今回行くのを一番楽しみにしていた、田端。
山手線で一番無名というレッテルを貼られ、専用のスタンプまであるらしい。
確かに今まで一度も降りたことはなかったので、
絶対に地図子的感覚から魅力を引き出してやろうと、
西日暮里から胸がわくわくする。
線路沿いを行くのだが、しばらく経っても駅が見当たらない。
通り過ぎてしまったのかと不安に思っていたら、
前を歩いていた人がひょいと脇道に逸れた。
もしかして・・・
これが日本一有名な山手線の駅らしい。
正直廃駅かと思った。
南口を指す看板もなく、よく見ていないと通り過ぎてしまう。
田端駅の魅力を引き出す・・・かなりの困難を極めてきた。
と考えていると、近くで小さい男の子がお父さんに向かって、
「すご~い!」
と言っている。
慌ててそちらの方向に目をやる。
田端の一番の魅力、それは新幹線だ。
上越新幹線。白に赤と青が映えて美しい↓
北陸新幹線。金沢まで行って茶屋街を歩きたい↓
北陸新幹線がちゅーしている。かわいい↓
先日のブラ地図子@函館でお世話になった、北海道新幹線↓
これは素晴らしい魅力ではないか!
息子がいたら絶対に田端に住んで、一緒に新幹線を眺めたい。
自分だけの宝物を見つけたようでうきうきしながら、
後ろ髪を引かれつつ、廃れた南口を後にする・・・
あれ?
ふと平地の方を見下ろしたら、北口が意外と栄えていた。
自分だけが愛していると思っていたアイドルが、意外と人気者だったように、
嬉しいような、がっかりしたような複雑な気持ちだ・・・
それでもいい。
地図子にとっては、田端はこの旅最大のわくわくうきうきの宝庫だった。
追伸:
田端駅の近くには、湘南新宿ラインがトンネルを通って、
京浜東北線の線路から山手線の線路に直角に入ってくる名所や、
山手線唯一の踏み切りもある。
やはりわくわくうきうきの宝庫だ。