶対に地図子的感覚から魅力を引き出してやろうと、

西日暮里から胸がわくわくする。

 

 

 

線路沿いを行くのだが、しばらく経っても駅が見当たらない。

通り過ぎてしまったのかと不安に思っていたら、

前を歩いていた人がひょいと脇道に逸れた。

 

 

 

 

 

 

 

もしかして・・・

 

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これが日本一有名な山手線の駅らしい。

正直廃駅かと思った。

南口を指す看板もなく、よく見ていないと通り過ぎてしまう。

田端駅の魅力を引き出す・・・かなりの困難を極めてきた。

 

 

 

と考えていると、近くで小さい男の子がお父さんに向かって、

「すご~い!」

と言っている。

慌ててそちらの方向に目をやる。

 

 

 

 

 

 

 

田端の一番の魅力、それは新幹線だ。

 

 

 

上越新幹線。白に赤と青が映えて美しい↓

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北陸新幹線。金沢まで行って茶屋街を歩きたい↓

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北陸新幹線がちゅーしている。かわいい↓

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先日のブラ地図子@函館でお世話になった、北海道新幹線

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これは素晴らしい魅力ではないか!

息子がいたら絶対に田端に住んで、一緒に新幹線を眺めたい。

自分だけの宝物を見つけたようでうきうきしながら、

後ろ髪を引かれつつ、廃れた南口を後にする・・・

 

 

 

 

 

 

 

あれ?

 

ふと平地の方を見下ろしたら、北口が意外と栄えていた。

自分だけが愛していると思っていたアイドルが、意外と人気者だったように、

嬉しいような、がっかりしたような複雑な気持ちだ・・・

 

 

 

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それでもいい。

地図子にとっては、田端はこの旅最大のわくわくうきうきの宝庫だった。

 

 

 

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追伸:

田端駅の近くには、湘南新宿ラインがトンネルを通って、

京浜東北線の線路から山手線の線路に直角に入ってくる名所や、

山手線唯一の踏み切りもある。

やはりわくわくうきうきの宝庫だ。

 

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